Last



雨の音は気にならない
闇は容赦なく部屋へと流れ込む
雨の夜更け
ひとりぼっちが 悲しいのは
人恋しいから

夜に騙されたのは
私が黙っていたからで
あなたが去ったせいじゃない
優しい言葉も 今は
信じられない
これは私の思い込み

 立ち直れないといいながら
 いつか また
 歩きだす
 私もそんなふうに真似したら
 きっと何処かで転ぶ
 分かりきってる 独り芝居

雨の染めた風は
想い出と一緒に私の処へ訪れる
悲しい程 穏やかな旋律はいつかのシネマ
ラストはいつも 懐かし過ぎるMemory



1984


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