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神さまの目  9/30

フェンスとのわずかなすきまで、ツユクサが花をつけている。
アメリカン・ブルーとはまた少し違う、澄んだ深い青。
おしべの黄色との対比が美しくて、好きな花。
隣の駐車場が舗装されてから、雑草が消えてしまったけれど、
隣から飛んできた種がわずかに生き残り、無事に咲いてくれて、よかった。

フウセンカズラもどんどんつるをのばしていて、
横へ横へとフェンスをつたって、花を咲かせている。
その花を目指して、早朝からミツバチたちがやってくる。
せっせと花をめぐり、みつを集めて、ふうせんを実らせていってくれる。

毎朝、少しずつ変わる植物たちのようすをつぶさに見ては、
"ああ、あっちのあの子が咲いた。あっちのあの子は伸びた、大きくなった。
 夕べの雨に打たれて、かわいそうに、折れてしまった。曲がってしまった。
 あっちの子は、雨の力で仕方なくねじれてしまった。
 しなびた葉っぱは元に戻らなかったけれど、脇から新しい芽を伸ばしている。
 台風の強風で新梢が倒れてしまったけれど、次のつるがまた、上に向かって伸びてきた。
 ・・・・・・"
そんなふうに一喜一憂し、雨や風や嵐にも必要以上に手を貸さず、
それらに打たれつつも、屈せず伸びつづける植物たちの生命力に、また歓喜する。
そして、愛でる。慈しむ。ただ、目のなかで。

そんな自分の目線をふと、さらに上から眺めてみれば、
これはまさに、神さまの、わたしたちに対する目そのものではないか、とはっとした。
わたしが日々、植物たちの成長と変化をひとつずつ、愛おしく見守っているように、
神さまは、もっともっと上から、こんなふうに、
わたしたちや動物・植物たち、すべてのいのちの成長を、見守っていてくださるのだ、と。
優しい環境、厳しい環境が折々に淡々と通過するのを、
手は貸さず、ただ、あたたかなまなざしで。
わたしよりもっともっと、つぶさに。




もこもこもこ  9/29

涼しくなって、ようやく本気で花をつけはじめたアメリカン・ブルー。
今朝は、数えてみると、なんと33こも!
なんともいえない、すがすがしく深い空色に、いつも見入ってしまうわたし。


暑い暑い夏の序盤に、うっかり株分けしてしまったカネノナルキ(花月)。
大きい株のほうは元気に芽を伸ばしているけれど、
小さい株のほうは、全体がじわじわと枯れてしまい、がっかり。。
枯れそうになるたび、枯れていない先の部分を切って挿す、を繰り返し、
最後、こんな小さな先っちょだけになってしまった。
それも、新芽の出ていたまんなかの部分が、茶色くなって落ちてしまって…
葉っぱが黒くならないかと、あきらめ半分で見守っていたら、どうにか持ちこたえてくれたよう。
新芽はどこから出てくるんだろうと、見守ること約1ヶ月。。


な、なんと!
新芽が落ちた部分から、新しい葉っぱがむくむくと盛りあがってきたではないですか!
それも、たくさん!


むくむくむく…もこもこもこ…
なんとかわいらしい、うつくしい色の芽!
こんな状態になってしまったのに、どうにか生き延びてくれて、ありがとう〜。
発見してからというもの、うれしくて、外に出るたびのぞきこんでいるわたし。
これから、どんなふうに大きくなるんだろうなあ。
楽しみです。



体育大会  9/26

雨のため、いちにち延期になった体育大会。
生徒会の大きい坊ちゃんと、学級委員の小さい坊ちゃんは、
それぞれ準備のために、みんなより少し早めに登校するらしく、
同じ中学に通いはじめて、初めてふたり一緒の登校となりました。


貴重なワン・シーン。
大きくなったなあと、しみじみ。

見にいけなかった昨年、大きい坊ちゃんが言った、
「ママ、来年は、見においでや。いじゅも出るし。」という言葉が頭から離れず、
決心して、午後からビデオを持って出かけました。
オットーにも、見せてあげたくて。
(午後の部には、ふたりとも出ずっぱりなのでした)

ほぼ、初めて見たに等しい(2年前に数十分観覧)体育大会で、
大きい坊ちゃん、なんと立派に成長していたことか!
そのことに打たれて、涙が出そうになりました。
応援団の演技。リレーのチームワーク。閉会式での全体指揮。
いち生徒として、また生徒会長として、自分の役目を果たし、大会を楽しんでいる姿。
あらためて、学校に、先生がたに、友達に、そして本人に、感謝せずにはいられなかった。
わたしには見えないところで、こんなに立派に、育ってくれていたんだなあと…

小さい坊ちゃんも、新しいお友達と楽しそうに競技をしていて、
こうして少しずつ、自分の世界を作っていくんだなあと、しみじみ感じました。

結果は、ふたりのクラスがともに、準優勝!(各学年ごと)
大きい坊ちゃんは、小学校からなんと8年間、ずっと負けつづけてきたので、
起死回生を賭けた今年、結果発表の瞬間、
国旗・校旗の下で(←降ろす準備中)ひとり絶叫していました。(笑)

子どもたちの活躍と成長を見ることができたこと、家とは違う姿を見られたこと。
いろいろ、苦しい思いもあって迷ったけれど、見にいってよかったと、心から思った。
それは、誰にも、何も、文句を言われることではないと思うから。。

学校からの帰りみち、公園からふと、キンモクセイが香った気がして、立ち止まる。
鼻を疑う(笑)、わたし。
いや…まだ早い。9月やし。気のせい…と、確認せずに帰宅。
翌朝…
新聞を取りに出たら、やっぱり、、、、香る!
街路樹のところに見にいくと、なんと、咲き初めていました。
ああ、昨日のも、気のせいじゃなかったんだな。
今年は、涼しくなるの、早かったからかな。
ひと足早く、深まる秋。




深夜の会話  9/22

帰宅の遅いオットーと、深夜0時ごろに「花子とアン」を観て…
いよいよ最終週となり、次のドラマの番宣を見ていたわたしは、
バックに流れる主題歌(中島みゆき)をちらっと耳にした感想を伝える。

わたし  「あの…『宙船』みたいながなり系の歌い方でもなく、
      朗々と歌いあげる系でもなく、フラットに、ふつうに歌う感じでもなく、、、
      ちょっと抑えぎみに、可愛らしく?歌う感じやったな…」
オットー 「『悪女』みたいな?」
わたし  「いやー『悪女』じゃないな…。」
オットー 「じゃあ、『横恋慕』みたいな?」
わたし  「たとえが古いなー。(笑)まあ…もうちょっと最近で、『萩野原』みたいな?」
オットー 「(笑)それも20年くらい前やろー。」
わたし  「『横恋慕』は30年くらい前やろー。」

笑、笑、笑…。
結局、ふたりとも適当な新しい歌知らんねんや。



フウセンカズラ  9/18

去年、プランターにひとつだけ植えた、フウセンカズラの苗。
そんなに大きくはならなかったけれど、ささやかに繁って、
かわいいふうせんをたくさんつけて、枯れていった。

今年、その下の地面から、小さな芽がふたつ出てきた。
葉っぱのかたちは、たしかに、フウセンカズラ。
去年の種が落ちて出てきたんだなーと、愛おしく見守ってきた、この夏。

そのたったふたつの芽が、気がつけば、繁りに繁ってフェンスを覆い、
小さな白い花を咲かせては、緑色の小さな紙ふうせんを作り、
やがてふくらんで、茶色く熟して、枯れていく。

毎朝、働き者のみつばちが、腕?に花粉の玉をくっつけて、
せっせせっせと花をわたりあるいている。
ひとつの花の中にもぐっているのは数秒間のことなのに、
そのおかげで、次々と緑の紙ふうせんが増えていく。
そしてまた、来年のいのちへと、つないでくれる。

ほかの多くの植物の実も、同じように育ち、いのちをつないでいるんだなあと思うにつけ、
閑かで確かなその仕事への、深い敬意がこみあげる。
虫たちがわたしたちとともに存在してくれることの、感謝を超えた、尊いなにか。
それは万物を完璧な調和のもとに配置している、神さまの仕事への、畏怖。




おもしろ話  9/17

ただいま体育大会前で、応援団の練習と指導に忙しい、大きい坊ちゃん。
帰宅後、ぶつぶつと文句を言っている。

大きい坊  「じゅんなー、本番、号令台の前でやらなあかんねん。
        生徒会長がいちばん前って、誰が決めたんやろ。センターやで。」
小さい坊  「AKB気取りか。」
大きい坊  「選挙もしてないのに。」(←談合のうえ無投票当選)
・・・・・・。

夜。
お風呂から出てきた小さい坊ちゃん、どこから見つけたのか、
ビューラーを手にして、「ママ、これ、何するやつ?」ときいてきた。(笑)
「教えてあげるから、ここに座って。」と言って、小さい坊の目に当て、
長くて濃いまつ毛をくるんくるんに巻いてあげた。
(そういえば、一度やってみたかったんだった。笑)
「そうか…!」
小さい坊ちゃん、大ウケでビューラーを持って洗面所に走り、
大きい坊ちゃんになにやら説明して、ふたりで大笑い。(笑)
「もっと巻いたろかー」と言うと、「いい!明日、学校に行くから、いい!」と、
必死で逃げるのが、また可笑しい。
「そんなん、明日までもてへんよ!」



ゴミ 背負う 虫  9/16

朝、ベランダの手すりをふいていたら、ふわふわした丸い虫が歩いている。
??
こんな虫、見たことがない。。不思議に思って、写真に撮ろうか迷ううちに、
てくてくとどこかへ消えてしまった。
捕獲のため、ビニール袋を取りに降りてもう一度探すと、手すりの裏側に移動していた。
小さい坊ちゃんに、「変な虫がいるよ」と言って、写真代わりに?見てもらった後、
ビニール袋をかぶせたとたん、袋にひっかかった背中のふわふわ部分が取れてびっくり!
取れたら、なんだか中途半端な、細長い虫…。
ナゾ。ナゾ。こんな虫、見たことない…。

ビニール袋は、登校前の大きい坊ちゃんに託す。
虫博士に、見てもらうために…。(笑)

そして坊ちゃんたちを出した後、わたしはおもむろにPCに向かい、
「ゴミ 背負う 虫」で検索しはじめた。(笑)
そして!
意外にあっさりと、その正体が判明したのだった!
「ゴミ 背負う 虫」で。(笑)
裏づけの、証拠まで思い当たったので、たぶん、間違いない。
便利な世の中になったものよ。。

さて、その正体については。
本日、その虫を興味津々で持ち帰ったらしい博士の、調査を待つことにしましょう。
博士は、「アリジゴクの仲間」というところまで即答してくれたらしく、
さらに詳しく調べてくれるそう。
わたしの調査(?)が、果たして合っているのかどうか…
博士、頼りにしてます!
待て、次号!



ツー・カー?  9/15

先月4日のこと。
5月のライブで心酔したアンジェラ・アキの、
コンサートツアー最後のライブ生中継を、テレビで観ていました。
始まったら、テレビの前から動くこともできずに。。

ラスト、「サクラ色」を涙ながらに聴き、
オットー帰宅のメールに、迎えに外に出たら。。
遠く、暗闇の向こうから、小さなライトを振って歩いてくる人がいる。(笑)
そのリズム…
♪サクラいろーのじーだいーを わーすれーない ずっと ずっと ずっと♪
頭のなかでは、あの歌がぴったりはまる。

やがて、ペンライトを振りながらオットーが近づいてくると(爆笑)、
♪ Keep on dreaming all your life ♪
と歌っている。
(もちろんオットーは、テレビを観ていたわけではないのです。)

わたし  「いやー、サクラ色、今やっててんで」
オットー 「えー。うそー。なんかあんねんなー。」

そして、今日。
また、同じライブの再放送を観ていたわたし。(笑)
また、オットー帰宅頃かなーと外に出たら、
また、遠くからペンライトを振って歩いてくる人がいる。(笑)

「今、再放送観ててんでー」
「えー。すごいなー。Keep on dreaming 振っててんけど。ママがおったから。」

なんか、あんねんな。
ツー・カー。(笑)



「翔べイカロスの翼」  9/14

今月は、CSチャンネルで「秋のさだまさしまつり」なる特集があり、
さだまさし関連の映画が続々放映されている。
初旬にいきなり、「関白宣言」(1979)。
これは主演が弟(現・社長)の繁理さんで、
まさしさんはあちこちに顔を出すチョイ役出演。
昔何回か観てるはずだけど、もうストーリーを忘れていて、懐かしみつつ鑑賞。

夜、帰宅したオットーがチャンネルを回したら、古そうな映画の場面が…。
それは、録画中だった「翔べイカロスの翼」(1980)。
まだ始まったばかりだったので、ついつい、そのまま見入ってしまい…
そのうち、ネットで野球をしていた(↓参照)坊たちも一緒になって、最後まで観た。
ああ…チャップリンの、ライムライトを彷彿とさせるラスト。
実話に基づいた脚本ゆえに、主題歌とともに胸にしみいる、すばらしい作品だった。

個人プロダクション制作という制限があって、
公開当時も多く上映されたわけではなかったらしいこの作品、
ビデオ化・DVD化も難しかったらしく、わたしたちにとっては、幻の映画だった。
念願叶って、この映画を初めて観ることができたのは、2001年3月10日。
(なぜ分かるかというと、上映有志のさだまさしファンサイトに、記録が残っているから。。)
偶然にも、すぐ近くにある文化劇場で、有志上映が行われたのだった。
しかも、午前と午後の2回上映だったため、オットーとわたしは、
大きい坊ちゃん(当時1歳)をみながら、交代でそれぞれ映画を観ることができた。
ファンになって、20年の歳月が流れていた。

あれからさらに、13年。
2年前、ファンの声が届いてついにDVD化が叶ったこの映画を、
こうして子どもたちとともに、テレビで観る日がくるなんて。
幻の、シネマバージョン・「道化師のソネット」を聴きながら、
深い感慨に浸らずにいられなかった。
解説に現れた、さだまさし…
別人28号、ですね。
まっさん。

来週はいよいよ、「長江」。
何十年も前から、写真集もサントラのレコードも、持っているのに。
実は我が家では、未だ幻の映画。観たことがないのです。なんと!
気合を入れて、のぞみます。



ミー太くん  9/10

坊ちゃんたちの最近のおあそびと言えば、野球!
野球一色です。
自分たちで野球選手のカードを作り、架空のチームを作り、
それらで「サイコロ野球」なるゲームを(寝転んで)し、成績をつけ(すでにノート3冊分)、
また、「室内野球」と称して2階にこもって、ふたりでおもちゃのキャッチボールをしています。
また、野球のカード(市販)も大量にコレクションしていて、それをネットで登録し、
ネットでゲームをするという(それも成績をつけている!)おあそびも…。
もちろん、その合間に、テレビのプロ野球観戦も欠かせません。
いったいきみたち、いつ勉強するの…。(笑)

そんなおあそびのなかで生まれた、架空の協賛?企業に、
「ミートン」というミートボールの会社があります。
そのオリジナルキャラクターが、ミー太くん!
キャッチフレーズは、「コラショじゃないよ、ミー太くんだよ」(爆笑)

ある日ふと見ると、机の上に、こんな紙が置いてありました。


「ミー太くんたいそう第1」
・・・・・
歌詞を読みながら動きを見ていたら、笑わずにいられなくて、、、
そのうち、おなかを抱えて笑ってしまってました。
動きが、可笑しい!(笑)
歌詞も、可笑しい!(笑)
・・・それ以来、気分が下がってくると、この紙を見て、笑っています。
笑わずにいられない、おかしなたいそう。(笑)
作者の小さい坊ちゃんに言っておきました。
「ミー太くんたいそうの紙、捨てたらあかんで!」


完。(笑)



隠れ家的な…  9/7

オットーが、職場近くで偶然入った喫茶店がよかったと言って、
調べてそこの支店を見つけたらしく、いざなわれて行きました。

新しいのだけれど、町屋ふうの造りになっていて、とても落ち着いた空間。
吹き抜けの高い天井に、立派な黒い梁が走っている。
薄暗い店内の壁には、竹久夢二の絵。
いつか小樽で訪れた、「海猫屋」のような…
どこかノスタルジックな空気が漂っている。

座席どうしの間隔がほどよくとってあって、さらに今は、お客さんも少なめ。
ここなら、本を持ってぼーっとしにくるのに、いいかも…。
書きものも、できるかも…。
宇田川先生の、カフェ・ドミンゴ(by 花子とアン)的な?
隠れ家的・カフェに出合えて、ちょっとうれしくなりました。
坊たちにも、秘密にしておこう。(笑)


昨日、しばらくぶりに一眼レフカメラを出したので、
ついでにほとんど使われていなかった単焦点レンズを装着して撮影。
さすがに、ぼけ味が違います。
愛用のコンパクトカメラも、なかなかがんばってるけどね。。


美味しい被写体に出合えて、しあわせでした。
撮って、食べる。二度、おいしい。(笑)



カーネーション  9/6

末妹の結婚式があり、日帰りで帰省してきた土曜日のこと。
結婚式の式場について、ロビーをウロウロしていたら、オットーが突然、
「ここ、カーネーションの心斎橋百貨店ちゃうか。。」と言い出した。
ドアもそっくり、エレベーターの階数を示す文字盤もそっくりで、
ロケ地ではないかと心がざわざわしたらしい。(←大ファン 笑)

その後、インターネットを駆使して調べると、間違いなく、
その建物は、朝ドラ「カーネーション」で使われたとのこと。
(両親は、「下見の時にポスター貼ってあったから、知ってた。」とあっさり。笑)
俺の目に狂いはなかったと、オットー大喜び。
その場にいるあいだにはっきり分かっていれば、
もっとウロウロして、建物の写真も撮ったのに…。(←本末転倒)

帰宅後、さっそくDVDケースの中から、「カーネーション」を引っぱりだして再生。
第5週 『私を見て』
・・・・・
家族全員、食い入るように、見る!見る!
深夜近くなっても、誰も再生を止められない…。(笑)

確かに、今日歩いたロビー。押したドア。エレベーターホール。
しっかり映ってる。糸子が、そこを歩いてる。
ああーもっとこの、裏の階段も歩けばよかった…
後悔しきり。

それにしても…ロケ場所の興奮を超えて、魅せるこのストーリーの面白さ!
何回も観ているのに、物語に入りこんだら、心が抜けなくなってしまう。
なぜ、こんなに面白いのだろう。
視聴者側が大阪出身ということを差し引いても、この魅力は、本物だ。

物語ってすごいなあ、とあらためて感じる。
大事なことのように夢中になって、物語について、論議したり。
現実のほうが遠く感じられるくらい、心も、頭も、それでいっぱいにしてくれる。
わたしは、子どもの頃からこれに、心救われ、育てられてきたんだなあ、と。
そんなことを思い、不意に胸がいっぱいになった。
そして、その物語の持つちからが、今また、わたしの心を救ってくれている気がする。