:: 1日目 〜 仙台へ 〜 ::



「片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、
・・・・・
そゞろ神の物につきて心をくるはせ、
道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、」
・・・・・



長崎旅行記と同じ書きだしですが…

道祖神に招かれて、今度はほんとの、「奥の細道」へ。
わたしには、二十年ぶりの、東北への旅です。

学生だった頃、何度か訪れた岩手ですが、
一度は花巻市の招待で、お世話になりました。
(なんと旅費滞在費すべて無料…)
女子学生のみんなが、いつか家族を持ったとき、
もう一度来てくれたら、という意向だったらしいのですが、
そんな理由で!招待してくれるなんて…
ものすごく、息の長ーい話です。

ずっとそれが頭にあって、いつか家族と行きたいと思いながらすごしているうちに、
昨年の大震災…
直接には何もできないわたしたちが、
観光で行くのはどうだろう…という迷いもあったのですが、
でも今こそ、あのときの花巻のご恩に報いたい(?)という思いもあって、
3週間前に(!!)決まりました。
(オットー休めるのが確定するのを待って)


今日は、東北の玄関口、仙台への移動日。
(オットーは仕事のため、夕方から移動…)
なのでのんびりめの出発ですが、あわよくば(?)松島まで行けるかなと目論んでいます。

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名駅出発! 11:03 東京行き のぞみ N700系
東北新幹線乗り換え口 12:56 新青森行き 憧れのはやてに乗る

「お盆の時期の東北方面は混雑がすごいので、座席指定を必ず…」という
旅行会社の方の言葉に従い、全部指定を取ったので、
途中で思い立ってどっかへ…というのは、今回はなしです。
(しかも子連れなので…)
直行です。乗り換え時間13分。(笑)

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秋田新幹線・こまちと連結したはやてで、仙台駅14:37到着。
駅構内のお店で、事前予約済みのずんだもちセットを食す。
坊ちゃんたち、大喜びで、写真に撮ってから食べてました。

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ホテルにチェックイン後、ちょっと身軽になって、再び駅へ。
夕方になってしまうけど、松島を目指そう。

記憶をたどり、仙石線で松島海岸駅まで海際を通り、
松島を散策後、東北本線の松島駅まで歩くことに。

仙石線の、電車のイラスト。きれいです。
途中の駅までの電車に乗っては降りて、ホームで待って…


ボタンを押してドアを開ける方式に、坊ちゃんたちびっくり。
「押したーい!」(笑)
ボタンも昔と違って、きれいで大きい。

最後に乗った電車は、ラッピング電車でした。
石ノ森章太郎作品シリーズ。


そうして着いた松島海岸駅は、小さな駅なのに、ホームに人があふれている。



もちろん観光客の人が多い、ということもだけれど、駅前に出て、分かった。
仙石線はここから「矢本」という駅までが途切れていて、代替バスで運行しているのです。
なので、みんないったん、電車を降りなければいけない。

塩釜あたりの海ぎわの風景も…
テレビの箱の中のことではないのだと、
わたしも、子どもたちの心にも、深く留めておきたかった。



曇りの夕暮れで、ぼやけた写真になってしまいました。
五大堂も、外からながめるだけに。。

ここで、カップルに「写真を撮ってください」と、スマホをわたされる!
しかし、夕暮れのせいかカメラの感度が悪く、なかなかシャッターが切れず、冷や汗。
男性が、「こっちの方が、撮りやすいかも」と出してくれたスマホは、
押した瞬間にシャッターが切れ、二人の足だけが写ってまた、冷や汗。(笑)
「すみません、よく分かってなくて…」と謝りつつ、なんとか二台のスマホで撮影。
子どもたちが、後ろでウケてました。
(後で、パパにしゃべってた 汗)

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おみやげやさんに寄って、ご当地「どこドラ」を買ってから、
松島駅まで国道沿いに歩きました。てくてく…

 

ご当地マンホールは、「五大堂」。
(薄暗くて、よく見えないですね…)

駅で電車を待っているうちに、真っ暗に。
行きより早く、25分ほどで仙台到着。
晩ごはんを食べてから、ホテルに戻りました。

オットー到着・合流は、23時前でした。
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                          (2012.8.13)


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