自然のちから 自然のちから 静かなちから 季節は選ぶものではなく 待つもの いつか確かに訪れる光は 勝ち得るものではないと やっと気付く日々のささやかさよ偉大さよ 歩いていく歩いていく歩きつづける 歩みが時々に速くとも 鈍くとも あなたというひとの時計が回るまで 黙って針を見つめていたら 忘れていた緩やかな息の仕方を わたしも思い出せるように思うから 流れるちから 確かなちから それは大きな時のちから そのもの 自らの中の 風を待つ力 育み 蓄える日々は あなたとともに生きてゆく 歩いていく歩いていく歩いてゆける わたし というひとの時計が回るまで |