<< 風待ち日記TOP
<< Home




初秋の時間  9/13

さいふも携帯電話も持たず、ヨガへ。
始まる前のわずかな時間、顔見知りのヨガ仲間との、他愛ない会話にほっとする。
ふんわり感じる場のつながり、「ここにいていい」安堵感。
そして、自分の心と体に集中する時間。

自転車で大きな道路を越え、川沿いに走れば、図書館。
ヨガのあとの充足感を指先まで感じながら、ペダルを漕いで。
児童書コーナーの小さないすに腰かけて、手にした本を読む。

ひととき、目に見えないつながりを脇に置いて過ごす。
今・ここにいる、自分だけの時間。



影絵  9/9

雨戸を開けて、ふと振り返ったら。


朝陽が壁に、朝顔の影を映し出していました。
長谷川等伯のような…墨絵のイメージ。
写真よりずっとくっきり美しく見えた自然の美術作品に、釘付けになった朝。



あいちトリエンナーレ  9/8

雨のなか、トリエンナーレの一環のイベント見学にでかけました。
(あいちトリエンナーレは、3年に一度行われる、国際芸術祭です。)


この大勢の人だかり…何?と思うでしょ。


この方の主催する、「フェスティバルFUKUSHIMA in AICHI!」。
そう…今をときめく?「あまちゃん」音楽担当の、大友良英さん。
もともと福島で行われていたイベントを、ここに持ってきたものらしいです。
一般のみなさんが好きな楽器をめいめい持ちこんで、その場で即興演奏しよう!というもの。
ほんとに楽しそうで、うらやましかった。。


最初は、ダンスをする方があちこちに入り、その動きに合わせて、音を出す。
これが不思議なくらい、ぴったりと揃うんです。
そのうち、大友さんとバンドの方がリードして、即興で「あまちゃん」のテーマ曲演奏。
力の抜け具合がとてもいい感じ。
お次は、大友さんが小さな男の子を指名して、指揮をお願いしました。
これがまた、すばらしかった。
男の子の手の動きに、みなさん神経を集中しているのがよく分かります。
音がぴったり!
最後に男の子が、「どこで止めようかなーどうしようかなー」と、(笑)
迷いながら振りつづけ、手を挙げて終えた時が、最高でした。

即興オーケストラ…なんて斬新な試み。
音が揃うのかな…どんなふうなんだろう、と、興味津々で出かけたのでしたが、
みんなが一緒に音を出そう!とすれば、新しい音楽がその場で生まれるんだ!と、
新鮮な発見をさせてくれた、すてきなイベントでした。



また一輪  9/7

今朝もまた、水色の朝顔がふたつ。


こまごましたスペースを整理していて、見つけたものでちょっと遊んでみた。


サボテンの木の下で、ピクニック。(笑)
フェーブの人形とパンにチーズ、ぶどう。バリィさんとちびトトロも参加。
賢治先生が、そのようすをぢつとみてゐる。
なんだか楽しそうです。



再会  9/6

今朝咲いた、昨日と色違いの朝顔。
優しいピンクと白のまだら模様に、朝の光が透けています。


今日は数年ぶりに、パン教室の先生と再会しました。
以前再会した、同じクラスだったパン友達と一緒に。
彼女たちから、先生が、退職と同時に病気をされたらしい…ときいていて、
本当に心配していたのですが、今日、お元気な顔を見ることができて、みんな大喜び。
先生の近況から、他の先生方の近況、そして盛りあがったパン焼きの話。

・発酵機の設定は30℃なのに、外気温が30℃越えてたら、中はどうなってるの?!
・粉はねー使う分を冷蔵庫で冷やしとくの。こねあげ温度がすごいことになるから!(by 先生)
・暑い時にシュトーレン(注・生地が重い)とか、いいよね。すぐ上がってくるから。
 (↑でもクリスマスのパン!笑)
・プルマンおいしいよね〜週2回は焼くよ。(by 先生←みんなびっくり。)
・あそこに、新しいパン屋さんできたでしょ〜。
・・・・・・
パン焼き仲間でしかできない、通じない、話を夢中でして、
わいわいと楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。

先生はさだまさしファンでもあって、それで親しくなったこともあり、
「あなた、チケット取れた?!」とか、そんな話も。(笑)
「あのドラマ、よかったよねー(かすてぃら)」と先生が言えば、
他のパン友達も見ていたようで、「うんうん」と。
まさしさんの歌とトークがほんとに心に染みる、とおっしゃった先生、
お元気になられて、本当に良かった!!
幸せな再会でした。
近々、先生の自宅教室の見学をさせてもらう約束をしました。これもまた、楽しみ!



あさがお一輪  9/5

豪雨の翌朝。
濡れて重くなった雨戸を開けたら、
いきなり目に飛びこんできた。


8月末になって、やっと開花した朝顔が、3つめと4つめの花をつけていました。
他の色の朝顔は、雨に打たれて下を向いてしまっていたのに…
むら染めのような、白と水色の涼やかな模様。
風に揺れながら、曇り空に向かって、りんと咲いている。
嬉しくなって、うしろ姿をぱちり。

友達に写真を送ったら、"元気が出ました"と喜んでくれた。
その返事にまた、わたしも元気をもらう。
循環する、ちいさなしあわせ。



復活  9/4

小さい坊ちゃんが突然、数年ぶりに筆をとり、
「コミックス カステラちゃん」を描きはじめました。


右にいる「ロボキチ」が愛嬌があって、笑えます。

「なんで急に描いたん?○○くんにお願いされたん?」ときいてみたら、
「ちがう。ネタが頭にたまりすぎて、描くしかなくなった。」
・・・まんが家らしい答えにウケました。(笑)

このところ、友達の誕生日プレゼントにと、
兄弟ふたりで一生懸命、オリジナルのまんが制作に勤しんでいたので、
その勢いがカステラちゃん復活にもつながったようです。
相変わらず、オチは特にない、かわいいまんがです。




さりげなく…  9/3

若者向けの歌番組のスペシャルに、まさしさんが出ていました。
「あの名曲が!」と字幕が出たので、
「『名曲』って紹介するなら、たぶん"秋桜"やな。
 "案山子"とか"北の国から"ではないな。」
とか話しながら(←歌番組なのですでに曲を見限ってる)、オットーと見ていたら…
なんと「風に立つライオン」でした。びっくり。

わたし 「わーこんな歌番組で、ようこんな長い曲選ばれたなあ。
     確か8分半くらいあるやろ。」
オットー「8分51秒やで。これはイントロなしで、最後もワンフレーズで切ってるけど。」

ま、参りました…。

先日も仕事から帰るなり、
「あーやっぱり、あの時聖橋でレモン投げたらよかったなーと思って…」
など唐突に言い出す、マニアックなオットーでした。。



始業式  9/2

長い夏休みが終わりました。
いろんなことがあった、夏休み。

始業式恒例の、防災引き取り訓練も、今日で最後。
まだまだ続くと思っていた小学校の行事も、ひとつずつ、終わっていく。

3日ほど前に、ふと目にしたことば。
「人生は、夏休みと同じ。始まった時には、やりたいことがたくさんあって、宿題もあって…
 まだまだ時間があると思っているうちに、あっという間に終わってしまう」
胸に染みました。

そして今日、偶然ビデオで見た、宮崎駿監督のことば。
「アニメーション映画をヒーヒー言いながら作っていられたという
 幸運な人生だと思うしかないんだ。
 同じことはもう起こらない。」

今年の夏は、いろいろなことを考えた夏でした。
わたしは、どうしたいのか。
どう生きていきたいのか。
常に自分に問いながら、前に進んでいきたい。

そんな、秋の始まり。