『やはり野におけ れんげ草』は、1995年6月に、新風舎より出版した詩集です。
それまで詩を書いてきたことの、集大成のような気持ちで作りました。
今、読み返してみると、あの頃の一生懸命だった自分が、そのまま出ている気がします。
塾や専門学校で講師をしていた、暗中模索の日々。
教員を目指し、免許取得と採用試験に没頭した日々。
自分自身と向き合ったフラワーアレンジメント、そして泳ぐこと。
いとおしい、大切な時間。
そんな中から生まれた作品たちです。
「やはり野におけ れんげ草」 より
三月 機上の日本地図 「いつか」 春暁 春の縁側 朝顔の君 てんちゃん
水になる 向日葵 十年遅れの背泳ぎ とまと てんちゃんに 鮭の切り身 文化祭
銀木犀の降る朝に オホーツクのうた 帰途 歳の市 経る時
やはり野におけ れんげ草
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