京都へ 9/30 昨年も訪れた、川上ミネさんのリサイタル。 今年もまた、しとしと雨の中の開催でした。 けれど、ミネさんのお話では、 スペインで過ごした3ヶ月半の夏のあいだ、雨が一滴も降らず、 本当に日本の雨の音が恋しかった、と。 その雨と共演できることを、幸せに思います、と。 そんなエピソードをきいて、こちらまで、うれしい気持ちになりました。 書いていたら、ながーくなってしまいました。 気が向いた方は、下から順番に、どうぞ。 よかったら、昨年の日記も。 ・・・気が向かなかったら、もちろん、読み飛ばしてください。(笑) その後 9/30 翌朝。 まだ台風の気配もなく、「すぐそこだから」と宿のおばあさんに勧められて、 六波羅蜜寺に立ち寄ることに。 高校時代から妙に気になる存在だった?空也上人の像を、 宿近くという不思議なご縁で、ついに観ることができましたっ。 (オットーが先日、社員旅行で観たというので、うらやましがっていたわたくし…) 口から、「南無阿弥陀仏」ですよっ。(…観音様六体ですが) 日本史の資料集の写真があまりに衝撃的で、忘れられませんでした。 家族連れが空也上人の正面で鑑賞中だったので、 左隣から斜めの角度で、こそっとながめていたらば、、、 空也上人の目が…きらっと光った! どっきり。い、生きてはるみたい… 後で館員さんの解説が聞こえてきて、、、「目には、水晶が入っているのです」と。 そうだったのか…解説聞く前に気付いて、ちょっとうれしかった。
オットーが買って帰った「幽霊子育飴」はここかー、という発見も。。 京都はやっぱり、路地がいい。 歩いてしみじみ、思いました。 なぜか懐かしく、胸が痛むのです。 遠い遠い記憶の向こうで、息づく何か。 満席が予想される新幹線の座席を取ってから、 約束していた友達と半年ぶりの再会を果たし、お互いの近況報告。 (昨年は、一緒にリサイタルに行ってくれました) 台風のおかげであわただしかったけれど、 目的は全部果たすことができて、よかった。 Kiyomizu・再び 9/29 台風せまる、京都の空。
しっかり普通の傘持って、やってきました。 昨年、アンコールを聴けなくて、残念無念だった清水寺舞台のピアノ・リサイタル。 今年も案内が届いて迷っていたところ、 家族に「行ってきたらええやん」と背中を押してもらい、チケットを取りました。 ゴハンの支度やらしてから出たので、昼すぎに到着。 そして、調べていったマクロビ料理のお店は、不定期で休業。(がーん) 仕方がないので、別の店を探しに、繁華街へ。 昔あった、高瀬川沿いの名曲喫茶も、今は焼肉やさんに。 いいロケーションなのになー。味気ないなー。 そんなことを思いながら、路地をふらふら歩いていたら、定食の看板を見つけた。 よりによって、ビアホールですが…(笑)時間も時間やし、まあ、ええわ。 ごはんを注文してからメニューをよく見たら、レーベンブロイの文字が。(笑) ネパールのマクロビ料理を食べてるはずが、なぜか昼間から、ドイツビールとごはん…。 ここで。。人生の機微をみた、気がする。。 隣の男女。かなり年配。(男性は70代半ばらしい) でも夫婦ではない。恋人でもなさそう。 でも、そんなによそよそしくもない。(笑) 飲み友達??いや・・・ きこえてくる会話も、クラシックから、共通の知人のことから、いろいろで。 女性はどんどんビールを頼みながら、外で飲んだら弱いとか、そんな話をしている。 男性は、まあぼくは最終的に裏切らなかったから、とかなんとか。 (それっておくさんのこと?!!!・・・) なんだろう。この空気感。 見渡せば、わたしのほか、どのテーブルも、、、おじいちゃんばっかりやん!(笑) (給仕も、みんなおじさんやし。) でもみんな、見た目は(実際は)年をとっていても、 実年齢と関係のない、ただそのひと自身が、そこにいる感じ。 (隣の男女が、まさにそうでした) なんだか、人生の機微、年老いてから見えるもの、に触れた気がして、 そう、「紅の豚」の、ホテル・アドリアーノのバー! まさにあそこに突っこんでしまったような、そんな感覚に陥りました。。 いや、決して嫌いではない、この空気感… むしろ、好きかもしれない…。(苦笑) なんか、ひっぱられたな…。 後ろ髪をひかれながら(笑)、店をあとにしました。 雑貨やさんをちょっと見てから、人ごみを避けてバスで一気に東山方面へ出る。 投宿予定の民宿について、荷物を置いて、ほっとひと息… このところの睡眠不足で、ぐるぐる浅い眠りに落ちる。 しかし寝過ごすわけにいかないので、よろよろと宿を出て、歩きはじめました。 どっかに座るところがないかしらんと思いながら、長い坂を上がっていったのですが。。
ほんまに真っ暗で、どなたもおらしまへんのどす。。 休憩するような場所も、あらしまへんのどす。。 まだ1時間半もあるし、雨も降っているけど。。 かなり上がってきた坂道を降りる気にもなれず、ついに仁王門前に着いてしまいました。 けれど、結果オーライ。 すでにリサイタルの観客が集まりはじめていたのです。 おかげで前の方に並ぶことになって、ぎりぎりまで開場しないための座席争奪戦も、 いい場所を探す余裕がありました。 さらに…早々に、ベニシアさん、登場! 近くで雨やどりもできて、よかった〜。
そうしてわたしが座れた席は、なんと、スペイン大使の真後ろだったのですっ!! さらには、ベニシアさんが、すぐ斜め前に。。 演奏する川上ミネさんの手元もよく見えて、それが何より、うれしかった。 近くで聴くと、、、なんて力強い音。 けれど繊細で、きらきらしていて、、 心やすらぐ、かといってウェットすぎない、美しい音楽。 大使がいらしてたので、ミネさんがスペイン語で話されるのも、興味深かったです。 ミネさんの衣装と髪飾りも、とってもきれいで。 光を受けて、そのピアノの音色のように、きらきら光っていました。
途中、自由に移動しながら聞いていい時間があって、 奥の院の方まで、小雨を浴びながらゆっくり歩いてみました。 カメラを座席に置いてきたので写真は撮れませんでしたが、 まさに、このチケット↑の写真の風景が見えるのです。 そして、肉眼とは優秀なもので、写真よりずっと近くに、 美しい舞台と、京都タワーのライトアップが見える… 音羽の滝の音、虫の声、がはっきりと聞こえ、 ミネさんのおっしゃったとおり、ピアノはそれに伴奏するように、寄り添って聞こえる… しずかなしずかな、雨のおととともに。 見ればお堂の後ろの隅で、床に座って聴いている方もありました。 あんなふうに楽しむのもいいな…と。。 アンコールは、昨年と同じ、「コルドバの午後」でした。(昨年は聴けなかった) A♭のキイに優しく抱かれるような、、、あたたかな曲。 流れるだけで胸がふうっと温かくなり、涙がこぼれる、大好きな曲。 ふと見ると、ベニシアさんも、涙を拭っておられました。 わたしも、同じ想いで。。 終演後、ミネさんと直接お話しすることもできて、握手もしていただきました〜!!(感涙) (昨年、時間がなくて聴けなかったアンコールの曲目を事務所にたずねたら、 なんとご本人がメールで教えてくださったのです。そのことを覚えていてくださり、感激。) 自然に寄り添う音楽を奏でる、温かい手。 すてきな音楽を、ありがとう。。 心からそう思えた、ほんとうに夢のような夜でした。 「天地明察」 9/27 - いつか天を詳らかにしてこの双腕に抱きたいと存じます - 突然思いたって、「鴨川ホルモー」以来のレイトショーに行ってまいりました。 今月のオットーがあまりにも、働きすぎなので。。 (今の職場が遠いうえ、わずかな休みにまた、仲間に会いに京都まで行ったり) 頭のなかが仕事だらけになってはいけないと思い、 そしてわたしも、その傍らでひとりで映画に行くのも気が引けて(笑)、 ならば!と提案、帰宅後では間に合わないので、映画館で落ち合うことに。 (このパターンは、初めてでした) 子どもたちは、早めにごはんを済ませて、あとは自分たちで寝る用意。 前のときに比べたら、もう全く、心配もありません。 オットーのぶんのおかずを容器につめて、おにぎりとともに、出発! 「グスコーブドリ」を子どもたちと観にいった時に、 映像と音楽の壮大さに心をつかまれた予告編、「天地明察」。 旋律の流れにはっとしたら、やっぱり、譲さまの名前。。 天測、暦がテーマというのもあって、これは観たい…と思ったのでした。 さらに、、、どこにでも出てくる、「笹野さん」ですよ〜。(笑)ウケる・・・。 オットーはオットーで、これを観たい理由が、もうひとつ、あったらしい。 本編が長い(2時間超)ので、疲れているオットーが寝ないか気にしてましたが、 だいたい、起きていたらしい。。(テレビだと、すぐ寝てしまう。。) 長いわりに内容も展開も変に間延びせず、面白かったので、 わたしもすっかり、世界に入りこんでいました。 天体の観測シーンが多く、お日さまやお月さまの光の美しさに打たれて、 涙が出てきたり…(←ポイント違うかも) その美しさを感じられるような、それが登場人物の心を照らしているような、 そういう撮り方をしてるんだなあと思いました。 そして、宮崎あおい演じる奥方・えんさんが、よかった。 5月に観た「わが母の記」(レビュー書きました)でも思ったのですが、 彼女は、お芝居のなかで見せる表情が、とても印象的。 表情…?いや、全体の空気感、といったものも、含んでいる。 きりっとしたものと、やわらかいものとが、絶妙にバランスしていて。 女優さん(演じていない時)として写真や映像で見ている時と、また違うのです。。 男の人ばかりのお芝居ということもあって、ひとすじの柔らかな光、のような、存在でした。 笹野さんが出てきた時は…オットー噴きだしてました。(笑) 「ほんま、どこにでも出てくるなー・・・」(←小声) そして、大阪国総理大臣(by プリンセス・トヨトミ)が、水戸光圀に…。(笑) おもしろいわー。 物語のクライマックス、「日蝕か、ハラ切りか?!」という真剣なシーンで、 オットーがまた噴きだしたので、「なに?」ときいたら、 「かんちゃん、おった。」と。 それで思い出した、オットーの小学校の同級生が、エキストラ出演しているということを。 あとできいたら、その服装をしている彼を、先に写真で見ていたんだそうです。 なので、すぐに分かった、と。 何が笑えるって、、、公家ことば(〜おじゃる。)が可笑しいんかなーと思ってました。(笑) その彼はエキストラ出演が趣味みたいなもの?なんだそうで、 「プリンセス・トヨトミ」の、あの「大阪全停止」シーンにも、参加していたらしい。。 (あれはちょっと、人が多すぎて、探せないよねえ…) 見つけられて、よかったね。。 (あとで「ここに映ってた?」とメールしたら、「ご明察でございます!」と返信があったそう。笑) そんなこんなで、もちろん、映画そのものも楽しんで、 無事に帰ってまいりました。 そして、お留守番だった子どもたち。 それぞれ、天ならぬぬいぐるみを双腕に抱いて、ぐっすり眠っておりました。。 ようこそ、京の天使 9/26 朝一番の、宅配便が届きました。
注文していた、お酢です! もうあと数十ccというところだったので、間一髪?間に合いました。 いつもは近所の自然食品のお店などで買うのだけど、 そこには、すでに切らしている、すし酢は置かれていなくて。 デパートまで出かけるにも機会がないので、(しかも重い…) 久しぶりに、まとめて蔵元に注文することに。 いつだったか書いた、京都の知人が、送ってくださったお酢。 あれからずっと、お酢はそのメーカーのもの。 「ほんもののお酢は、意外とこっくりして、くせがあるんよ。 だから、口に合うかどうか、分かれへんねんけど…」 お礼の電話で気に入ったことを伝えたら、後でレシピ本まで、送ってくれた。。 遠くさかのぼれば、わたしに紅茶文化をもたらしてくれた彼の方は、 いつも、ほんとうにおいしいもの、を教えてくれる、師なのでありました。。 (お互い、マニアックなんよね…笑) さて。 いつもメルマガが届く、そのお酢やさんの、夏限定企画があります。 "おばあちゃんが作っている万願寺とうがらしをお分けします"というもの。 (歴史ある、すてきなご家族経営なのです) 偶然、その抽選の日の前日に当たっていて、なんと! たくさんの万願寺とうがらしたちが、お酢と一緒に箱詰めされて、やってきました!! わーい!いらっしゃーい!
なんとなんと、万願寺とうがらしのみならず! 立派な島オクラに、かわいらしい、ぴちぴちの(しなびてません)ゴーヤまで! うれしくてうれしくて、小躍りする、わたくしなのでございました…。 お弁当再開+増量(オットー)のここ数週間、ゴハンを作りまわすペースがつかめなくなり、 毎晩、何をどのくらい作っていいやら、途方に暮れてしまう日が少なからずありました…。 (春夏、ゆるマクロビに傾いていたせいもあり…) 作っても作っても、何か足りない?気がして、そのエンドレスな感覚に、疲れはててしまい。 でもちょっと、元気が出た。 万願寺とうがらしたちのおかげで。(笑) こんなにたくさんの万願寺とうがらし、手にする機会はまずない!ので、 (過去、宅配野菜でも、数本しか入ってこなかった) 新鮮なうちにさっそく、お酢やさんのレシピで、「炊いたん」にします。 ああ、今日の天使は、きょうつながり、京野菜、でした。(しあわせ) お酢やさん、そしておばあちゃん、ありがとうございました。
おもしろ話・つづき 9/25 気にしていると、笑えるタイミングは、意外とやってくる。 小さい坊ちゃん、学校で、前学年の復習テストの結果をもらったらしい。 (見てすぐ回収されたらしく、今日からの個人懇談で配られるものと思われます。。) そんなテストがあったことも知らなかったわたし、 「どんなんやったん?」ときいてみたらば、 だだっと走って、彼の大切な怪獣カード・コレクションのファイルを持ってきた。 なんのこっちゃと思っていたら、そのファイルを広げて、カードを指差し、 「こんな。こんな、三角形の、グラフみたいなのがあった。なんとか力、とか」 「それは、怪獣のパワー力グラフやろう…。」(爆笑) つまり、あの、シリアルの箱の裏に書いてある栄養素グラフ、のような、 あれね…。 あのグラフ…便利ね。 学力も、栄養素も、怪獣のたたかいパワーまで、表記できるもんね…(笑) おもしろ話 9/24 過去の会話もかなりおもしろいけど、相変わらず、笑える事件が目白押し。 大きい坊ちゃん、学校から帰ってくるなり、笑いながら報告。 「きょうなー!なんか、おなかのとこが、ゴムゴムするなーと思ったらなー。」 手提げから、なにやら取り出した。 「はらまき、つけたままやったー!!」(爆笑) 小さい坊ちゃんが幼稚園のとき、お着替えの時間に、 お友達に「なにつけてるの?」(笑)ときかれて、 はらまきをつけてきたことに気付いたことがありました。 あれ以来、そんな話はなかったんだけど、 まさかまさかの、中学生〜。それも、ゴムゴムて…。(笑) さすがにトイレで、こっそりはずしたらしい…。 まだ使えるサイズだから、なんとなくつけてる二人。 やめるタイミングも見つからず、、、今夜も、つけて寝るんやろな。。 ・・・はずし忘れに、ご用心。(笑) 夜。 寝る用意をさせながら、違うほう向いて、用事に集中していたわたし。 小さい坊「ママ〜?これ、何のポーズやったっけ〜?」 ふと見ると、坊ちゃん、布団の上で、ヨガのポーズを決めていました。(爆笑) わたし 「は、はとのポーズ…。」 大笑い! たまに、本を見ながら一緒にやってたポーズを、突然、思い出したんでしょう。 それにしても…けっこう難しいポーズなのに。 あまりに可笑しくて、写真に撮らせてもらいました。 一日の、笑いおさめでした。 題名のない… 9/23 今朝の音楽会。よかったー。 司会の佐渡さんが、母校のオケの指導に訪れるのだけど、 曲目が、先日聴いたばかりの、「新世界より」で。 オケはもちろん、高校生たち中心なのですが、曲を作り上げていくようすが垣間見えて、 (それも、全楽章を少しずつ、見せてくれた!)感激。 ここはこういうイメージで!とか、ここのフェルマータで、こんな逸話があって、とか、 舞曲(スケルツォ)のリズムのとり方とか… 指揮をした男の子に、「細胞が全部踊ってなあかん!」とおっしゃったのには、息を呑んだ。 そして、そこからの指揮が、演奏が、ぐんぐん変わっていく。 最後に、楽譜、音符をきちんと読むことがどれだけ大切か、これからのちからになるか、 力説されていました。 演奏会本番の映像で番組が終わるまで、息をつめて見入った回でした。 おかげでまた聴きたくなって、CD(オザワさん指揮)をひっぱりだしてきて、リピート。 このCD、小学館のウィークリーブック(あの、毎週出るやつです)の付録だったんですが、 先日たまたま、買った当時の日記('10/1/26)を見つけてしまった。 またまた、笑えました・・・。(シャレではなく・・・。) (追記・佐渡さんの2冊目のエッセイ、笑いあり、学びあり、で、とってもおもしろかったです。) 育ちゆくもの 9/21 パキラの赤ちゃん、すくすくと育っています。
↓その数日後。
しっかりと葉っぱの手を広げはじめて、だんだん、幼児に近づいていく。 左の子たちと右の子たちは、それぞれ、分かれて高さの違う幹から育っています。 兄弟の子だから…いとこ同士?(笑) そんなアホなことを考えながら。。
主がお留守の間に、小さい坊ちゃんの机を何気なくながめる。 ペーパークラフトのそばっちと、おもっち。 大きい坊ちゃんが仲間を作ったので、なんだかうれしそうに転がっています。 それから、薬局でもらった、アクリルたわし。 「ご自由にお持ちください」って書いてあって、行くとうれしそうにもらって帰る、坊ちゃん。 こんなとこに、ためてたんだ…。(笑) "なごみポケット"の中の、こころの「アハハッ」のコーナーは、 1さいだった坊ちゃんの発言から、生まれたものでした。 未だに、「アハハッ」なものたちに育てられている坊ちゃん。
今日で、11歳になりました。 おたんじょうび、おめでとう。 そんなふうにずっと、どこにでも「アハハッ」を見つけられる、心優しいひとでいてください。 いつものふわふわシフォンケーキに、坊ちゃんが選んだフルーツをのせて。 季節の花がたくさん描かれた、"little garden"のお皿とともに。 楽しい食事の会話より。 体育大会を無事終えた、大きい坊ちゃん。 個人競技の100mはともかく、 最初快調だったクラスの順位がどんどん下がり、学年最下位になったらしい。 「なかなか、負けるっていうのは、悔しいもんやな!」(爆笑)↓ やっと、気付いたんか! そして、クラス単位の負けを悔しいと思う、連帯感を持ったんや。 ・・・これも、数年分の成長、だね。。 体育大会前日に 9/20 大きい坊ちゃん、体育大会で、100mを走るらしい。 もともと体育は得意ではなく、小学校の頃から、 運動に熱中したり、がんばったりするタイプではなかったんだけど。 学校でのチームワークがいいのか、体育大会の準備も、がんばってるみたい。 種目にも、意外とやる気があるみたいで。 夕方、突然、小さい坊を誘って、川べりに走りにいくと言い出した。 「いじゅが、よーい、どん!ってやる役な。」 ちょっとめんどくさそうーな(笑)小さい坊ちゃんを連れて、出ていった。。 30分後。 薄暗いなか、真っ赤な顔をして帰ってきた坊ちゃん、 「あー鍛えた〜。せやけどちょっと、筋肉痛になってきたわ」(爆笑) 前日にいきなり鍛えて、筋肉痛になっちゃねえ・・・。 明日のために、元気をとっておいたほうがよかった?かもね。。 夜遅く帰ってきたオットーにこの話をしたら、大ウケ。 「3年生のときやったかなー。かけっこで4番でも平気で、 『じゅんは全然悔しくない。運動会は来年もあるから。』とか言ってたのに。」と。(笑) そんなことも、あったっけなあ・・・。 懐かしく思い出しながら、昨年の誕生日プレゼントだった、 オットー制作のカレンダー(9月=9歳の坊ちゃん)をながめています。
おもしろ会話・アラカルト 9/19 すぐに忘れてしまいそうな、日々の、こぼればなし。 大きい坊ちゃんは、以前書いたように、ほぼ毎日お弁当なのですが、 月に二度ほど、気に入ったランチメニューを学校で頼むことがあります。 その日を覚えておかないと困るので、みんなが見るカレンダーに記入してあるんですが。 (晩ごはんを食べながら) 小さい坊「ランチ頼んだだけで、カレンダーに載せてもらえるなんて、ええなあ。 ・・・・・って、思ってるやろ?!」 大きい坊「思ってへんし!!!」(爆笑) また、ある時。 ちーんと鼻をかみ終わった小さい坊ちゃんに、わたしがうっかり、「おいしかった?」 坊ちゃん、大ウケ。 ピアノの発表会に、今年は、 習いはじめたばかりの、お友達の妹ちゃんも出るんやろうなあ。という話から、 小さい坊「どんどん若手が出てくるから。」 そんな言葉、どこで覚えたんや・・・。(笑) そろそろ、おなかを冷やすといけないから、と、 小さい坊ちゃんに、ハラマキをすすめた夜。 坊ちゃん、ハラマキをつけながら、 「あのー、ノブの、お父さんが、いつも、つけてるな。」(笑) 朝ドラの話でしたが、照れながら言うのが可笑しくて、わたしがひとりで、ウケてました。 愛しき日々 9/18 大好きだったNHKのフォト575、終わってたんだ〜。ショック・・・。 (↑ほんまに好きなんかいっ。) 最近、携帯で、フォト575しましょっ。ということになって、 ひっそりと楽しんでいるのですが↓、はて、 過去に書いた、フォト575についての日記…どこにある??と、探しに探して、小1時間。 そのあたり2年ぶんくらいの日記を、ざざーっと、読み返した。 笑える・・・。(笑) そして・・・胸が、いっぱいになってしまった。 なんと、いとおしい、日々よ。 パンを焼き、植物やムシ(カブトムシ限定 笑)が育つのをながめ、空を見上げ、 小さなことに落ちこみ、「その日の天使」に出会い、できごとから気付きをもらい、 いつのまにか元気を取り戻して、笑えるできごとを探す… そんな、他愛ない日々の、なんといとおしいことよ。 また、泣きそうになってしまった。。 振り返れば、宝石のような日々。 記憶が遠ざかっても、そのかけらは日記のなかで、きらきらと光っている。 これもまた・・・人生の、贈り物。 見つけた日記('09/11/18、25)は、→こちら。 秋・到来 9/17 先日、過去の一行詩を読み返して、ちょっと感激してました。 短いことばって、いいなあ… 短歌や俳句、川柳などの定型詩もいいし、不定型の短いのも。 ことに、五七五になると、あれもこれもはつめこめず、 どこに焦点化するか!を考えながら、削る作業が、苦しくも楽しい。 短詩専用のページ、どっかに作ろうか…。 そんなことを考えながら、ふと思いついた、フォト575。 やりはじめたら…とってもたのしーい!! 別に、巧くなくて、いいんです。(笑) 目にとまった風景を切り取って、感じたままの気持ちを、添えるだけ。 実はひっそり、言の葉ともだちと、携帯で往復書簡しています。 癒しと刺激、両方一緒に届きます。 載せていいですよーと言ってくださったので、その部分だけをまとめてみました。 最初わたしが、お誘いを兼ねて送った、フォト575から。↓ --------------------------------------------------------------
* 一杯の 赤しそジュースに 癒される * お疲れさま わたしもグラスも 汗びっしょりで ---------------------------------------------------------------
(返句) * グラス越し 共感の音 共鳴す * 秋めいて 冷静という字を 思い出す ---------------------------------------------------------------- ↑同じ赤しそジュースで、「共鳴」の返信をいただきました。 くーっ。なんて、粋、意気、なんでしょう!! 感涙の「OK」をいただき、かんぱーい! そして、数日後。
* 秋の空たかく ざっくりとスコーン割る * 黙々と 唾液泥棒スコーン ----------------------------------------------------------------- 秋の休日、爽やかな句が届きました。 わたしはといえば。。 「節電対策No.1全手動扇風機」(文字読めます?)↓片手にあわてて、 返句と呼べない、近況報告句になってしまった。(笑)
〇ドライより 手動扇風機 活躍す 〇一昨晩の 余韻をなぞる オケの音 ------------------------------------------------------------------ さて。心を入れ替えて、アンテナを張ってみる。 某宅配野菜お得意の、「本日中に処理してください」(毎度困惑)がやってきたっ。
* 突然の 宅配の栗 秋到来 * 寝ぼけ顔で くりくり坊主 苦戦中 (注・くりくり坊主→栗専用皮むきばさみの名称。笑) (返句) * 着信あり 秋到来の 栗便り その後栗料理完成、で、再び、わたしが送りました。
* 手をかけた ぶんだけ愛し 栗ごはん * ひと仕事 終えてどや顔 くりくり坊主 (返句) * 手作りの 母の愛深し 秋深し --------------------------------------------------------------- ↑うまいですよねえ〜…胸がきゅんとしました。 というか、、、この視点はほとんど技術ではなく、彼女の持っている、色。 句の合間に入っている、てがみ部分にも、それがにじみでていて。 やっぱり、ことばには、「ひと」が出る。 ある意味こわいけど、それゆえに、にんげんバンザイ!という、気持ちになります。 おひとりでも、誰かとでも。とっても楽しいです。おすすめです。 ・・・ことのは、バンザーイ!! 心洗われて 9/16 子どもたちをつれて、友達が出品している、書道展に行った帰り道。 (友達が途中まで、一番後ろのオットーにまったく気付いておらず、笑った…。) 歩行者天国になっていた街に喜んで、てくてく歩く。 移動車の販売なんかもあって、ちょっとしたお祭り気分。 通り道にあるデパートで、宇宙関連のイベントをやっていたことを思い出し、 地下鉄の駅に向かいがてら、寄ってみた。 「そらフェス」と題されたそのイベントは、館の入口近くの広場を使って、 出張プラネタリウムあり、飛行機クラフトの体験あり、 宇宙食やJAXAの衣装展示、と、手狭ながらも盛りだくさん。 坊たちの好きな「宇宙兄弟」のパネル展示もあって、 迷路じかけのその展示場に、家族で入りこんでいたのですが。 ここは「オルガン広場」の名前のとおり、パイプオルガンが設置されていて、 4階まで吹き抜けのホールになっています。 さっきから演奏されていたパイプオルガンが、「ETのテーマ」だったときには、 気にも留めずに展示に見入っていたのが、 曲目が変わったとたん、気持ちがそわそわして、どうしても、 演奏を聴きたくなって、小さな迷路展示を逆走して、抜け出した。 このあいだのオケと同じ…音が目に見えるような気がして、パイプオルガンを、天井を、見上げる。 胸にわーっと押し寄せるその音と音楽に、不意に涙がこみあげる。 なに?なに?この感覚。 演奏者の動きと、その荘厳な響きに釘付けになる。。 恥ずかしいので必死で泣くのをこらえて、 演奏が終わってから、こっそり、演奏者の方をつかまえて、曲目をきいた。 「最後の曲ですか?・・・バッハのフーガです」 ああ・・・やっぱり。 バッハは、心洗われる。 何度か書いている気がするけれど、それは決して難しい意味ではなく、 無意識に降り積もる澱のようなものが、音とともに流れていくのを、感じる。。 ほんとうは、偉大な作曲者の名も、曲の題名も、いらない。 ただ心に流れこむ、美しい音楽がそこにある。
がんばってます 9/16 最初の葉っぱがすっかり青々として、成人してしまった?パキラの、その後。 しばらく変わりなかったのですが…
厳しい残暑が続いたある日、ふと見れば、先端の芽が分化している〜。 古い幹に出ていた、二段目の芽も少し、伸びたようす。 次なる赤ちゃんパキラ、いつ生まれてくるかしら。 それにしても。。この、暑さゆえにかーと思うと、(笑) パキラにとっては、まだまだ、夏・進行形。なのかも。 耳を疑ったけど、ツクツクボウシも、まだ鳴いてましたよ… その陰で?あの、夜明け前の、鈴のような大合唱。 隣の草地だけかと思っていたら、通りをはさんだ梅林からも。 よーく耳を澄ましてみれば…距離感のある伴奏的・大合唱に、隣地からは、ソロ。 今がいちばん美しい、虫の声。 思ふこと 9/15 一昨日の演奏会の余韻から、まだ抜け出せずにいます。 ハンガリー舞曲のテーマが、ずっと頭で鳴りつづけている。 そして、、、あらためて、思う。 いろんなできごとも、こころの動きも、 音や、空の光や雲と同じで、 絶え間なく変化して、流れていくものなんだと。。 ただそこにぽっかりと生まれた「現象」でしかなく、 やがて風や、いろんなものの力で、ゆっくりと、或いは嵐のように、 流れていってしまうものなのだと。 "せはしくせはしく明滅しながら/いかにもたしかにともりつづける 因果交流電燈の/ひとつの青い証明です" "泡と一緒に、白い樺の花びらが天井をたくさんすべつて来ました" そんなことばたちが脳裏をかすめてゆき、 自分の中に起こるすべての現象を、そんなふうに受けとめていけたら、 一方で、それらを全身全霊で感じて昇華していけたら、と、 しみじみ、思ったのでした。 自分の風を、止めることなく。 "ひゃくねんたったら だあれもいない" ・・・ふと浮かんだ。昔読んだ歌集のなか、にありました。 音のなかで 9/14 夕べ、ひそかに(?)演奏会に出かけていました。 (おそらく)13年ぶりの、芸術劇場。 記憶がぼんやりとよみがえる、パイプオルガンや、ホールのようす。 前は大きい坊ちゃんがおなかにいて、(たぶん) Joe(注・久石さん)があそこで、ピアノを弾いていた。。 (バックがオケだったか、室内楽くらいの編成だったか、思い出せない・・・) なので、オーケストラが初かどうかは、あやしいのですが。 クラシックをライヴで聴いたのは、初めてでした。 そして、大好きなチェロのまん前!動きが見える〜。うれしい。 今をときめく佐渡裕さんと、率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団、 スウェーデンのピアニスト・ペーテル・ヤブロンスキーさんの出演。 一部は、ガーシュウィン。 ラテンの書法を借りた明るいキューバ序曲、それから、ピアノ協奏曲。 ジャジーな旋律をなぞるピアノ、しかしなんとまるい、音のつぶたち。 そして、演奏するひとたちがみんな、楽しんでいるのが伝わってくる!わくわく。 ヤブロンスキーさんのアンコール曲は、ショパンのマズルカ op.68-2 e moll。 一緒に出てきた佐渡さん、指揮台に座って、じっと耳を傾けている。。 二部は、ドヴォルザーク・交響曲第9番「新世界より」。 これは予習して(笑)のぞんだので、すみずみまで、味わえて。 ひとつのコンサートで、味わいの違う作品を楽しめたこと、とてもしあわせでした。 「新世界より」は、第二・第四楽章がとても有名ですが、 一と三も、とっても!かっこいい。 三楽章から一気に入った四楽章、全部の楽章のテーマが入り混じり、気分も高揚。 すばらしかった… 「家路」で有名な、第二楽章で… 弦の優しい音の束に包まれたような、、、そんな感覚に陥って、涙した。 CDでは感じられなかった、音のうねり。 ふっと音色が変わるたびに、雲間からさす光の変化、が浮かび、 ああ、、、音は、光と同じなんだ、と、胸の深いところで感じた。 鳴り止まない拍手のなか、アンコールは、ブラームスのハンガリー舞曲第1番。 弦が奏でるせつなく美しい旋律、それを追いかけるようなピッツィカート。 最後まで胸を揺すぶられ、高揚感を抱えたまま、会場をあとにしました。 直前の告知を見て決めたのに、行かせてくれたオットーに感謝。 主催者の報告ブログで、記事と写真が見られます。→こちら。 日の丸ごはん 9/13 今年の梅干しは、小梅とMサイズ、Lサイズ。 そのうちの小梅ちゃんは、思惑どおり、さっそくおべんとうに入っています。
皮はちょっと固いけど、使いやすい大きさで大活躍。 これぞ憧れの?日の丸べんとう。 手塩にかけて育てた小梅ちゃんにもらう、ちいさなしあわせ。 あきのあさ 9/12 こおろぎが、庭のどこか、ごく近くで鳴いている、朝。 向こうの草むらから聞こえる、別のこおろぎと、呼び合うかのように。 るりりりり。るりりりり。 ポストに巻きつくように導いた朝顔が、遅い花を咲かせ。 綿は、"コットンフラワー"の名のとおり、 薄い和紙のような、はかない一日花から、白い綿ぼうしの花をつけた。 その中に透けて見える、黒い種。つづくいのち。 季節の仕事が、神さまの手によって、 滞りなく完了していくのをみている、あきのあさ。
アッコちゃんつながり? 9/9 本日、子ども会のスケート引率。 例年どおり、港区の邦和スポーツランドへ、送迎バスで。 ここは、鈴木明子さんの、ホームグランドなのです。 なので、館内には、アッコちゃんの受賞時のトロフィーや使用靴、 サイン入りパネルなどが展示されていて、 テレビでは、彼女の演技がエンドレスで流れています。
子ども会でもひとり、(なんと子ども会のスケートをきっかけに) クラブチームでがんばっている女の子がいるのですが、 市内のリンク3ヶ所をほぼ毎日、その時々でまわって、開館前に早朝練習するのだそうです。 今日も多数の少女たちが、当たり前のようにジャンプやスピンを練習していました。 初心者がヘルメットとプロテクターつけて、ぐるぐる滑っている、脇で。(笑)
今回、リンクに入らなかったので、写真を撮ってみました。 これは、けっこう、なごやんらしい風景かも。。 そしてロッカー室では、きりっと髪を束ねたお嬢さんたちが手に手に、 キャビンアテンダントよろしく「ガラガラ」(我が家語ですが、分かりますね 笑)を引いています。 子ども会の方は…まあ、みんな、ぼちぼちと。(笑) のんびり、リンクをぐるぐるしてました。 面白かったのは、その、クラブチームに入っているじょうずな女の子。 わたしの前でじっと立っているので、「滑らないの?」と聞いたら、 にこにこしながら「うん、おにごっこ、してるから。」と。(笑) 「おにごっこなのに、逃げないの?誰がおに?」 「うーんあの、グレーの服の…見える?Mちゃんなんだけど、 おそいから、ここで待ってるの。」 おにが、来られないんだ…。(爆笑) 「(私が)早いって分かってるのに、おにごっこ、しようって言うから。」 ・・・かわいかったなー。4年生の女の子たち。 終わったあとで、みんなが「楽しかったー」と言ってくれたのが、なにより。 わたしもお金のやりとりを終えて、ひと安心。 行事を終えて、ホッとした夜。 コンビニにアイスを買いにでかけ、家族みんなで食べる。 みんなよりでっかいカップアイスを食べていた小さい坊に、パパがきく。 「いじゅー、それ、食べきれへんやろう?」 「うん。深い。」 「その上にのってるの…いちご?」 「うん。固い。」 なぜだろう。可笑しすぎる…。(笑) ぼんやりと 9/9 バスの中で、考える。 理想と現実のことを。 「こうありたい」姿に心を傾けすぎると、届かないもどかしさから、 自分にいちいち失望して落ちこむことが多くなる。 「足ることを知る」でありたいと思い、 ありのままの現状に満足してしまえば、そこからの成長は望めない。 乱読した「こころ」に関わる本のほとんどに、 「求めすぎず現状に満足する」ことと、 「夢を思い描くこと」、 どちらも必ず書かれていたけど、 どうやって並行していくのかについては、どの本も触れていなかった。 結局は、バランスなんだろうなあ…と思う。 「がっかりしないで、次!」 小さい坊ちゃんの、隣のクラスの先生のモットーがシンプルで、分かりやすい。 すなおにがっかりしてもいいけど、 がっかりしすぎないで前を向く、のが、コツなのかも。 頭を殴られたような 9/8 たまたま、画像の保存場所を探して、間違えて開いたサイトのフォルダ。 そこには、、、サイト名を変えて移転した頃の、 懐かしいファイルが溜めこまれていた。 開いてみれば…今はすっかり忘れていた、懐かしい作品が、つぎつぎと。 ネット詩人の友達を介して、(今はなき)"ポエムバー"に出会い、 一行に想いを書きとめて、投稿していた、あの頃。 デジカメで写真を撮りはじめて、 ネットで出会った優秀な写真詩人の方々の作品に触れ、 写真の加工や、詩との組み合わせに夢中になったのも、 その頃。 思えば、つたない一歩を踏み出した、 最初のサイトの頃から、写真とことば、の組み合わせにこだわっていた。 「季節のぺえじ」 「写真詩」 「絵ことばつむぎ」 「おさんぽ日和」 ・・・・・ そんなふうにタイトルを変えながら、ゆるやかに、12年間続いてきた、コンテンツ。 今の「ちいさなスケッチ」につながる、たいせつな、いっぽずつ。 その「ちいさなスケッチ」のフォルダの中に、 essay、と書かれたファイルがひとつだけ、眠っていた。 それが、サイトの入り口に置いた、「表現するということ」という文。 確か、「風つむぎ」として再出発する時の、決心を書いたもの。 一読して、頭を殴られたような…そんな衝撃を、受けた。 この想いを、一生、忘れてはならない、と、心に、誓った。 HPを立ち上げ、12年間続けてきた、その理由が、ここにあったから。 たとえ、誰も読む人がいなくなっても。 わたしだけは、わたしを捨てない。 それが、書くこと、なのだ、と。 (もうすぐ)12周年記念、として、見つけたファイルたちを、しばらく公開します。 トップページの、「アーカイブス」より、どうぞ。 おもしろクイズ 9/6 晩ごはんを食べながら、小さい坊ちゃんが、クイズを出している。 「日本でいちばん長い橋は、どこにある? ・・・1ばん、日本。2ばん、カナダ。3ばん、アメリカ。」(爆笑) 大ウケ。 ほかにもないか、聞いてみた。 「東京スカイツリーは、なに県なに市にある?」 「・・・分からん。」 「こたえ?(←これ、決まり文句)・・・きけん立ち入り禁止。」 「日本で一番長いトンネルは、どこからどこまで?」 「・・・分からん。」 「こたえ?(笑)・・・入り口から出口まで。」 いろいろ出してくれたけど、最初のがいちばん、おもしろかったなー。 ・・・・・
お月さま 空の五線に 楽奏(かな)で。 魔法のコンパクト 9/5 つい、数日前のこと。 小さい坊が、 「ママ、さっき、布団の上に、魔法のコンパクト的なものが置いてあったんやけど。」と。(笑) 「ああー・・・あれ。ちょっと、拡大鏡を使いたかったから・・・」 ウケつつも、わたしも確かに、「魔法のコンパクト的」と思っていたので、納得納得。 某有名化粧品メーカーの、感謝品?らしく、母がいらないからと、くれたもの。 わたしも、ちょっとそう思ったから、もらったんだー。実は。。 "鏡には、古来から不思議な力が宿るとされ…" ノベルティにしてはていねいな包装に、そんな説明書きがついてもいて、 銀色、唐草模様の装飾、八角形のかたちから、「魔法のコンパクト的」(笑)と同時に、 わたしには、「三角縁神獣鏡」のイメージにまで、広がっていたのでした。 そんな前ふりがあったから、というわけではないんだけど、 レディースデーの本日、映画「ひみつのアッコちゃん」を観てきました。 思いがけず、これがまさに偶然の一致、 「老舗化粧品メーカー再生」のエピソードに、 「三角縁神獣鏡」のドラマの時の、"藤原くん"(役名)がヒロイン。 わたしの、「魔法のコンパクト的なもの」(笑)の、魔法のおみちびき、だったかも。。 (ま、単純に、藤原くんが好きだというのも、あるんですけど。) ひとことで感想を言うならば、、、とってもよかった。(ほくほく) 観たあとで、幸せな気持ちになれる映画でした。 10歳からいきなり大人になって、「理想論」「非常識」と一蹴されながらも、 子どもらしい考えや思いを、大人にまっすぐぶつけるヒロインが眩しく、胸に痛かった。 わたしたちは、10歳からの、たった10年ほどで、 どれだけたくさんの、たいせつなことを忘れていくんだろう… そんなことを思い、胸がぎゅっとなった。 まだまだ成長期、貴重で多感な10代に、 将来生きる社会に順応していくため、その仕組みや、既存の常識、知識、法律、、、 ある意味そこだけで通用する"偏見"ともいえる「生きるための知恵」を手に入れ、 それと引き換えに、いったい何を失くしていくのだろう。 (・・・なんだか「かすてぃら」の歌詩みたいになっちゃった。) 現実に、生きていくためには・・・確かに、理想を言っているだけではダメなんだろうけど。。 「彼らが理想を言っているだけ、なのは分かる。 けれど、理想がない人たちに、会社の未来は、任せられません。」という、 ツルさん(もたいまさこさん)の、まさにツルの一声が、染みた。 このツルさん(笑)はじめ、 俳優さんたちも、、、みんな味があって、よかった〜。 くすっと笑わせてくれる演技、シーンも、多々あって。 セットもカラフルで可愛らしく、心躍りました。 そして、ラストの、ヒロインの選択に・・・涙。 最後の最後、鏡の精から、一度だけもらった、変身のチャンス。 「・・・わたしは、、、わたしが、いちばん、なりたいのは・・・」 現実には、ありえないシチュエーション、ファンタジーでありながら、 とてもたいせつなこと、わたしも忘れがちになっていること、を、 あらためて思い出させてくれた、みごとなストーリー展開に、拍手。 カラフルで軽やかな風、に吹かれたような、 そんなさわやかな気持ちで、映画館を、出ました。
てくまくまやこん!いい映画を見せてくれて、ありがとう! おもしろ会話 9/5 さあ出るぞっ。と、登校する直前、靴をはきながらの、会話。 大きい坊 「なげっつ(心の友)と、そこの角で、50分集合にしてん。」 わたし 「今までも、だいたい50分やったんちゃうの?」 大きい坊 「ううん。今までは、48分集合やってん。」 小さい坊 「ちゅーとはんぱやなー」 ↑ 横からすかさずつっこむのが、ウケる・・・。(爆笑) こないだも突然、折り紙をはじめて、 紙でっぽうを作ったらしく、ふたりで遊びだした。 これが、何かの袋を割ったかと思うような、ものすごい音! びっくりして、 「こんな大きな音出んの〜」ときいたら、 小さい坊 「弱気でやったらー、(ぱふっ)こんな感じ。」ですと。(笑) わたし(ウケつつ)「弱気のほかは、どんなの?」 小さい坊 「強気。」(爆笑) そうか。紙でっぽうは、弱気と強気があるんや…。(笑)
ふと振り返ったら、ひつじちゃんが、寝ていました。 おやすみなさい・・・ 隠れ家 9/4 このところ、暑さのせいで、まったく手入れをしていない植木たち。 暑すぎて枯れた葉っぱや徒長した枝、生え放題・伸び放題の雑草を見かねて、 曇っていた朝、勇気を出して(?)刈り込みに出た。 風も涼しいし、快適…と思っているうちに、 お日さまが顔を出して、あっというまに暑くなってきた。。 やりだしたら意地になってしまい、汗をぽたぽたこぼしながら、続ける。 葉っぱと土で足元が埋まっていたミニトマトの鉢を、よっこら!とどけたら。 その下に、黒々とした、立派なコオロギが、2匹。 (一瞬、ゴキブリかと思った…) さあ、その2匹の、あわてぶりったら…(笑) 「はっ!」としたのが、分かったくらい。 「ど、どうしよう!どっちに逃げよう?!」(←代弁するならば)という風情で、 すたこら、暗い植え込みの陰へと去っていく。 悪かったねえー。秋の合唱団の団員、こんなとこに隠れてたんだ…(笑) 2ヶ月くらい、鉢を動かしもしてなかったもんね。 夜になると、蛾がたくさん飛んでいたり、 水遣りすると、バッタが飛びだしたり、 昼間は隠れている虫たちが、きっとたくさん、うちにいるんだな。 ここで増えすぎては、いかんよ。 隣の草地に、行くように。(笑) 雲のぽけっと 9/3 青い空に、雲のぽけっと。
きょうは、ドラえもんの誕生日。 岡谷より 9/2 夏休み最後の週末、長野に出張だったらしい友達から、はがきが届いた。 あちらでは2学期が早く始まるので、授業参観させてもらったそう。 彼女にも、花巻から風景印ではがきを出すつもりだったのに、 郵便局で時間がなくて、書ききれなかった。。 そんな話を先日、会った折にしたからか、 岡谷の風景印が押された、イルフ童画館の絵はがきでした。 ピアノの上で、こびとのような子どもたちが楽しそうに遊んでる絵と、詩。 ---------------------------------- ピ ア ノ 北原白秋 雲がゆきます、雲のうへ。 ドレ、ミッちやん、 ソラ、ソッちやん、 ミレ、ド、レ、ミッちやんちやん。 風が吹きます、風のあと。 ドレ、ミッちやん、 ソラ、ソッちやん、 ミレ、ド、レ、ミッちやんちやん。 ほうい、だれかがよんでるよ。 ドレ、ミッちやん、 ソラ、ソッちやん、 ミレ、ド、レ、ミッちやんちやん。 子どもかけろよ、月が出る。 ドレ、ミッちやん、 ソラ、ソッちやん、 ミレ、ド、レ、ミッちやんちやん。 ---------------------------------- この、たった一枚の絵はがきに、 このあいだの、楽しかった時間のこと、 わたしたちが学校で一緒に学んできたこと、 それとは別に、音楽という共通の言語があること、 ・・・・・ たくさんの通じる思いが、 ふわっとさりげなくこめられていて、 なんともいえない気持ちになりました。 ああ・・・ひとの縁とは、不思議なもので。 彼女に出会えてよかったと、しみじみ。 あいち言葉? 9/1 ほぼ毎日(?)見ている、朝の連ドラ。 今期のは、とっても分かりやすい展開で、ときどきじーんとする場面もあって。 時折どっかに行って抜けても分かるし、呑気に見られるのがいいです。 (毎朝タオル握りしめて、15分で心が千々にに乱れた、前作に比べると。笑) いつも今週のまとめ!的な内容になる土曜日、坊たちと見ていたら、 オープニングクレジットに、「あいち言葉指導」の文字。 「あれ?あいち言葉指導って、書いてあったけど?」 「じゃあ、誰か、今日だけ愛知の人が出てくるんじゃない?」 ちょっと面白がって、見ていたら。 主人公のお兄さんが、貿易の失敗から窮地に陥り、ヤケになっているところに、 「あなたには、本当にお世話になって!」と、取引先の食器会社の人が、挨拶に来るのです。 (↑分かります?笑) この人がどうも、「あいち」の人らしい。 たぶん、瀬戸の陶器やさんか、、、ノリタケ、ナルミあたりのイメージ? なんにしても、尾張弁ですな。 とにかく、、、恩人であるあなたの、窮地を救う手助けをしたい、と申し出る。 「お手伝い、させてまいんきゃ?これまでの、恩返しだがやー。」 「どーか…あきらめんと、続けてちょーだぃ。」 いいシーンのはずなのに…あかん!可笑しすぎる。 「言わへん言わへん!だがや、今言わへんでー」 「ちょーだぃ、言わへんでー。そんなん、河村さんだけやろー」 大ウケしながら3人ともつっこんでいたけど、はて、昭和30年代の設定、 当時は、こんなふうだったのかなあ?・・・ ふと思い出した、 前のうちの近所の、おじいちゃんおばあちゃんたちの、言葉を。 「おねーちゃん、いっぺん、遊びにきてちょーでー。」 「(断水の後)まだ水道の水ぁ、あきゃーことにゃーか?」(←まったく分からんかった) うん、お年寄りは、そんなかも。。 場面が進み、ふと耳についた、ちょっと聞きなれた語尾。 「外国の見本市から、依頼が来たんだわー。」 「〜だわー」…これは、こっちの友達も言う。わたしも、言うな。(笑) 「突然、うちの工場にたずねてみえて・・・」 「〜してみえる」…これも、言う言う。 昔は、「してはる」って言ってたのにな。こっちでは、なんか浮くから、使わなくなった。 ひとたび大阪の駅に降り立てば、周囲が大阪弁だらけなことに驚き、 こっちにいれば、イントネーションから、だれ彼となく「関西の人?」ときかれる、 気づけば、ちゅーとはんぱな方言をしゃべるひとになつてしまひました。。 近所の、同じく大阪出身のお母さん友達は、 「帰ったら、めっちゃ大阪弁でしゃべんねん!忘れてる!って焦るからー!!」(笑) その人は、ふだんもかなり「生きた大阪弁」(名言)使ってはるけどね…。 さて、子どもたちは、と言いますと。 家の中と外で、みごとに、使い分けております。 家族とは大阪弁、一歩外に出れば、 イントネーションまでみごとな現代版・名古屋弁。 「放課」はもちろん!「机つる」とか「鉛筆ときとき」とか、言うし。(笑) そして、実家に連れていけば、また大阪弁。 ・・・きみら、バイリンガル? 外国なら、よかったんだけどね…。 |
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