<< 風待ち日記TOP
<< Home




初積雪  12/26

早朝、オットーお見送りでドアを開けてびっくり。


夕べから降っていたので、積もるかなあと思っていたけど、
真っ暗ななか、真っ白でした。
今冬は、ずいぶん早い積雪です。
ただ、ふわふわでなくシャーベット状の雪なので、植物たちが重そうで…
押しつぶされていたパンジーや、ラベンダーや、ホトトギスの花の雪を、
払って落としてやりました。
ローズマリーは。。強いのと、きれいなのとで、そのままに。
玄関先にためてあった、美しい紅葉の枯葉たちも、雪のおふとんですっぽりくるまれ。
ああ、そろそろ、この枯葉たちともお別れだなあと思いました。
季節は、移ろっていきます。


家の中では、発表会のカーネーションが、1ヶ月咲き続けています。
ありふれていて、あまり好きではなかったカーネーション、
外で咲いている一輪と、この子たちを見ていて、
力強い美しさに、その心を動かされました。
発表会を飾って、後ろで聴いていてくれたカーネーション。
この花のように、変わらぬ心で、ピアノを続けていけたら…
そんなことを、思っています。

『あなたがピアノを続けるべき 11の理由』
そんな本を、読みながら。



いちごサンタ  12/25

イブに作りきれなかった、クリスマスケーキを作りました。


ブッシュ・ド・ノエル形がいいというので、ロールケーキのスポンジを焼いてありました。
が!うまく巻けず、ばりっと割れて(やったことある方は、分かりますね。。)しまい…
しかし!それが意外に、枯れて倒れて裂けた古木っぽくなり(爆笑)、
上からクリームを塗れば、そこに雪が静かに降り積もった…ような(笑)、
絵的には、情趣あふれる雰囲気になりました。

あとは、スーパーのちらしで見た、「いちごサンタ」を子どもたちに作ってもらい、
好きにデコレーションしてもらうことに。
小人のようなサンタさんが増えるにつれ、
まるで枯れ木の中に作った、サンタさんの仕事部屋みたいになりました。

偶然にも、先月の発表会後のお茶会でいただいた、
葉っぱのかたちのかわいいミニチョコが残っていて、
これは使える!と、大喜び!!
抹茶、ホワイト、ミルク、ブラック、モカ。。
グラデーションしている葉っぱが、本当に枯れ葉が舞い降りたように、
サンタさんの丸太小屋を飾ってくれました。
いい材料がうちで見つかって、かわいいケーキができて、大満足。

しばらくやっていなかったロールのスポンジだけは、
次回までに、復習と練習をしておこうと反省…。



『人は死なない』  12/17

先月、大きい坊ちゃんが学校でけがをしてしまい、
歯科に通っています。
結構、ショックなできことではありましたが、
考えても仕方がないことなので、よくみてくれる、いつもの先生にお任せです。

そんなある日…
図書館に本を返しにいってから歯科に行くから、
歯科の前で、集合ね!といったことがありました。
(期限当日だったので、わたしだけが自転車で返却に。。)
診察券に保険証、わたしがしっかり持ったことを、確認して。

さて、歯科が見えてきた頃、前で坊っちゃんたちが、
手を振って何か叫んでいます。
「・・・・・?」
ふと、わたし、診察券、どこにやったっけ?と思い、
かばんを探すも、どこにもなし。
あれれと思い当たるは、返した本の中〜!!(笑)
表紙の裏に、はさんでたやん〜!

坊っちゃんたちが家にいた時に、図書館から、電話があったそうです。(笑)
「保険証がはさまってました」と。。
その日はすでに、月始めに提出していたので、次回持参でよくなったのですが、
診察後再び、図書館に向けて自転車かっとばしたことは、言うまでもありません。
わたしてくれた、図書館の館長さんに、くすっと笑われてしまいました。
ああ、情けなや〜。

だって、はさんでいた本が、
『人は死なない』
・・・・・
そこに、保険証ですよっ。

『人は死なない』・・・・・

新刊本で、あまり新聞広告に載るものだから気になって、リクエストして、
購入してもらったのです。(結構、リクエスト予約が多かったみたい)
やっとまわってきて、読み終えた本でした。

現役のお医者さんが、現場での経験をもとに書かれたもので、
文章の誠実さから、適当に書かれたものではないと感じました。
この日記でも紹介したい、と思いながら読了したのでしたが、
その直後に、この保険証事件で、思わず笑ってしまいました。
真剣に感動したのに、これだからわたしは…(笑)

この他にも、昨年はブライアン・L・ワイス博士の『前世療法』シリーズなどにはまり、
輪廻転生思想をかなりの数読みましたが、すばらしいです。
生きるために大切なこと、学ぶべきことがたくさん、書かれています。
(タイトルの訳が、手に取るのに気後れしそうですが、本当によかった)
なかなか、実生活では(↓に書いたように)思うように自分も変えられないものですが…
魂は死なない、ずっとずっと学び続ける、
そして、肉体があるときにだけ、そのくせを取り除くことができる、ということばを読み、
(事実がどうかはともかく、信じたことが真実、とするならば)
今、生きているうちにできる経験を糧に、磨き石にして、
少しでも良い方向へ伸びていかなければ、と思います。
ちょっと、焦りもしますが。。
焦っても、一朝一夕には、人(自分)は変わらない。。と、最近、ほんとに思います。
落ちこみ、焦りながらも、
ちょっとずつ、、、せめて、十年単位で振り返ったときに、
あの頃より、少しはよくなったかな、と思えるように、
(鈴木秀子さんのおっしゃる、1ミリの成長、ということ)
心に留めておきたいことが、書かれている本たちでした。



ゴーヤ  12/15

なんと!


目線よりずいぶん上に、ゴーヤが立派に実っておりました。
雨戸を閉めようとしての、びっくりでした。

今夜は、ゴーヤチャンプルーかな…。



とあるちらしから  12/14

数週間前、目にした広告の一面に、くぎづけになりました。

サンタがいないなんて
 言ってるうちは
 まだまだ、こども。

このデパート、コピーがうまいなーと感心することが多いのですが、
今回のは、まさに、くぎづけ。
何度も読み返し、意味を考え、
そして考えれば考えるほどに。
うまい。うますぎる。
(セールへ心を向かわせるコピーとしても。)

・・・そして、、、そのとおりかも。



パンの日?  12/12

某・有名パチンコ屋さんのちらしに、今月の毎日記念日表がついていたのですが、
12日のところには、パンの日と書かれていました。
4月12日に、日本で初めてパンが焼かれたことから、
毎月12日はパンの日、らしいです。
そういえばこの文言、パン売り場で、よく見かけるような…。(笑)

閑話休題(それはさておき)
ふと思ったこと。
「過去と他人は変えられない、変えられるのは今の自分だけ」と
よく言われるけれど、
今の自分というものも、思うように変えられるかと言えばそうではない。
特に、自然に湧きあがる感情は、そのおおもとが、
自分の生きてきた経験というフィルターによるものなので、
そこから変えようとなると、まさに「過去を変える」にも違わぬことになる。
頭でどんなに勉強して理解できても、
それをそのまま遂行できるかといえば、こればかりは、そうはいかない。
自分すらも、どんなに意識して努力しても、変わることは困難なのに、
他人のあれこれを、変えてほしい変わってほしいと言っても、
百歩譲ってその人が努力したって、変わるのが大変なのは、どちらも同じ。

わたしは誰かに変わってほしいとは思っていないけれど、
分かってほしいとか理解してほしいとか、そう思うことが多かった。
でも、それもまた、相手に心の変化を要求することと同じなわけで、
わたし自身にもできないことを、人にも要求している身勝手さなのだと、
ふと、気付く。

自分が、そうは簡単に変われないことを実感して理解したら、
相手も同じように、変わるのは難しいのだということを理解し、
受けとめていくしかないのだ、と。

つまりは、
自分がこうでしかなく、こうであることを自分に許し、
人もまた、そうでしかなく、その姿であることを許す。
そしてその生きる姿は、それぞれの責任と成長の過程なのだと、
感情を切り離して、依存し合わないこと。

そしてこれは、相手が年長だとか目上だとか、
年下だとか子どもだとか、
そういう年齢や立場の差はまったく関係なく、
「ひと」と「ひと」として、たましいが向き合う時に、大切な心構えだと。

そんなことを、考えていました。
忘れないうちに、書いておこう。。



「緋色のサラファン」  12/6

朝、FMを聴いていたら、たまたま、ロシア民謡特集の日でした。
子ども番組でもよく耳にする、有名な「一週間」なんかはともかく、
「ステンカラージン」とか「赤いサラファン」とか、
結構、覚えていて、自分でびっくり。
訳詞は違うけれど、昔、歌を習っていた時にやったもので、懐かしくなりました。
特に、この歌。


「緋色のサラファン」

緋色のサラファン ぬうてみても
楽しいあの日は かえりゃせぬ
たとえ若い娘じゃとて
なんで その日が長かろう
燃えるような そのほほも
いまにごらん 色あせる
そのとき きっと思いあたる
わろたりしないで かあさんの
いっとくことばを よくおきき
とはいえ サラファンぬうていると
おまえといっしょに若がえる 若がえる


この歌を必死で歌っていた頃は、
自分がこれからどんな道を歩くのかも、
どんなふうに年をとるのかも、
いやそれどころか、
今の自分が「燃えるようなほほ」をしていることすら知らず、
若いなんて思いもしない、若さの中にいたんだなあ、と、
しみじみ、歌詞をたどって思いました。
この歌のいいところは、最後のところだなとも。
最初とうまく呼応して、しんみりしすぎず、ふっと笑んでしまうような。
年老いたゆえの淡いユーモアと、幸福がある。

なんて分析に入ってしまったけれど、
こんな風に感じるようになったのも、今の自分だからだなあと、しみじみ。



ICレコーダー  12/5

我が家で数年前に購入された、ICレコーダー。
会議用の簡易録音機器なので、音楽を録ると音が割れやすく、使いにくい。
とはいえ、昔のように、テープレコーダーで「ぶちっ」と録音することもできない昨今、
我が家では結構、利用されてきました。
音が割れても、ピアノを録音してみたり。
発表会に持っていって、録音したり。
子どもたちが、自分たちの歌を作って、記録録音したり。

ここ1年くらい、まったく使っていなかったので、
はて?何が入っていたかしら?と、再生してみたら。
「♪たーったかたーっ たかたーっ♪」
大音響で、くちイントロが(爆笑)流れだしました。
これか…。苦笑いで、つぎの曲を再生したら。
「♪たーったかたーっ たかたーっ♪」
またかい…。ひとりで大爆笑した午後でした。

先日の発表会の音源がなかったので、
ひさびさ、録音を試みました。
せっかく録ったので、ひっそり載せてみよう。。
今は、これが精いっぱい。
当日のようすは、先月の日記に。。


* 発表会で弾いた曲 *
シベリウス 「樹の組曲」 Op.75より
 2、孤独な松の木
 5、樅の木

もうひとつ、レッスンでやった曲
 1、ピヒラヤの花咲く時

去年の発表会で弾いた曲
ショパン
 ノクターン20番 嬰ハ短調(遺作)

レッスンでは続けて、3の「はこやなぎ」と、4の「白樺」をやる予定です。