アップルパイ! 10/30 ふとしたことから、紅玉をふたつ、いただきました。 そのまま食べても、甘酸っぱくておいしいのだけど… 紅玉といえば!やはり、りんごのお菓子にしてみたい。 時季も短いし、酸味がやはり、生きてきます。
そんなわけで、よいしょっと腰と気持ちをもちあげ、いくつかの本を見比べながら、 何年ぶりだか分からないアップルパイを作りました。
ああかなこうかなーと悩みつつ、経験値も引き出しつつ、 なんとか、作ったパイ生地を余らせずに、使いきることができました。 意外に迷ったのが、砂糖の分量。控えていいのか、どうなのか… 素材のりんごの味によるので、何度か焼かないと難しいかも。。 食べてみると、、、ちょっと甘すぎたかな?そして、レモン汁、入れすぎた。(笑) でもでも、甘酸っぱさが濃くて、おいしかったです。 次は、りんごを生地に焼きこむケーキを作りたいなあ。。 秋の味覚、満喫中。 ありえないモノ 10/29 少し前に、実家から送られてきた富有柿のひとつが、ずくしになっていました。(涙) (注・ずくしって…和歌山弁??つまり、ぐちゅぐちゅの、熟れ熟れ…) こうなると、もともと柿を食べないわたしはもとより、子どもたちもアウト。 捨てるしか、ないのか…。 ・・・・・。 ふと思いついて取り出した、和菓子の本。 実家にいた頃、「これは一生、作らへん!」と思っていたページを、開いてみた。。
じゅくじゅくになった柿をペーストにして、レモン汁と砂糖を加え、 水に溶かして加熱した寒天に混ぜ、固めるというもの。 じゅくじゅくの柿じたいがだめなわたしには、ありえない!お菓子でした。 ・・・しかし、今、これを捨てずに食べるためには。。 決心して、柿に包丁を入れる。 スプーンでかきだすだけでもう、ミキサーなんて必要ないくらいの完熟っぷり。 手順どおりに寒天を溶かし、柿を混ぜ、器に入れたら、できあがり。
20年前には「一生作らない!」と固く信じきっていたモノを、 作ることもありえるのだと、人生とは分からないものだと、 深い学びを得た、調理でありました。。 「柿ようかん」≒「柿寒天」と分かったことも。。 さて、帰ってきた子どもたち。喜んで食べてくれました。 めでたしめでたし。 気まぐれ・ベーキング 2 10/24 食パンの次の日は、スコーンを焼いたらしい。(笑)
これは1週間くらい前?のテレビで放送していたのを試したくて、作りました。 英国料理の研究家の方が、200年前のレシピをもとに、紹介していました。 その後、このテレビの話をした友達が、偶然、 この方から直接このスコーンを、PTAの講習会で習っていたらしい…。(びっくり) 実は、スコーンと一緒に飲みたい紅茶がなくなる寸前だったので、 スコーンをずっと焼きたくて、料理ノートの数ある?過去レシピで迷っていたところでした。 そんなタイミングで出合ったこのレシピ、とても簡単で、おいしかった! 紅茶も無事、これにて終了。(間に合った!) おいしいお茶に出会ったら、またつくろーっと。 気まぐれ・ベーキング 10/23 写真で記憶をさかのぼる、10月後半。 生クリーム食パンを焼きました。
誕生日だしと、久しぶりに小麦粉を買ってきたので(なんで!笑)、 古い粉を使いきるべく、食パンを焼きました。 型からはずれなかったのがトラウマになってしばらく焼いてませんでしたが、 今日は失敗から学んだとおり、ショートニングをしっかり塗って挑みました。 (スプレーオイルは便利だけれど、ゴミが増える!) そしてちゃんとはずれました!よかった〜。 パン焼きにのめりこんだ最初の時代に、何度も焼いたパン。 なかなか、上出来。 切り分けたのを、たまたま会えた友達にも食べてもらえて、よかった。 オキザリス一輪 10/20 植え替えたばかりのオキザリスの花が一輪、咲いているのに気付きました。
数年放りっぱなしにしていて、雑草の根が張ってしまい、 固くなっていた土をどうにかしたくて、プランターをひっくりかえしたばかり。 もう白い芽が地中で出はじめている微妙な時期に、 無理やり土をほぐして雑草を根ごと取り除き、球根を埋めなおしたのでした。 花は無理かなーとあきらめ半分だったので、驚くやら、嬉しいやら。 まだ葉も生えそろっていないのに、とつぜん一番花が咲いてくれた今日、わたしの誕生日。 それがとてもとても、うれしかった。 ただ静かに祝ってくれる、ちいさな花に慰められて。 すきとおった真っ白な五枚の花弁。りんと咲き誇っています。 生きる姿を示してくれているように。。 わたしも、そんなふうでありたい。 そう思わせてくれた、今年最初のオキザリスに、ありがとう。 「第二楽章」ツアーコンサート 10/18 恒例・さだまさしのコンサートに行ってきました。家族全員で。(笑) 今回は、一階席だけど、右のはしっこ! とはいえ、なかなか舞台が近く見えて、よかった。 同じくらいの高さの、中央のPA席のあたりに、 蟹江篤子アナウンサーがいるのをオットーが発見してました。。 今回のコンサートは、前評判どおり?演出が命!の構成でした。 今までにみたことのない、意外な演出のコンサート。 ある程度筋立てがきっちり決まっていて、それに本人がからんでくる。。というかたちで、 (それが意外って、ふだんどんなやねん。笑) トークの盛りあがりによる脱線も時間切れもなく、伝えたいテーマがはっきりしていました。 40年にわたる「第一楽章」のふりかえりと、これからの「第二楽章」について。 ニューアルバムからの曲はどれもよくて、また、 聴きなじんだ歌も、いつもとまったくアレンジが違っていて、とてもよかった。 子どもたちですら、 「長崎小夜曲のアレンジ、よかったなあ!精霊流しも、退屈せんと聴けたわ」と(爆笑) 喜んでいました。(どれだけ聴きこんでんの…) アンコールが、「ええ?!これで終わり?!」という驚きはあったけど、それもよかった〜。 家族全員でこの場にいられること、一緒に同じ歌が聴けること。 なにより、30年前と変わらず、まさしさんが歌いつづけてくれていること、がありがたくて、 昔のような、コンサートの感動だけでない感激で胸がいっぱいになりました。 会場に入る前に、コンパル(注・名古屋の喫茶店)のサンドイッチをテイクアウトして、 坊たちと3人で外の広場で食べたことや、仕事から来るオットーを待ったこと。 先にホールに入っていたらしいオットーとばったり出合って、全員そろって座席に座ったこと。 流れていってしまうささやかなできごとが、いつか懐かしい一場面になるんだなあと、 そんなことを思いながら…
憧れの樺細工 10/10 引出物のカタログギフトで、樺細工の茶筒を見つけ、嬉々として申し込んでいました。 そして、今日、届いたのです!
ベニシアさんが樺細工の工房を訪ねている回を見て、その作業に魅せられた。 ヤマザクラの樹皮を使った、あたたかみのある工芸品。 秋田・角館の伝統工芸で、武士たちの手内職として広まったのだそう。 一昨年、平泉(イワテケン)のおみやげものやさんで見かけて、「!」 手にとってみてやはり、木と、人の手のあたたかみを感じて、 いつか秋田を訪れることがあれば、欲しいなあ…と思っていたのでした。 これは、内側がブリキバージョンのもので、おそろいの茶さじつき。 茶さじにも桜の花もようがついていて、とてもかわいらしい。 さて、なんのお茶を入れようか…わくわくしています。 早朝 10/9 昨日より少し早い時間の電線。
トリの数が、明らかに多い! おしゃべりも、にぎやか! 楽曲の盛りあがる部分?のように、音符の連打が続くのでした。 そして当時の動画、見つけました!トリたちの音楽が聴けます。 http://tabi-labo.com/36227/birdmusic/
そして、夕べは3年ぶりの皆既月食でした。 欠けていく時、満ちていく時は、雲がかかって見られなかったのだけれど、 皆既状態の約1時間ほどのあいだは、ぼんやりと赤い月が見えました。 これはその後、満ちていっているところ。地球照が、はっきりと分かります。 こちら側の、地球の影が映っているんだなあ…と、感慨深くながめていました。 鏡リュウジさんによると、皆既月食は、満月の特別バージョンともいえるそうです。 たしかに、28日ぶんを1時間で欠け、また1時間で満ちるって、神秘的です。 浄化作用も、大きいらしい。
1時間後、、、まんまるい望月に戻ったお月さま。 およそ3時間の天体ショー、楽しませてくれて、ありがとう。 Birds on The Wires 10/8 今朝、電線にとまってぺちゃくちゃおしゃべりしているトリたちのようすを見ていたら、 突然、彼らが五線上の音符に見えてきた。
数年前にこの日記にも書いたことがあったと思うのだけど、 ブラジルの作曲家が、これをまさに楽譜に見立てて演奏した動画、 「Birds on The Wires」が話題になり、NHKの朝のニュースでも紹介された。 意外にこれが、不思議な旋律として成り立っていて、その後、音楽賞まで受賞したとか。 ふとそんなことも思い出し、思わずパチリ。 ぴちゅぴちゅおしゃべりしている声は、とても可愛いです。 蜜柑 10/7 「私の頭の中には云ひやうのない疲労と倦怠とが、 まるで雪曇りの空のやうなどんよりした影を落してゐた。」 台風一過の快晴のもと、ちょっとした用事ができて銀行へ。 雲ひとつない明るい青空と反対に、わたしの心はどんよりと曇っていた。 自分ではどうしようもない重い感情に苛まれ、 これ以上、なにをどう努力すればいいのかも分からず、 日々の小さなできごとにまで、いちいち心を揺すぶられ。 人に会わないよう、さっと用事を済ませ、ぼんやり自転車をこいで信号をわたった、その時。 「あっ!○○ちゃんの、お母さん?!」 派手な柄のパーカーを着て、友達と並んで自転車をこいでいた男の子が、 振り返って叫んだ。 大きい坊ちゃんの、中1からの同級生・「○○サン」! 気付いたわたしも「おおっ!」と叫び、手を振ると、にこにこして手を振りかえしてくれた。 そしてまた、しばらく進んでから振り返って、手を振ってくれた。 ほんの十秒ほどのできごとだったのに、一気に胸の中は曇りのち快晴となり、 あたたかい気持ちでいっぱいに満たされた。 瞬間、芥川の『蜜柑』を思い出した。 ○○サンの屈託のない明るさは、列車から降り注いだ蜜柑そのもの。 わたしは入学当時から、○○サンのそんなところが、大好きだった。 大きい坊ちゃんと特別親しいというわけではなく、でも仲はよくて、 ○○サン自身がずっと、友達みんなから愛される子だったのだ。 家庭科の授業参観では、チンプンカンプンな答えをして、クラスじゅうを笑わせた。 そこに笑わせようという意識もなく、笑われていることへの照れもない。 ただにこにこと、率直に、思ったことを発言しているだけの○○サン。 成績は、先生に真剣に心配されるほどの点数。 それも、坊ちゃんが聞いて帰るくらい、みんなにオープンに話しているらしい。 誰にも壁のない、無邪気な○○サン。 わたしは坊ちゃんから彼の話をきくのが好きで、 たまに学校で会う機会があると、○○サン!と言って、手を振ったり肩をたたいたりしていた。 それも数えるほどだったのに、ちゃんとわたしのことを、覚えていてくれたんだな。 それが、涙が出るほど、うれしかった。 「私はこの時始めて、云ひやうのない疲労と倦怠とを、 さうして又不可解な、下等な、退屈な人生を僅に忘れる事が出来たのである。」 『蜜柑』のこの結びの文の主人公の心持を、これほどまで共感したことはなかった。 ありがたい気持ちと愛おしい気持ちで胸がいっぱいになった、今日の天使。 ○○サン、ありがとう。 十三夜 10/6 台風の名残の強い風にあおられながら、くっきりと晴れた夜空を見上げる。 東の空高く、明るく輝く十三夜の月。 「今日は十三夜やで。お月さま、きれいやで」と教えてくれた、大きい坊ちゃん。 ピアノ帰りに、見つけたらしい。 さだまさしの新曲の題名から、すっかり「十三夜」を覚えた坊ちゃんたちと、 美しい白い光を浴びながら、ささやかなお月見。 先週の土曜日のこと、ふたりでキャッチボールをしにでかけていた時にも、 大きい坊ちゃんだけ、ひと区画向こうの公園から息せき切って帰ってきた。 「ママ!太陽のまわりに虹が出てる!…あれ?消えたかな?…」 フウセンカズラの種とりを夢中でしていたわたしに、ただそれを伝えるために。 「えーっ。ほんま。雨も降ってないのになあ。」 「まるい虹やったで。」 帰宅後にも、小さい坊ちゃんと声をそろえて、 「あの虹、すごかったよな!」 「な!」 と話してくれた。 美しい月や虹(珍しい虫や葉っぱのこともある)を見た時に、 わたしが喜ぶだろうと想像し、教えようとしてくれる、 彼らの心の優しさと、自然の美しさを感じとるちからに、 胸がふうっと救われた、ちいさなできごと。 日々のなかの、ちいさな天使たち。 「経る時」 10/5 オットーがチャンネルをがちゃがちゃしていたら、突然、ユーミンの「経る時」が流れてきた。 驚いて、チャンネルを止めてもらい、しばし聞き入る。 つづきの歌詞が口をついて出てくる、歌えるけど、 これ…「経る時」、やったよなあ?と思うくらい、長いあいだ、聴いていなかった。 彼女の歌のなかで、昔からいちばん好きな、曲。 千鳥ヶ淵のそばに、モデルになったホテルがあると知ったのは、近年のこと。 そこもすでに閉鎖されていて、もう、この歌の中でしか、行くことはできない。 「へるとき」ではなく、「ふるとき」と読む。 「経る」と「降る」が歌詞の中でかかっているから。 古語のその響きと歌詞の世界が好きで、同じタイトルで詩を書いたこともある。 "どこからきて どこへゆくの" うす紅の砂時計の底でながめる、 しずかに、水路に散る桜のように、流れゆく時をうたった歌。 中学生のわたしも、二十代のわたしも、今のわたしも。 変わらず、この歌に心を浸し、慰められている。 フウセンカズラ収穫祭 10/4 台風が近づいているという予報を見て、思いたって、 鈴なりに熟しているフウセンカズラの種を取ることにしました。
きみどりいろの、美しい葉とつるのなかに埋もれるように、 茶色くなったふうせんたちがゴロゴロ。 見た目にあまりきれいじゃない気がして、また来年のためにも、 種を収穫して、保存することに。
落ちていた実を拾ってびっくり。 このあいだの柿の葉のように、レース模様に朽ちていっている。 ほおずきみたい。。 赤ちゃん種を守っている実は、種ができあがったら、茶色く変色して朽ちていく。 そして落ちた種は翌年、芽を出して親になり、また新しい赤ちゃんを育てる。 そのくりかえし。いのちのつながり。 みんなみんな、同じなんだなあ。。 実や葉などが茶色くなると、見た目が悪く思っていたけれど、 イギリスのガーデンではそういう部分も、自然な美しさとして放置するという。 (もちろん、手入れとは別の意味で。) わたしたち人間だって、老いて色が変わった(!)からといって、 それを醜悪とすることが、是と言えるだろうか。(ねえ、小野小町サン!) それを隠したり補ったりするために、アンチエイジングして若さを装うより、 イギリスのガーデンふうに、時間とともに変化するその姿を美とする、 その状態にしかない美しさを見出すほうが、自然なんじゃないだろうか。 (フウセンカズラの種から、そこまで真剣に考えるわたし…。何者?笑) そんなことを思いながら夢中で集めているうちに、気付けばちらしのかご3つ分を収穫。 ふうー。今日はこのくらいで…。
室内で、とりあえずひとかご分、むいてみる。 かさかさとむいているうちに、完熟した実の種は最大3つということが分かってきた。 そして、ふうせんのなかで、部屋が3つに分かれていることを確認。 個室で子育て…なんてゼイタク。 (では、これは赤ちゃん部屋の山ということね。笑) あとふたかご、地道にかさかさとむきます。 チャレンジ!育苗 10/2 オットーが真夏に、ホームセンターで買ったもの。
その名は、「あったか種まきボックス」。 種から苗を手軽に育てましょうという商品で、なんと透明の保温カバーつき。 オットーはなんでもすぐに種を買ってまきたがるのだけれど、 種を直播きしても育ちにくい(虫の食害など)ということにやっと気付いたらしく、 こんな商品を見つけてきました。 けど、誰が育てるねん。(笑) 「あったか種まきボックス」は玄関に放置状態のまま、約2ヶ月が経過。 そろそろパンジーの苗が出てるかなと園芸店に出かけてきました。 しかし、そのお店では、まだ入荷されておらず… 「もしかして、まだ、育苗中?」と思ったわたし、突然思いたって、 友達の話をきいて以来(友達は自分で種をとり、それで苗を作っていた!)、 長年の憧れだった、パンジーの育苗に挑戦することにしました。 そう…「あったか種まきボックス」を使って。(笑)
包み紙↑の説明書きにしたがい、苗床を作り、水をたっぷり含ませる。 そこに、けしつぶそのものの大きさのパンジーの種を、 こぼさないように慎重に、いっこずつ埋めていく。 小さすぎて、ちゃんと埋まったかどうかも確認しづらく、 器用さと目のよさ?が求められる作業。 神経を使って、すごく首が疲れました。。ふう。 時季はちょっと遅めだけど、うまく育ってくれるといいな。 20株全部がうまく育ったら…苗の里親、募集します!(笑)
おまけ、 7月に奈良に行った時、保養所の夕食で出たデザートのびわ。 でっかくておいしかったので、種を持って帰り、埋めてみた。(笑) 芽を出しては夏の虫にかじられつつも、さすがびわの木。ただものでない生命力。 脇からまた芽を出し…で、みごとに3つとも、苗に育ちました!ぱちぱち。 でっかくなるのが分かっているので地植えはできませんが、 薬草としていろいろ使えるので、大事に育てようと思います。 ピスタチオ・アート 10/1 おやつに大好きなピスタチオを食べていた小さい坊ちゃん、 食べ終わったあとには、こんなものが残されていました。 ピスタチオ・アートの、「ミー太くん」!(笑)
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