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英語で会話? 5/24

大きい坊ちゃん、第一回の定期テストが終わり、明日からいよいよ修学旅行。
部活の友達とラインで連絡していたらしく、なぜか大爆笑している…
わたし   「どうしたん?」
坊ちゃん  「R、Rさんが…『Where are everyone?』ってきくから…
        みんな、英語で必死で応答してる…(爆笑)」

きいてみたら、Rさんというのは、入部したての留学生の友達なんだそう。
日本語があまり通じないので、ふだんもみんな、英会話に苦戦しているらしいのだけど、
どうやら、ついにラインで(笑)英会話が始まったらしい…
それで、仲間が必死で英作文して会話しようと試みているのが、可笑しいらしい…

坊ちゃんも悪戦苦闘しながら、なんとか意思を伝えようとするのだけど、
ラインでみんなが書いている英語に、頭をひねる。。
「え?have toは、こっちちゃうの?」などなど…
「文法無茶苦茶でも、伝わったらええんちゃう」と言ったら、
「うん、なんとか、分かったみたい…。(爆笑)」
みんなも、英語で会話できるようになりたい!って、意欲満々なんだって。
そのために、Rさんは女子だけど、男子のライングループにも招待しているそうな。(笑)
Rさんはことばが通じないためか、クラスでちょっと浮いてしまっているとか…
ここは部員のみんなで、読み・書きともに!英語力をきたえて、
楽しいコミュニケーションができるといいな。



多数派、少数派  5/21

今朝、天文部の宿泊観測から帰ってきた大きい坊。
深夜、同級生達と、来週の修学旅行でのクラスの出し物について、
それぞれのクラスでの内容や、決め方や、流れを話していたらしい。
そんななかで、特に悩んでいる子の話になって、
なんだか共感することが多くて、ああ、どこにいても、どんな年齢でも、
同じだな…と、そして、それぞれに、
集団のなかで生き抜く知恵をしぼっているんだな…と、そんなことをしみじみ感じた。

「世界の見え方は、人それぞれに違うのだ」ということばを、
小説で読んだところだったので、強くそこにつながったのかもしれない。
いずれにしても、声の大きい、力の強い、ひとたちと、そこについていけるひとたち。
それらがおよそ八割方で、そういった多数派の声が正しいような世界の流れに、
自分の感じ方や、在り方、やり方がおかしいように思えてくることもある。
「人はそれぞれに測るものさしが違う」と理解・容認されることは稀で、
ほとんどの場合、少数派の声は小さく、多数派の感覚に添わないなら、
その集団からはみ出すことになる。
「交われないなら、交わらなくてもいい」のか、
「交われなくても、できるところまで添う」のがいいのか、
「交われないのを、見て見ぬふりをする」のがいいのか。
ただただ、息を潜めて、交われないことも隠している、というはみ出し方もあるかもしれない。

ひとには、外向型、内向型、という特性があることを知ったとき、
「世の中は外向型が正しいかのようになっている、
 なぜなら、社会に発信するのが外向型だから」というのに、強く納得した覚えがある。
内向型は、何かをとおして自らに向き合い、自分自身とつながらないと、
外側ばかりの日常ではエネルギーが枯渇する、というつづきにも。
外向型の集団に合わせた結果、心が疲弊したまま充電期間が終わらないわたしには、
痛いほどその意味がよく分かる。

ひとそれぞれ、じゅうにんといろ、と言いながら、
いまのこの社会で生きていくためには、
多数派、少数派、のバランスの上に、じょうずに立ち続けるしかない。
けれど、あまりに無理をして自分を殺したひずみは、どこかで必ず現れる。
周囲と調和しながら正直に生きる、とは、なんと難しいことだろう。
多数派も、少数派も、個々の心の自立がないかぎり。



おもしろことば・まとめ  5/20

夜。
鏡の前で、濡れた髪をタオルで巻いたまま歯みがき中のわたしに、
小さい坊(中3)がひとこと。
「ママ?さくらもちみたいだね。」
「・・・・・。」
ちょっと考えて、鏡を見て、、、そうか!
桃色のパジャマを着て、草色みたいなくすんだ緑のタオルを頭に巻いて、
たしかに、これは…さくらもち色!(笑)
「ああ、、、そうか。よく思いついたなあ!」と、思わず笑ったできごとでした。

そんな会話から、最近のおもしろことばを、思いつくままに。

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大きい坊ちゃん(高2)編。

内科を受診して、検尿をするように言われたときのこと。
坊   「え?今?出ない。」
わたし 「出ないんじゃなくて、、、出すねん!」
坊   「だって、今、出ないって。」
わたし 「だから、、、ちょっとでいいから、出すねん!」
…3歳児検診の時とまったく同じ状況に、苦笑するわたし。
おむつがはずれたばかりだったあの頃と違って、今は一緒に入れない!(笑)
頼むから、もうちょっと自主的に…。

ある夜、ごはんを食べながらの会話。
坊  「ママ?ごてあらぽーって何?冷蔵庫で、ウインナーの袋に書いてあってんけど。」
わたし 「御殿場、あらびき、ポークソーセージ!」
坊  「ええっ!ママ、すぐ言えるん?!」
わたし 「当たり前やん!」
全員  ・・・爆笑・・・

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小さい坊編。

(兄弟で、地方球場の名前を挙げながら)
大きい坊  「長良川球場。」
小さい坊  「行きたくもない。」(←彼独特の言いまわし)
わたし   ・・・ひそかに爆笑・・・

ある夜、晩ごはんの支度中に…

坊   「ママ?冷凍庫にある、かちりって何?」
わたし 「ああー『かちり』か。説明すると、長くなるけど…。(笑)
     ママは子どもの頃から、おじゃこって言って、固い、干物のちりめんを食べててん。
     それが、こっちに来てからは、ちりめんっていうと釜揚げって言って、
     やわらかい、半生みたいなちりめんしか売ってなくて。
     それで、できるだけ固いのを探して買うねんけど、
     この『かちり』っていうちりめんは関西の兵庫産やから、干物で固いねん。
     ちりめんはちりめんやけど、違うねん。・・・分かる?(笑)」
坊    「わかった。」

・・・日々、流れていく会話のなかで、ちょっと笑えるおもしろことばたち。



あじさいの子  5/19

昨年、花後の剪定をした時に、捨てるに忍びなくて挿し木にしたあじさいの枝。
3つの鉢に同じようにさしたはずなのに、開花してみたら、
なぜかひと鉢だけ、むらさきいろの花になっていた。
残りのふた鉢も、昨年の親の色から少し、わたし好みの深い青になってくれて。
並んだ花のグラデーションが、とても美しくて。
開花したばかりの今は、色えんぴつの筆のあとが残っているような、
その淡い色彩を、いくらながめていても飽くことがない。
毎朝の慰めをくれる、咲き初めのあじさいの子どもたち。
親鉢の花も、もうすぐ。


おまけ、昨年地植えにした、3年目のあじさいは、
なんと25個もつぼみをつけて、ひとつひとつ、ゆっくりと開花中。