:: 長崎旅日記 〜 1日目 〜 ::
9月1日、当然、始業式当日。 子どもたちが数時間でも出ていってくれたのを幸いに、 行くか行かぬか、まだ分からぬ旅支度を始めたわたし。 行き先はオットの強い希望で、どうしても長崎。 距離があることと日にちがないこと、子ども連れであること、 行程も手段も宿泊も決めずにいたこと、など、不安要素はいっぱい。 それでもまあ、なんとかなるでしょーという思いもあり、 その日、何時になるか分からない、オットの帰りと連絡を待ちつづけました。 ------------------------------------------------------------------------------ 昼ごろには帰宅できるかも…といいながら、 オットーが帰ったのは午後4時半。 手段は大きい坊ちゃんの希望もあり、「ベッドのある電車」とほぼ決まり。 サイバーステーションで事前に空きの確認はしておきました。 すでにまとめてある荷物を積んで、午後5時に車で出発! 名古屋駅から、6時45分の新幹線に乗り、京都に出ます。 京都20時2分発、長崎到着、翌8時54分。 無謀なわたしたちの旅の始まりです…。 あかつき号は、佐賀県の鳥栖まで、熊本行特急「なは」と併結しています。 寝台特急は、オット以外、皆初めて。 空いていたのが幸いでした。 京都を出て、新大阪、大阪、と、在来線の線路をひた走ります…。 ------------------------------------------------------------------------------ 寝台特急、乗ってまず驚いたのが、クーラーの寒いこと! これは毛布なしでは、間違いなくカゼっぴき…とあせる。 入念に坊たちに布団をきせて寝かせて… 普通の座席の1.5倍くらいの幅のベッドに、 小さい坊と寝ているわたしは、はみだしてつらすぎる〜。 ・・・・・ それでもうとうとして深夜、今度は暑くて目が覚めた。 カーテンを開けて、先ほどまでがんがんにきいていたクーラーが ほとんどきいていないことを確認。 もう、あまりに極端で、笑いがこみあげてまいりました。。。 この行きの電車のなかで、 いろいろな過去のできごとを思い出していました。 もう記憶の彼方、完全に忘れ去っていたことが唐突によみがえり、 その記憶の中のモノの、質感までリアルに思い出したり… ふだんはすっかり忘れている、 二十代のあるひとときをともに過ごしたひとたちの、 その頃のつながりやなんかを思い出したり… 今はどうしているのか分からないひとたち。 みんな今も、夢を追って生きているかしら。 ------------------------------------------------------------------------------ (2006.9.1) |