冷たく沈む夜景のように
冬の窓辺は寂しくて
今ふと見せた あなたの背中
知らない人のよう
いつもの店のいつものオーダー
わずかに視線そらして
曇りガラスを のぞけばそこは
冷たい夜の街
雨ににじんだテールランプの波
国道沿いに流れて
言葉にはしないでよ全て嘘になるから
信じていた何かが崩れてく
窓の外 鉢植えの小さなポインセチアに
12月の雨は降り続く
音も立てずに時間だけが
死んだ季節を押し流す
傘を手にして 扉を押せば
ひとりの夜の街
靴先濡らす雨のアスファルトは
イルミネーションに映えて
強がりを言うほどに弱い自分が見える
今は言葉だけを塞いで
目に染みるシグナルに重なるポインセチアの
鮮やかな色を見つめてる
言葉にはしないでよ全て嘘になるから
信じていた何かが崩れてく
窓の外鉢植えの小さなポインセチアに
12月の雨は降り続く
12月の雨は降り続く
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