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満月  8/31

ずっと(って、10日くらいだけど)探していた、
はかぼんさん』(さだまさし氏の新刊)、でっかい本やさんでやっと入手…。
小説新潮に隔月連載だった、幻想小説の短編集。
「今年、地蔵盆の当番に二日間当たってて、
お線香絶やさずローソクの灯の見張りをする、時間つぶしに買いました。」
先に読みはじめた友人の、そんなメール内容に笑ってしまった。
舞台装置、完璧すぎ。

夜。
ネットのニュースでちらっと、「今夜、ブルームーン」の見出しを見つけ、
開いてみると、今夜は今月二度目の満月で、三年に一度の珍しい現象だという。
それを何気なく声に出して、読みあげていたら…
おふろ準備中だった子どもたちが、いなくなってる。(笑)
カメラ持って外に出たら、やっぱり。

ぱちぱち3人で撮っていると、通りがかった近所のおばさんが、
「今日、満月だねえ!」と。
「ねえ。きれいですよねー」
「私、毎日、お月さま見てるのよ!」(笑)
それからおばさんの娘さんが帰省している話や、スーパーの水の話やらがひと段落してから、
「きれいねー。いいもの、見たねー!」とさよなら。
苦笑しつつ、、、ああ、身辺は全く違っても(笑)、
おんなじ空の下生きてるんだな、
おんなじ空をを見ているんだな、と思った。

子どもたちがおふろに入った頃、今度は近所のお母さん友達から、
写真つきでメールが来た。
「今夜、"月に二度の満月"ブルームーンらしいですよー!」
あはは、そういえばわたし、おばさんに話しかけられて、
一枚しか写真、撮れなかったような・・・。
その旨、返信して、感謝する。(笑)

ネットでも話題だったらしいこの満月、、、
きっと、たくさんのひとたちが、世界中で見上げていたんだろうなあ。。

水遣りしながらおもう、
わたしの目線には今、この高さのものしか入っていなくて、
遠近あれど近くにあるものだけで、心がいっぱいになっているけれど、
ふと、視線を上へ上へ、ぐぐっと持ち上げてみれば。
そこには、世界共通の、ただひとつの、空があり。

この空は誰のものでもなく、誰でもいつでも、自由に見上げられて、
お日さまもお月さまも星たちも、誰にも平等に光っていて、
たったひとつのこの空を見上げているとき、
人は誰も、同じ場所につながっているんだな、
心を、同じもので満たしているんだな、と。。
そんな、不思議な心持ちになったのでした。

当たり前といえば、当たり前のことかもしれないけれど、
当たり前すぎて、「目には映っても見えない」こともある。

どんなときも、視線を上げれば、そこにあるもの。

そのことを、忘れないように、生きていこう。



文字  8/30

しばらく前に手紙を出した友達母子から、メールの返事が来た。
帰省していて、遅れてポストを見たのだ、という。
最初は、中学1年の娘さんから。
次に、そのお母さんから。
「娘が、優しいきれいな字で好きだと言うから、メールで伝えるように言ったのに、
 恥ずかしいのか、文章にできないのか、書けなかったみたい。」

いつも率直で照れのない、さばさばした、可愛らしい女の子。
引っ越す前は小さかったのに、すっかり、しっかりしたお嬢さんになって・・・。

そして、「私も、字が"優しい"って、ぴったりな表現だと思った」と。

自分が何気なく発したものが、誰かのこころに触れて、優しいことばになって。
わたしに還ってくるまでの、数日のタイムラグ。
みごとなタイミングで慰めれらた、すこうし、落ちこんでいた夜。

ありがとう。



同郷  8/29

旅日記のなかに載せた、オリザ(稲)の写真。
あの美しさ・・・写真をながめるたびに心打たれて、
また、今年のおみそのふるさとが遠野だったことを思い出し、、、
今日、なくなったお米を買いにいって、迷わず岩手産「ひとめぼれ」を購入。

・・・このお米は、きらきらと青く光りながら揺れていた、
  昨年の、あの子たちなんだ・・・
(ちょっと、「稲作挿話」風。。)
そんなふうに思って食べた、きょうのごはん。
あの太陽と、風と、土と水が育んだ、
そして、たいせつにお世話をした人がいた、稲のいのち。
「わたしたち人間は、どんなにがんばっても、
 指の先にりんごひとつ、米粒ひとつ、ならすことはできないのです」
木村秋則さんのことばを思い出す。

気付けばおみそとかおこめとか、たべものの話ばかりで、恐縮です。。



開花・結実  8/28

綿の実が、今朝ついにいっこ、はじけました!ぱちぱち。


なんてかわいいのでしょう。。ふわふわ。
もういっこも、開きかけています。
水遣りのとき、気をつけようっと。

そして、時季はずれのカーネーションがひとつ、
つぼみをほころばせています。


花のすぐ下にある小さいつぼみは、穴があいてしまって、枯れています。(見えるかな)
この穴が…再三書いている、クロウリハムシの仕業なのですっ。↑
ついに、つかまえましたっ。(カメラで)
この後、すぐ飛んでいったけど、また戻ってきて、カリカリやるんだわ。(涙)
そんなムシに負けずに、咲いてくれて、ありがとうね。
植物のこんな小さな変化から、秋が近づいているのを感じる。。

今日、古本やさんで、偶然の出会い。
立ち読みしていたら、目の前に、「鈴木重子」の名前を見つけて。
あれー?鈴木さんって、あの鈴木さん?と驚いて、手に取ったら、
十年以上前の、エッセイ集でした。
でも、なかみは、まるで詩のような。

鈴木重子さんのことばのこと、以前も書いた気がする(昨年3/29)けれど、
わたしには、胸の深いところにしみてくるツボがあるみたいで。
ふと読んだだけで、そのやわらかさに、涙があふれてきた。
ああーここじゃだめだ、と、思わず、購入。

「わたし」というエッセイ(詩)が、とってもとっても、よかった。
なんだろう、このピュアさ。そして、あたたかさ。
ウィリアム・ブレイクのかの有名な詩を思わせる、世界を見る感覚。
そしてそれは、どれも「わたし」なのだという。
…なぜ、こんなに、しみてくるのだろう。

ステレオの隣にあった、"A Breath of Silence"を聴いた。
歌でも、ことばでも、彼女がつむぎだすものは同じなんだろう。
テレビでひととき、聴いただけの歌を忘れられなかったもの。
あのとき、名前とともに。



おみそ解禁  8/27

今日、完成したもの…。それは。


綿つめすぎて、ちょっと人相が変わってしまった。
ちょっとくたびれてきている、れいのペーパークラフト、「そばっち」。
小さい坊が、家庭科の宿題でマスコットを作りたいというので、
ペーパークラフトの紙を型紙にして、手伝っていました。
「めんどくさー」と言いながら最終的に、はまってしまったのは、わたくし・・・。
手伝ったどころか、夢中で作ってしまいましたわ。(顔とそば以外)
いかんいかん。もういっこ、何か作らせよう。(笑)

大きい坊 「まま・・・すごいな。」(感嘆)
わたし   「うん、わたしの手芸人生の集大成がこの・・・・・・そばっちなんかい〜!!」
大爆笑・・・。涙目になってしまった。

小学校の頃、マスコット作りがじょうずな友達がいたなあ。
わたしはそんなふうにはとても作れなくて、
その子に、わたしの星座のマスコットを作ってもらった。
うれしかったなあ・・・。
ふと、そんなことを、思い出した。
それから数十年を過ごすうち、はまりにはまった「キットちゃん」(笑)と刺し子ふきんに、
ずいぶん鍛えられたことを、感慨深く、思う。

坊ちゃんよ。
上達には経験だけが、すべてだ!
たくさん、つくりなさい・・・。(笑)

その夜。


今年のおみそを、本日解禁しました。
実は一昨日、買って使っていたおみそが切れて、足りない分をつい、
若い方(後からやった分)から「ちょっと貸して〜」とやってしまっていたのだけど(汗)

3週間年寄りの方から(少しでも、熟しているかと…)開けてみた。
いい色。
今年の大豆と麹は、岩手県・遠野産のものです。
(先月末に一度、初めて「天地返し」もどきもやってみた。)
具は、かぼちゃとたまねぎに、
比叡山のおみやげにもらった、「お味噌汁の具」。(刻み高野豆腐やお麩が入っている)
甘めの内容だけど、おみその味もしっかりとして、いい子に育っていました!
よかったよかった。
昨年から種水を湯冷ましにするようになって(一部はゆで汁)、
この2年は着色(メイラード反応)に歯止めがかかり、風味もやわらかくなった感じ。
やさしい味の、おみそになりました。
そしてまだこれからも、発酵は進みます。深い味わいになるのが、楽しみ。

食べるものが、からだを、こころを、つくる。
あの企業コピー…今は変わってしまったけど、やっぱり、いいよね。

"やがて、いのちにかわるもの。"



目覚ましい復活劇  8/26

パキラのその後。

                 
この変化、たった、3日間です。
あっというまに赤ちゃんパキラの姿は、消えました。
もう、かわいそうでも、いたいけでも、ありません。
ただのやんちゃ坊主になっちまひました。。


ほらね。

でも、次に控えている、ふた節目、み節目の小さな芽に、期待。



つれづれ  8/25

今朝、ニュース深読みで、あの悲しい事件から、シリア内戦の映像を見てしまった。
いつも忘れがちになるけれど、映像や画像が見られる、ということは、
こんな危険な地で、命をかけて、
わたしたちに伝えようとしてくれているひとたちがいるということなんだ。
彼女のインタビュー音声が重なって流れる。
「記録して目撃し伝える人がいないと、どんどん状況が悪化する。
伝えることで戦争が早く終わるかもしれないし、拡大を防ぐことができるかもしれない。・・・」
壊れた町のなかで、手を振る女性の、お父さんと赤ちゃんの、
市井の人々の笑顔が映って、涙が止まらなかった。

"幸せ疲れで自由が見えなくなった"国、地域、に生きているわたしだけれど、
毎日がどれだけの恵みのなかにあるのか、あらためて気付かされた。
そして、手は届かなくとも、直接には何もできなくとも、
遠い国のできごと、と忘れるのではなく、
知りつづけること、考え、思いつづけること、の大切さをかみしめた。
それは、この国の中のことでも、同じ。

以前書いた、somebody=誰かがやるだろう、nobody=誰もやらなかった、
そうならないように、
せめても、思いをはせ、省み、祈ること、を忘れずにいたいと思う。
ひとのこころは、深いところで、ひとつにつながっているのだから。

胸が痛むときは、訪れる、いしらさんのページ。(また、エッセイを読むと・・・)
全然、話題は関係ないけれど、それゆえに深く深く、癒される。
今日も。。いしらさん、ありがとう。
あなたの日々も、平和で優しく、健やかでありますように。
いつも応援しています。



10時間・おしゃべりマラソン  8/22

以前から約束していた、友達の来訪日。
前に会ったのは、大雪の後の節分。
凍結した道路を避けてくるくる回って、職場から来てくれた。
作りたて巻きずしと、福豆を取りに!(笑)

夏休みもまた、部活の発表などで忙しかったらしく、やっと落ち着いたそう。
学校から、ものすごい数なりつづけるというゴーヤを収穫してきてくれた。
それが・・・↓


きゃー。めちゃめちゃかわいい〜!!!(涙目)
写真も、あえてアップで撮らず、引きぎみに。
ちっちゃい葉っぱつきなのが、なんとも!心をくすぐりますっ。
「だってー、届かないんだよ、男の先生が上からつるごと引っぱって、取るんだって!」
いい、いい。これが、いいのよ。

近くに住みながらなかなか会えないので、話が半年分、どんどん繰り出す。
直近の話題、緑のカーテンが学校で当たった(?)そうで、その設備設置が大変だったこと。
夏休み、やっと先週、ご主人と比叡山に行ってきた!こと。
今年は、4年生の担任になったこと。(春から、聞いていなかった。)
今年の1年生に手がかかって、運動会が大変だったこと。
音楽部で、リコーダーのテナーとバスを買ってもらって、「ピタゴラスイッチ」を演奏したこと。(!)
自宅の庭のチェリーセージが、木質化して茂って大変なこと。(←同感 笑)
成り行きで、書道を始めたこと。
(↑この話、おもしろかった。中国人の先生で、線は必ず中心線をとおらないとだめで、
 つながっていなくても常に円を描いていて、宇宙の和を現している、とか)
・・・・・・・
昨年11/16や2/10にも登場している、彼女。
人生山あり谷あり、話題は人あり草あり、(笑)どんな話をしていても、
一生懸命に語るその表情は、笑顔混じりでくるくる動く。
そんな姿を美しいなと思いながら、いつも話に聞き入るのです。。

話していたら、なんと5時間経過。びっくり。
実はこの夕方、子どもたちのお友達の送別会が入っていたので、
子どもたちだけ、先に送り出す。
(事前に、来客があると伝えてあるので、わたしは少し遅れて・・・)
もう準備しないと!と言いながら、そうだ!連弾する楽譜あったんだ〜と二人で思い出し。
突然、ピアノを弾きだすわたしたち。(笑)
大急ぎでシベリウスの曲をいくつか弾いて、「きれいだよね〜」とホレボレし、
美しい3手と4手の現代曲を、(彼女は初見で)一緒にさらってくれた。
「ああーこれも、きれいだよね〜」とまたホレボレし、
「私の大好きな、スラブ舞曲!やろうよ〜。練習しといて!」というので、
10年以上前に、彼女にもらった楽譜開いて、「これ?」「これこれ!」(笑)
10年越しで、、、練習しときまーす。

結局、彼女の車で、送別会の場所まで送ってもらい、お別れしました。
次は、彼女の出品する書展の会場で、会う約束をして。

さて、充実の時間のあと、お次は送別会へ。

大きい坊ちゃんと同じ年の男の子が、アメリカから夏の間だけ来日し、
同じ学校に通っているのですが、(何度か同じクラスになった)
そのお母さん(日本の実家に帰省中)とも親しくなって、今年で3回目の送別会。
毎年6月に入ると、「よっ。」と手を上げて、昨日の続きのように、公園で再会する彼。
(なんだかおかしい。笑)
いつものお店で、お食事しながら、みんなで遊んで写真を撮って、
また来年!の約束を、します。

今日は、仲良しのひと家族が来られなかったのだけれど、
3家族が集まって、おしゃべり。
どうやったら、英会話ができるようになる?というところから、
アメリカでの暮らしのことや、日本で見かけた、おもしろい和製英文のことや、
こちらの学会で見た、アンドロイド演劇の奇抜さや…
まじめな話から、大爆笑ものの話題まで、ずいぶん聞いて、しゃべりました。。
さすがにだんだん、声が枯れてきた…(笑)

気付けば、また5時間経過していて…(ごめんよお店)
大急ぎで、帰宅準備!

あさって早朝に、アメリカに発つお友達家族に、みんなでバイバイ。
来年はみんな、どんなに背が伸びているだろうね。

10時間、ひととしゃべりどおし、聞きどおしだった一日。(笑)
こんなの、はじめてかも。
でも、こんなふうに、同じ時を同じ場所で過ごし、言葉を交わし、
一緒に笑ったり心配したり、どうしようか迷ったり、
共感することや、新しく知ることで、お互いどんなに励まされるか、分からない。
そして、一生懸命しゃべっている時は、みんなほんとうに、いい顔をしている。
その元気をお互い分けあって、支えあっているんだな、と。
あらためて思い、胸が温かくなった、そんな日でした。



パキラの赤ちゃん  8/21


赤ちゃんパキラが、手を広げはじめました。
なんともかわいらしい、つやつやの小さな葉っぱたち。
1cmほどの芽↓が、1週間でぐんぐん伸びて茎になり、20cm以上も伸びていることに、びっくり。




ふうりん  8/20

旅先で、オットーが気に入って買ってきた風鈴。
さっそく、(結構苦労して)軒先に場所をつくり、つるしてみたのだけれど。
これが。。
風がさらさら吹く朝、休みなく、ちりちりと鳴りつづける!
見に出てみたらば、短冊をつるしている糸がくるくるねじれては、また戻り…
それを繰り返して、ひたすら鳴りつづけているのです。
大きい坊ちゃん、面白がって、カメラの動画で撮っていました。(笑)

「おたくのふうりんが、うるさくて眠れません」
ふと、こんなフレーズが頭に浮かんで、これ、なんだったかなーと気になる。
そして同時に、これも、夜だと近所迷惑だよな…と思う。

・・・ある青年のところに、ある日、一枚のはがきが舞いこみます。
「おたくの風鈴が夜うるさくて眠れません。私達はもう長い間寝不足なのです・・・」
その青年は、自分の大切な風鈴にきた苦情に驚いて、はがきの主を探します。
物語のラストで、その意外な人物?が、分かるのです。

作者は、安房直子。出だしの文章と一緒に、名前が出てきた。
昔、塾で使っていたテキストに、出ていたんだなあ。。
安房さんらしい、ファンタジーです。
だから、作品名は、すぐに調べがついた。
「秋の風鈴」

そんなわけで、その風鈴は、室内のどこかにと取りこみました。
時折風が舞いこんで、ちりーんと鳴るような場所、、、見つかるといいなあ。


うろこ雲が出はじめた空。一方には、もくもく入道雲。まだ、元気です。



パキラ  8/18

ついにわたしより背が高くなったパキラでしたが、
上ばかりに葉が残り、重みにしなるふたつの枝で、廊下を人が通行できなくなっていました。
ここまで大きくなったけれど…切り戻すなら、気温の高い成長期に、やってしまわないと。
決心してついに先日、60cmほどを残して、ばっさり。
葉っぱは、一枚もない状態に…(涙)
いつも「じゃまやなあ」と言いながら廊下を通っていたオットーが、
「うわあっっ!!」と叫ぶので、なにごとかと思ったら、
「ぱ、パキラがっ。」(笑)
「ああー・・・・・」
確かに、あまりにばっさりで、かわいそうだよね。。
(去年の9月の日記参照)

ところがその切った幹から、3〜4日で黄緑のぽっちりが見えてきて。
気のせいか?それとも、まさか…と思っていたらば、やっぱり、新芽でした。
早い復活に、胸をなでおろしました。


出かける前にはまだ小さな芽だったのが、帰ってきたら、もう3つに分かれていて!
パキラのたくましい姿に驚き、目が離せなくなりました。


よくよく見れば、3つに分かれた新芽の先が、さらに5つに分かれている〜!!
これは、あの、赤ちゃんパキラの葉っぱなのね。。

古い日記のファイルを読み返していたら、6年前に仕立て直しをした記録が。
成長の早さにびっくり!と、おんなじことを書いていて(笑)、ちょっと安心しました。
ひょろひょろだけど、がんばっているパキラ。
今度こそ、下の葉を落とさないように、冬はリビングに入れてあげるからねー。



野菜・解禁  8/17

この2週間というもの、次々と泊まりの予定が追いかけてくるので、
冷蔵庫に野菜を補充できずにいました。
(ほぼ空にしてあるものの、4日ぶりに開けるのも恐ろしかった 笑)
厚揚げと豆乳は、あのラップの豆腐やさんから買って、
日が暮れてからひょろひょろと自転車こいで、スーパーへ。
パン売り場から、魚、肉、と見ても、食指が動かずにいたのが、
野菜売り場に入ったとたん!!
目に飛びこんできた、きれいな色の野菜たち。
わーい!きゅうり、買う!とまと、買う!
小松菜!なす!オクラ!しめじ!かぼちゃー!
(根菜とねぎは、冷蔵庫でおとなしく眠ってました。よかったよかった)
なぜか野菜を買うのに、喜びに満ち満ちていたわたくしでした…。

旅に出る前に、「行ってくるね〜」とかき回しておいたぬか床。
冷蔵庫から出して、「ただいま〜」とかき回すのももどかしく、きゅうりを3本投入!(笑)
買ってきた小松菜としめじを炒める!厚揚げを焼く!
は〜。食料補充、解禁。
これで、調理制限からも、めでたく開放されまする。



虫の声  8/10

毎年、立秋とほぼ同時に、隣の敷地の植えこみから、美しい虫の声。
帰省から戻った夜、洗面所で気がついた。
まだひとり、ふたり(?)と、数は少ないけれど、
わたしが忘れていても、季節の約束を決して忘れない虫たち。
その声は、本当に…高く美しく、つい、耳だけになって聞き入ってしまう。。
9月の夜明け前に向けて、合唱団は、これから大人数になっていくのです。



ただいま  8/10

か、かっぱ沼がっ。
昨日、すごいことに、なってました…9日だから?
そして今日、一匹(一人?)だけが、ぷかぷかと…

さて。
予定より1日延長、3日半の帰省から戻ってまいりました。
びっくりしたのが、帰りにばったり、お友達一家(お互いパパ抜き)に会ったこと…
電車の時間は適当に決め、さらにちょっとウロウロしてから、降りた地下鉄のホーム。
(もとより、日程そのものも変更しているんだった。)
「あ、あれ〜?!」
と声をかけられ…わたしも頭がこちらに切り替わっていなくて、一瞬、誰だか分からず。
聞けばお互い、同じ日から今日まで、帰省だったようで。
さすが大きい坊ちゃんの「心の友」、(学校にも毎日一緒に通っている)
絆が強いのね。。と感心した出会いでした。
あんな人ごみで!
あんな長いホームで!
あのタイミングで。



到着メロディ  8/6

本を読むつもりでいたのに、ストールかぶって眠りつづけた特急。
はっと気がついたら、見たことあるような線路と、風景。
時計見てびっくり!と同時に、到着の音楽が流れた。
 ♪ふーけゆく あーきのよ たーびのそーらの…(注・メロディのみ)
ああーこれ、なんて歌だっけ。
到着の案内を遠く聞きながら、もう鳴っていない、続きの歌詞が頭に流れる。
 ♪こーいしや ふーるさと なつかしちちはは
その瞬間、泣きそうになった。
 恋しや、ふるさと。
そんなに遠い場所ではないのに、
そして、まちも、昔と同じではないのに。
そこには、過ごした愛おしい時間と記憶への郷愁がある。

 夢路にたどるは、故郷(さと)の家路。
・・・ただいま。



「本と遊ぼう こどもワールド」  8/4

小さい坊ちゃんを、昨日無事に宿泊野外学習に送り出した。
ずっと鼻カゼをひいていたので、治ってほっとするやら、気が抜けるやら…
今日は気を取りなおして、大きい坊ちゃんと本のイベントへ。
昨年は帰省中で行けなかったのに、案内はがきがちゃんと来て、粗品までいただいた。


一番のお目当ては、恒例の、東海ラジオアナウンサー・蟹江篤子さんトークライブ。
(先月のコンサートでは、2日とも、開演前の注意をおもしろおかしくアナウンスしてくれました)
蟹江さんは、朝の番組で、「おはなしマラソン」のコーナーを持たれていて、
水曜日に一冊、絵本を読んでおられるのです。
(子どものころ、読み聞かせに出会わなかったおとなに向けて、という思いもあるそう。)
今日は五つのおはなしを、スライドで(ひとつだけ、絵はなしで)読み聞かせてくださったのでした。
「いなばのしろうさぎ」
「さるじぞう」
「ちくわのわーさん」
「たかこ」
「おこだでませんように」

知っているおはなしも知らないおはなしも、すっかり物語のなかに入りこんでしまいました。
蟹江さんがお上手なのはもちろんなのですが、
「絵だけを見ていてくださいね」ということばに、安心して見入って聴けたのでした。。
ほんとに、子どものように。
最後、「おこだでませんように」が出たときは、、、「うっ」。
やっぱり、泣いてしまった。


毎回、蟹江さんがおっしゃるのは、
「一緒に読む」ということのたいせつさ。
アナウンサーが読んだから、上手だから、感動するということではなくて、
子どもたちにとっては、お父さん、お母さんと同じ絵本を読んでいる、ということが、
特別な時間、できごとになるのだ、ということ。
わたしは読み聞かせに熱心な母親ではなかったので、ちょっと胸が痛かったけれど…
おとなだって、こんなに夢中で聴ける物語、
まだまだ、坊たちにも聴かせてあげられる!と、今後に期待。

そのあとは、即売会の会場をうろうろ。
ワンガリ・マータイさんの伝記絵本、2冊ともよかったなー。
そのほかも…なんだろう?あれこれ開くたびに、涙を拭かねばならないので、
わたし、ちょっとおかしい?(笑)と思いながら。
昨日が誕生日だった友達に、美しい写真詩集を選んで、会場をあとにしました。
その中、谷川さんの「美しい夏の朝に」
夏生まれのその人に、ぴったりの詩。
これもまた…泣けた。



お客さんつながり?  8/3

数ヶ月前から、我が家に週一回、訪問販売のお豆腐やさんが来ます。
いろいろ、かくかくしかじかあっての、ことなんですが…
お客さんから紹介された家は地図に赤まるをつけて、
そこがたとえマンションの7階であっても!ぴんぽんしに行くらしい。

今日も、(「お豆腐大好き」というらしい)ラップの音楽が聞こえてきたら、ぴんぽーん!
ま、「買わない時は、インターホンでいらないって、言えばいいからね!」と、
前向きな販売なんで、逃げるに逃げられず、今に至っています。

さて。
出て行くと、そのお豆腐やさん、「何かいいにおいがする植物があるね!」と言うので、
「これかな?」「これかな?」と指差すのですが、どれか分からぬまま。。
(風で香るとすれば、レモンマリーゴールドの葉っぱだったかもしれません)
「虫によく食べられるんでねえ…」と話すと、
「でも、虫は、においの葉っぱは食べないでしょ?」と。
「そうですね…あ、でもばったは食べますね…」
「ああ…ばったは食べるだろうねえ」
話しながらふと、今年はばったをまだ見ていないことに気付く。
すっかり、忘れていたのに。
そういえば、イベリスの新芽が見事に食べ尽くされていた。あの犯人は…

夜。
晩ごはんにした刺身ゆば、とってもおいしかった。
花の水遣りを済ませて、ひと息。
キッチンに戻り、洗い物をしながらふと振り返ると。
「ひっ」
文字どおり、ひっ。と叫んでしまった。びっくりして。
キッチンワゴンのはしっこに、黄緑色の、ばったの子!!
「呼んだ?」(笑)
・・・呼んでなーい!

ばったから目を離さずにあわてて手をふいて、ビニール袋を出して広げ、えいっ。
捕獲成功!
袋の口をにぎりしめ、玄関へ走る。

たぶん、水遣りの時に、わたしにくっついたなー。
通りひとつ向こうの梅林の足元に、放してやりました。
ここなら、きみの仲間がたくさんいるでしょう。。

大きくなれよーと思いつつ、、、頼むから、でっかくなっても、うちに飛んでこないでね。
でっかいばったは…ただただ、コワイんです〜。(笑)



あさがおの朝  8/1

あさがおのつる あさがおのつる
わたしはまっすぐのびてゆく
夢に向かって のびてゆく
もうなにものにも負けない
強さを持って

胸にうずうずと
押さえきれない何かがあふれ
走り出すしかない
この心を抱えて

たといつるをひきちぎられても
その元からふたたび新芽は生まれる
(与えられた 確かな約束)
勢いよく撒かれた水を浴び
小さな虹に祝福され
わたしはまっすぐのびてゆく

いさぎよい青空をふりあおぐ朝