:: 2日目 〜 平泉へ 〜 ::
出発からおよそ1時間半、11時すぎに、中尊寺駐車場に到着。 この頃から、混み混みの予感大、 お寺からずいぶん遠い駐車場に案内されました。(笑) でも、その途中の風景が、なんともすてきで。 暑いけど、のんびりながめながら歩けて、よかったです。 ------------------------------------------------------------------------------ ![]() ![]() 入口から、月見坂という長い急な坂を上っていく。
ここが、本堂と、その前栽あたり。 中尊寺は、総合病院ならぬ、総合寺院? 参道に沿って、あらゆる仏さまがいらっしゃるので、とても広い。 (ここだけで、道祖神、本堂、金色堂、と3つもご朱印をいただいた。) そしてそこらじゅう、人・人・人・・・ まあ、お盆・ど真ん中ですからね・・・ しかも、世界遺産登録後、初の。 昔訪れた、あの、だーれもいない、さーびしい中尊寺金色堂、どこへいった!(笑) ------------------------------------------------------------------------------
金色堂(見えているのは、現在の覆堂です)も、やんわりと入場制限中。 この中で、解説の放送を聞き、金色堂を拝観して、ご朱印ももらわなくてはならない! でもでもやっぱり、金色堂は、美しかった。 子どもたちも、まだまだ奥州藤原氏の歴史までは、知識が届かないでしょうが、 教科書や資料で、今ではメディアで、一度は目にする金色堂。 あの中に、藤原氏三代が眠っているのね…と、 それは理解して見たようで、よかったです。 ------------------------------------------------------------------------------
金(こがね)を金といわず、「光」と表現しているところが、好きです。 芭蕉翁が訪れ、偲んだ過去の栄華を、 数百年後に、同じ思いで同じものを見ることができる、 その不思議、と、幸せ。 ------------------------------------------------------------------------------ ![]() ![]() こちらが芭蕉が見たであろう、「四面新たに囲みて・・・」の旧・覆堂。 少し離れたところに、移築されています。(重要文化財) 建築様式から、室町時代のものと推定。 ![]() 今もお隣に立って、見ておられましたよ。 ------------------------------------------------------------------------------ そして、Chusonji Templeの拝観は終了です。 ![]() ・・・ 駐車場までののんびりロードが、美しかったこと! ・・・
![]() しゃがんで「オリザ」を見ていたら、この美しさに、胸がいっぱいになった。 この子たちがすくすくと育っているすがたと、それを助けているもの、すべての。 ただ、神さまに、感謝する。 ------------------------------------------------------------------------------ お次は、あの「高館」へ。 ![]() 「まづ高館に登れば、北上川、南部より流るる大河なり。」 ![]() ![]() 昔のアルバムのようには、いかなかった・・・。(笑) でも、一枚にはとても収まらない、雄大な風景です。 ここにいたっては、子どもたちには、何のことやら分からなかったことでしょう。 いつか・・・分かるといいね。
石碑に刻まれている本文です。 ------------------------------------------------------------------------------ 午後も遅く、さすがにおなかが空いてきて、 平泉駅前のおそばやさんに行ったのですが、なんとお盆休み中。 たまたま目に入った看板をみて、「カフェ琥珀」を目指す。 * 思いがけず、カフェごはんでしたが、とってもおいしかった。 ま、おそばは明日、イヤというほど(笑)食べる予定、だもんねっ。 * 食事を終えて、すぐ近くまで来ていた、毛越寺へ。 ここのお庭は、初めて。 この前、ベニシアさんが番組で訪れているのを見て、行ってみたいなあと思っていたのでした。 ![]() こちらは本堂。 この隣に、庭園がぐるっと広がっています。 傾いた午後の日差しに、木々の影が水面に映り、とても美しい。
日本最古の作庭秘伝書と言われる、平安時代の『作庭記』。 それに基づいて作られた、浄土庭園。 日本庭園史上にも貴重な遺構だそうで、 特別史跡と特別名勝、二重の指定を国から受けている文化財です。 * そんな文化価値に感心しつつ、、、 価値を知らなくとも、ただ木々や水、鳥や虫の声、があることに、心洗われます。 (もともと、そうして楽しむものがお庭なのでしょう。) ニュースで見たことのある、「曲水の宴」の行事は、ここなんだー。と感心したり。 子どもたちには、事前にベニシアさんの番組を見せておいたので(笑)、 おしゃべりしながら歩いて、退屈せずにくつろいでいたようでした。 ![]() 「出島石組と池中立石」 ここは、池の景観を引きしめている、 庭園中最も美しい、"荒磯風の出島"だそうです。 この中に、発掘調査中の方が数名、入っておられました。 暑いでしょうに…。頭が下がります。 震災後の修復のためのようですが、 ふだん見えない石組みの全体が見られますよ、という、前向きな看板がナイス。 ![]() 美しいお庭をゆっくり一周して、ご朱印をいただいたら、 今日の宿泊地・花巻温泉郷に向けて、そろそろ出発。 まだここから、50kmほど北ですからね。(笑) 明日は、花巻をまわります。 ------------------------------------------------------------------------------ (2012.8.14) |