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なぐさめ  7/30

日中の疲れと思考のしすぎで、元気がなかった夜。
明日の資源ごみを思い出し、おもむろに、飲みきった豆乳パックをたたんだら。


突然、目に飛びこんできた文字。
なんと、赤いハートまでついている。
ふっと笑みがこみあげて、しわしわと心がゆるんだ。
こんな気分の時に限って、この神さまは現れる。
忘れた頃に、唐突に。

こおろぎは、なんて優しい声で鳴くのだろう。
やわらかい鈴を転がしているような・・・
ルリリリリリ。ルリリリリリリ。
目を閉じて、壁にもたれ、じっと耳を傾ける。
しわしわの心に寄り添って、ただそばにいてくれる、大事な友達。



鈴なり  7/29

いつもと反対側の窓を開けたら、なんとフウセンカズラが鈴なりに。


みっつもくっついてなっていました。
緑の鈴。音がしてきそうです。


パイナップルミントの花は満開に。
ほわほわの部分はめしべだと分かりました。
葉っぱはレースあみ状態になり、幼虫の落しものがいっぱい。〈笑)


そして、晩生?ブルーベリーの実を収穫。
もう熟すと思っていなかったのに…5つも!
甘酸っぱくておいしかったです。
来年はジャムを作れるくらい、実るといいなあ。。



祭りのあと  7/28

2日間のお祭りが終わって。
なんだかんだ言いながらも、結局、おもちゃはかなりの数でした。(笑)


お約束のでっかい空気剣がないのが寂しいなあと思っていたけれど、
大きい坊ちゃん曰く、
「野球部(同学年)がみんな持ってた!じゅんも欲しかった!」だって。(笑)
でも、置くスペースを思案してやめたらしく、、、それは、成長だね。。

家の中に砂だらけの足で駆けこんで、
「これ取れた!他にこんなのあった!」と、興奮して報告し、
夢中になってふたりでおもちゃで遊び、
またお祭りに駆け出していく…という構図を思い出しては、
懐かしさに胸がぎゅっとなる、わたしなのでした。



成長  7/27

持ち帰る 玩具の数の少なさと 大きささびし 夏の祭り

玩具広げ 夢中で遊ぶ幼子の 面影なつかし 夏の祭り



・・・初こおろぎを、聞いた夜。



開花!  7/26

いきなり、ちびちび子バッタを発見…。
ガーベラの葉っぱの上で、堂々とくつろいでいます。
穴だらけのあれもこれも、あーたが食べ放題してるのね…。


先月植えたばかりのワイルドストロベリーが、ものすごい勢いで育っています。


白いかれんな花をつけ、小さなかわいい実も実りました。
そちらは、ナメクジたち(画像ナシ)が食べ放題…。(涙)


そしてついに!
パイナップルミントが開花しました!色は白。
あの刺繍のほわほわした感じが、やっぱりミントらしい。

・・・よく見ると、多くの葉っぱが薄くなって透けている!
裏返してみて…そ、そうだったのか…。
羽を休めにきてると思ったら、卵を産みにきてたんだ…。
(ここなら、ミント食べ放題。笑)
知らないうちに、パイナップルミントじゃなく、シジミチョウを育てていたわたくしでした。


番外編。
紅しょうが、もうひとびん。先週の日曜日に作りました。
今年の梅酢を使って。赤しその量を増やしたので、昨年の梅酢より赤く染まりました。
並べて気付いたこと。
いつのまにやら、アヲハタジャムの大びんが、容量ダウンしていた。。(笑)



暑中見舞い  7/25

手紙書きのわたしが、今年はふうふう言いながら?暑中見舞いを書いている。
書きたい人を思い浮かべては、今日は3通、明日も3通、と、
心おもむくままの順序で、ぽつりぽつりと。
そのひとに似合う絵はがきを選んで、色鉛筆でちょこっと下手な絵を添えて、
切手をずらっと並べて絵はがきに合うものを選んで、貼って…
住所を調べて書いて、そのひとを思い、話しかける。
昔は集中して、苦もなく何通でも書いたものけれど、
今は、ひとつひとつに思いをこめて書くと、3通が限界。集中力が続かない。。
(暑さのせいも、もちろんありますが。。)
頭のなかが、整理されてないんだな。。

そんなふうふうの暑中見舞いに、返事をもらった。
細かい文字で、わたしの書いたひとつずつに、きちんと答えてくれていて。
彼女らしいその返信のしめくくりに、胸を打たれた。

"後ろを振り返らず 前を見て 明日はいい日だと希望をもち
 明るく元気で過ごしましょう!!"

ほんとうに、日々、そんなふうにありたいと思った。
・・・ありがとう。



ハーブ花ざかり  7/23

初夏のタイム、マージョラムから始まって、レモンゼラニウム、レモンバーム、と、
ハーブがつぎつぎ花を咲かせています。


駐車場のすきまに植えた、ペニーロイヤルミント。
食べられませんが、虫除け効果と、踏むといいにおいがします。
これが今、どんどん花を咲かせているところ。


ところでこれ。
16、7年前に作った、ハーブの刺繍入りバッグです。
かたちがかわいいぶん、とても苦労をしたので(底を縫うとき!)、
今も大事に、手芸の作りかけ品入れにしています。
突然、このハーブの刺繍と、実際の花を見比べたくなりました。
あの頃は、植物好きだったけど、ハーブ育てるとは想像もしてなかったからなあ…。


ミントのポケット。
うーんこれは…王道のスペアミントか、ペパーミント??
ペニーロイヤルとはちょっと違うみたいですが、ほわほわの花の感じは出てます。


これはローズマリー。
うんうん。こんな感じ。春の花ざかりを思い出す。。


そして、つぼみが日に日に大きくなる、パイナップルミント。
葉っぱをこすると、パイナップルのさわやかな香り。
シジミチョウが気に入っているみたいで、よく羽を休めにきてます。
どんな花が咲くかな…楽しみ。



蛇踊り?  7/23

うちの前を通りすぎたあたりで、ガス工事をやっているようだった今日。
そこを目指してか、長く長くつながれた、黄色く太いホースのようなものを、
工事のお兄さんたちが等間隔で担いで歩いている。
この風景…どっかで。
「・・・蛇踊り?」
わたしがつぶやいたとたん、あっけにとられて見ていた子どもたち、大爆笑!
「長崎の、蛇踊りや〜」
子どもたち、さだまさしカウントダウンライブの映像で、蛇踊りを見たことがあったのです。
まさに、あの映像そっくり!
(もちろん、頭はない!笑)
暑いなかご苦労さまやけど、、、いやー笑わせてもらいました。
自らの想像力に。



"方言は人が持っているもの"  7/17

"方言は、人の中にあるもの。
 だから、人が弱ると、方言も弱っていく。"

あさイチが「方言特集」だったので、思わずひきこまれました。
冒頭から、方言研究の先生のことばに、心をつかまれて。
方言って、人と一緒に、生きているものなんだ。
新たな視点が開けて、はっとする。

「自分の地方の方言でしゃべると、リラックスする。気持ちが安らぐ。」
被災地での方言を使った取り組みでの、参加者の言葉が印象的でした。
まったく、そのとおりなのでしょう。
大阪に避難している福島の方が、できるだけ方言をしゃべらないようにして、
大阪弁を覚えるようにしている、なかなか慣れないけれど、とおっしゃっていました。
そして、インターネットラジオで地元の言葉を聞くと、涙が出る、と。
"選ばぬことばで話す"ということは、本当に、
アイデンティティとつながっているのだと強く思う。。

宮城の言葉で津波のことが綴られた、方言詩に涙が出ました。
その言葉でしか表現できない感覚があり、
共通語では置き換えられない言葉、というのも、きっとたくさんあるのでしょう。
(「しんどい」って…共通語で、何に変換できる?!とかなり悩んだわたし…
 名古屋では「えらい」「えーれー」らしい。笑)

「今日拝見していて、頭にある考えを表現するのが標準語で、
 心にある想いを表現する、想いをのせて伝えるのが、方言だと思いました」
まとめに先生がおっしゃったことばにまた、胸がいっぱいになった。
きっと、使う言葉に添って、自分の心が育ってきたから、
自分の心の動きを表すのに、その言葉でないとしっくり添わないんだろうな。。
自分のなかにある言葉をたいせつにしよう、と、
すでに中途半端な言葉を話しながら、あらためて思ったのでした。



『銀の匙』最新巻読了  7/17

小さい坊ちゃんがテーブルにほうってあったのを、
5〜7巻を飛ばして、ついつい、、、
あ、中勘助ではないですよ。(笑)

不意のギャグに笑いながら、あちこちで泣いてしまいました。
厳しい現実の中で果敢に生きる、農家の子たち。
決して悲愴にではなく、けれど重い現実を彼らなりに受けとめて、前を向く。
それを見守る仲間のあたたかさ。
自分の知らない(商品の部分しか見ていない)農業の現実に、
あらためて、「食」を支える人たちへの感謝と畏敬の念を、深くしました。
そして同時に、恥ずかしい気持ちも。

昨日は、中学の学年保護者会でした。
1学期の学年全体の様子、生活態度、学習のこと、夏休みの注意、
そして、5月の野外学習の写真紹介。

とても真面目な学年で、提出物も、授業態度も落ち着いているときいたうえで、
携帯電話・スマートフォンについて、現状とともに注意事項が説明されました。
(配られた資料も、この一点・1枚のみ)
学習事項では、「成績のランクのいい子は、整理整頓もよくできている。」ということ。
下のほうのランクの子たちは、机もぐちゃぐちゃのことが多いと。。
なので、まず、机や部屋の整理をすることから、と。。

話の流れを聞いていて…
いったい、保護者も子どもたちも…何をしたいの?と、
理解できない気持ちでいっぱいになってしまった。

成績を上げたい、、、だから、部活も塾もと、がんばっている子が多い。
けれど一方で、かなりの確率で携帯やスマホを手にして、
夜遅くまでメールやラインにふけり、就寝時間は遅い。
(そのやりとりのせいで、仲間外れやトラブルもかなりあるらしい。)
先生が子どもたちとのやりとりの中で耳にした話ではそんな状況らしく、
まんがを読んでいて夜更かしした、という子はいない、と。
「お金かからないの?」という先生の言葉に、
「そんなに高くないよ?月5000円くらいだよ?」と軽く答える中学生の、
その感覚は、今、当たり前なのかもしれないけれど、
当たり前ではいけないのではないか、と。

わたしの周りでも、保護者がラインやゲームにはまっている場合もあって、
こうなると、子どものこと以前の問題なのでしょう。
わたしには、夜更かしを辞めることが、塾に通うよりも成績に有効なのではないかと思えますが。
(わたしは、夜更かしして、勉強せず詩を書いてたけどね。笑)

整理整頓=成績の良し悪し、の話も、
「成績を良くするためには」にポイントを置かれているようで、
(進路決定に向けての職業調べの話を含め、)
もっと、もっと、大きな、大きな、枠組みのなかにわたしたちがあることを、
それに支えられてあることを、
子どもたちに実感させ、伝えるような、そんな学びはないのだろうか、と、
胸をもやもやさせながら帰宅しました。

この社会に適応して生きていくため、食べていくためには、
成績も、進路も、職業も、大切なのでしょう。
けれど、、、
その中しか知らない、"井の中の蛙"になってしまったら…
その中だけでしか考えられない、価値を測れない、人間になってしまったら…
壁にぶつかったとき、どんなにか、狭くて辛いだろう、と思えてくるのです。
どこかで、老子のいう、「道(タオ)」のようなもの…
それがあることを知り、それとつながることが、
ほんとうに生きるちからを育てるためには必要なのじゃないかと、思えるのです。
それを見る、大きな目を養うことが。。

野外学習は、貴重なその機会だったかもしれません。
写真を見ながら、みんなの笑顔を見ながら、そう思いました。
この邪気のない笑顔を、どうか常識とされるものだけに縛られることなく、
大きく広げていってほしい、と。

そして、『銀の匙』。
登場人物の彼らもまた、自分たちが生きるために、食べるために、
農家の現実と向き合い、いのちと向き合い、進もうとする。
都会の中学生たちと、保護者会で聞いた話と、彼らの何が違うのだろう。
そんなことをぼんやり考えながら、過ごしています。



おもしろ会話・推理編  7/16

七分袖くらい?のシャツを着ていたのに、
なぜか、左上腕がかゆい。
あの、よく注射を打つあたり…(もちろん打ってはいない!)
さわってみたら、かたく腫れている。
腕をねじってのぞいてみたら、赤くなっている。
蚊?袖がある場所なのに、なんで〜?

この疑問を、帰宅した坊ちゃんたちに、何気なく投げかけてみた。

わたし   「なあなあ!ここ見て。虫にかまれてんねん。」
小さい坊 「ほんまやー」
わたし   「でもな、この服、袖長いやろ?なんでやろ?」
大きい坊 「シャーロック・ホームジュくんにきいてみよう。ホームジュくん、どう思う?」(爆笑)
小さい坊 「それは、朝から、着ていたのですか?」
わたし   「はい。そうです。」
小さい坊 「途中で、着替えたりは、していないのですね?」
わたし   「はい。」
小さい坊 「それは…その中に、もともと、虫が入っていたのです!
       そうだね、ワソジュンくん!」(爆笑)
大きい坊 「そう思われますか、ホームジュくん!」
わたし   「イヤー!!ちょっと、シャワーして着替えてくる〜」
大きい坊 「そうしてください。」

彼らが、推理してくれたのです。(爆笑)

その後、よくよく見たら、3ヶ所もかまれたあとがありました。(!!)
この腫れ、蚊じゃないわ…。でもダニほど腫れてないし、アリとか…。
ホームジュくんの名推理が当たっていたかも…。

それにしても、声色を変えて言うのが可笑しい〜。
前からふたりでそういう設定があったらしいのですが(笑)、知らなかった。
小さい坊が「ワソジュンくん。」と言っていたので、なんとなく、
ワトジュンくんじゃない?ワトスンやから。」ときいてみた。
大きい坊に、「ほらー。ワトスンやって!いじゅ!」とつっこまれて、
小さい坊ちゃん、照れ笑いしてました。(笑)



おもしろ発言・ひさびさ  7/15

小さい坊ちゃん、ごはんにかけたこれを見て、
「…リアルゆかり?」


次の瞬間、爆笑…。
うん…確かに、ゆかりやけど。
リアルってなんや、リアルって。

小さい坊ちゃん 「…売ってるゆかりとかじゃなくてー、ほんものの、ゆかりやから。」

確かに…塩以外何も入っていない、生乾き風"ゆかり"です。
うん、、、ニュアンスは…伝わってるかな?(笑)


今朝5時の空。オットー見送りのあと。
うろこ雲がとてもきれいだった。



野球部大会  7/15

小さい坊ちゃんの、野球部の大会がありました。


通称・「中日大会」。
もちろん、大手・中日新聞社主催です。
なのに坊ちゃん、"CD"ワッペンの帽子じゃなく、"HT"の帽子をかぶっていきました。(笑)
出がけに一応、「いじゅ?帽子、これでいいの?」と確認したのだけど、
「いいよ。行ってきまーす。」とあっさり。
彼曰く、「HT」は球団名でなく、学校と自分の名前の組み合わせなんだそうです。
誰も、そう思わへんやろけど…。(笑)


雨上がりの真っ青な空の下、プレイボール。
1時間30分と時間規定があるとはいえ、強い日差しの中に立ちつづけて、
保護者の応援団も汗びっしょり。
結果は19-4で、一回戦勝利!
近年勝ち上がりがなかったそうで、子どもたちも先生方も保護者も、大盛りあがりでした。
坊ちゃんは、ベンチをあたためていただけだったんですけどね…。
それでも、"出られたらうれしいけど、見ているだけでも楽しい!"という、
野球大ブームの渦中なので、とにかく、楽しかったそうです。
少年野球もやっている上手なメンバーのうち、
誰が次回投げるか!とか、誰がナイスプレーだったか!とか、
帰宅後に兄弟ふたりでぺちゃくちゃおしゃべりしているすがたも、
ほんとに楽しそうでした。(笑)



下から目線  7/14

夜。
大きい坊ちゃん、「なんか寂しいなー。」と言う。
「何が?」ときいたら、
「ママと同じとこに目があるから…。前は、こんな(しゃがむ)感じで、
 『ままー。』って言ってたのに…。」(笑)

坊ちゃん、春前には、わたしより数センチ低いくらいだったのです。
それが、連休の頃にはほぼ同じ?という気がしていて、
数日前に鏡の前で並んだら、もう5センチ以上越えているではないですか。
気付けばいつのまにやら、上から目線…。(笑)

「じゃあ時々、こうやって(中腰で)『ままー。』って言ったらええやん。」
そう言ったら、大きい坊ちゃん、笑ってました。
そんな「下から目線」感覚を、いつまで覚えていてくれるやろうな。。



初蝉  7/13


緑の紙ふうせん、みごとなかたちにぷうっとふくらみました!
また新しい、次のふうせんも育っています。
この植物に「ふうせんかずら」って名前をつけた人に、拍手!
ほんとに、自然のちからが生んだ、そっくりさん。
それとも、これを真似て、おもちゃの風船たちが生まれたのかしらん。。

気付けば、初蝉の声。
これから数週間、夏本番の幕開け。



朝のひととき  7/12

今日から子どもたちも、夏季授業時間へ。
給食・お弁当はあるけれど、短縮時間で帰ってくる。

6月のはじめに引っ越してきた姉弟が、
小さい坊ちゃんの分団(登校班)に入ってきました。
最初から、集合時間に揃うことがなかなかできなかったり、
一番前を歩いている坊ちゃんにいたずらしてきたりといろいろあって、
しばらく、見守りに出ていたのです。
かくかくしかじかあって、1ヶ月が過ぎる頃、どうにか落ち着いてきたのでした。
その姉弟との、今朝の会話。

お姉ちゃんがわたしに冷たいタオルの包みを当ててきて、
「保冷剤〜」と言うので、冷たくていいねえ〜と話す。
弟くんは首に濡れタオルを巻いて、「こっちの方が涼しい!」と言う。
お姉ちゃんに、「服まで濡れてるじゃん!」とつっこまれながら…

「お茶が、昨日は午前中で全部なくなった〜」とお姉ちゃんが言う。
「ええ〜そんな水筒大きいのに?大丈夫だった?」と返すと、
「友達に分けてもらった」と。
わたし 「今日は、時間短いから、もつかな?」
姉   「お母さんお昼はいないから、今日はトワイライト(放課後学級)に行く」
わたし 「トワイライトは、お茶、もらえたよね?」
姉   「うん、もらえるよ」
わたし 「じゃあ、なくなっても大丈夫だね〜」
そのまま出発した分団と途中まで歩いて、お姉ちゃんのランドセルをぽんとたたいて、
暑いけど、がんばっていってらっしゃーい、と送り出す。

立ち止まり、遠ざかる子どもたちの背中、
お姉ちゃんのランドセルを見送りながら、泣きそうになった。
わたしには見えない何かを抱えているのだろう、その背中。
遅刻が多かったこと、傘でいたずらして班長を困らせたこと、、、
この1ヶ月を思い返して、しみじみ、子どものやわらかさに胸がつまる。
みんな、それぞれの環境、状況のなかで、その時自分にできる最善を尽くしている。
がんばれ、がんばれ、がんばれ。
「過ぎ」はだめだけど、道のりはまだまだ、続くから。



干し作業開始  7/11


例年になく早い梅雨明けに驚きつつ、この陽射しを逃す手はない!と、
さっそく、干し作業を開始しました。第一日目。
梅干しちゃん、今年も仲間たちを、温かい目で見守っています。
いい子に育つんだよ〜。


昨年の梅干しも減ってきたので、その梅酢を使って、紅しょうがを作りました。
新生姜の季節にしか作れない、貴重な手作り品。
意外に簡単で、とってもおいしい!もちろん、赤しその天然着色。
刻んで作ったので、水分が出て、きれいなピンク色になりました。
(かたまりで漬けると、ルビーのような色になる)
梅干しとひと味違って、ごはんにのせると酸っぱくてピリッとして、好き。
まだ新生姜のあるうちに、もう一度作ろうかな。



みどりのふうせん  7/11


ちびちび紙ふうせんが、ふくらんできました!
さらに、たった数日で、いったい何倍の大きさになったのでしょう。
ほおずきのような、葉脈の美しい緑色のふうせん。
スイセンのつぼみの時と同じように、
何かがいのちを育て、時を動かしている。
自然を動かす大きなちからを、こんな小さな場所に見つけることの不思議。
心はひととき、"センス・オブ・ワンダー"(レイチェル・カーソン)の世界へ。




ヴェガ  7/9

見上げた天頂近く、青く明るいヴェガの光にはっとする。
ついこのあいだまで、青いシリウスを見つけていたのに…
この数ヶ月の時間が、わたしの中でめまぐるしく流れたことを、しみじみ感じる。
涼やかな風が吹き抜けて、ふっとちからが抜ける。
クーラーや扇風機の風とはまったく違う、やわらかい夏の夜風。
目をこらせば、ヴェガの隣にデネブ。
その少し上に、三つ並んだ、白鳥の翼。
さらに上がって、くちばし・アルビレオの淡い光。
そして…アルタイル。
現れた夏の大三角に、心で冬の大三角を重ね、過ぎた季節を思う。
シリウスは今、天の底にあるけれど、昼間はあの太陽の光のなかで、
青く輝いているのだろう。
そして、夜空に昇る、次の季節を待っている。

心緩ませ、見えない世界に想いをはせる、一日の終わり。



すでに…  7/8

昨日の夕方、くっきりとしたみごとな入道雲に出会って、
夏が来たことを確信する。
思えばこのところ、ごはんのメニューがまったく思い浮かばず、
苦しい思いをしていたのだけれど、どうやらそれは、
わたしの食欲が減退しているからだと突然気付いた…。
食べたいものが、思い浮かばない…。
冷たいものが食べたいようで、食べたら体の芯が冷えてしまう…。
気付かぬうちに…もう夏バテ?

毎日のように、「今日なに食べたい?」をくりかえすのも苦しくて、
昔の料理雑誌を出してきた。
結婚するよりずっと前のもの、結婚した頃に買ったもの。
あちこちにちりばめられている、古い広告を懐かしみながら、
当時よく作ったメニューを見てまた、懐かしむ。
がんばって、ごはん作ってたなー。
あの頃の自分を愛おしく思う。

あれこれ見て、結局、その中からは作らなかったけれど、
なんだかふわっと優しい気持ちになって、
ごはんを作る元気が出てきた。
本の中にいる、過去のわたしに励まされた気分。



ちいさなふうせん  7/8


今年、初めて植えてみたフウセンカズラ。
すくすくとつるを伸ばし、小さな白い花をつぎつぎと開いている。
たくさん花がついているわりに、なかなか実が見えなくて。


今日、じっくり観察していたら、緑色のちびちびの実を発見。
ふくらます前の、たたみじわのある紙ふうせんみたいなかたち。
これが、あの緑のふうせんになるのかなあ…
これから大きくなるのを楽しみにしています。



終電でーす  7/2

子どもたちの寝る時間が近づいて、一人がふとんの部屋に入ると。
「終電でーす。終電でーす。発車しまーす。ぴぴぴぴぴぴ…」
ドアに顔をはさんで言いながら、引き戸を閉めていく。(笑)
「あー待ってー!乗りまーす!」
急いでもう一人が行っても、ばしゃん!と閉まってしまう。
「いいもーん。もう一台、あるもーん。」
反対側の引き戸を開けて、手動で乗る坊ちゃんなのでした。(笑)