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いざ・サマーセミナー  7/27


毎夏恒例の、パン教室のサマーセミナーに行ってきました。
さて、今年のパンはどんなかな。。


ホテルの大広間で、世界的に著名なパン職人の先生が、数百人を相手に講義する形式。
スクリーンに映し出された先生の手元を見ながら、説明を聞きながら、
ひとつひとつのパンの製造工程、性質について学んでいきます。
今回は、全部で7種類でした。
そして、いつもは複雑で、家では作りづらいパンも多いのですが、
今年のパンは7種類中、4種類は気軽に作れそう?な感じだったので、よかった。
それに伴い、講義もふだん学んでいることの再確認、
そしてそれを活かしたレシピだったのが、印象的でした。
充実した5時間でした。


最後、少しずつですが、試食が出ました。
どれもおいしかったです。またうちでも、チャレンジしてみよう。。



スケッチきょうだい  7/26


昨日、今日と、町内の夏祭り。
夕方からのお祭りを楽しみにしながら、
隣の市の新しい図書館に、初めて行ってみました。
うわさどおり、とてもきれいで、大きい図書館。
蔵書はどちらかというと、一般向き?な傾向でしたが、なかなか楽しめました。
入ってすぐのところにちょっとしたカフェがあり、軽食も食べられるのが驚き。
さっそくお昼ごはんをそこに決めたのですが、料理が出てくるまでのあいだ、
坊たちはいきなり、テーブルに活けてあったお花を「描きたーい」とスケッチしはじめた…。(汗)


スケッチブックと色えんぴつ。。
実は、オットーが最近、「旅先で絵を描きたい」と言って、車に積んでるんです。
パパに取りにいってもらってまで、描きたかった坊たちなのでした。。
スケッチブックがなくなったパパは、紙ナフキンに描いてました。(笑)



水泳講習の成果は…  7/24


小さい坊ちゃん、今日まで5日間、水泳の短期講習に通っていました。


大きい坊ちゃんは、幼稚園の年中さんから通いはじめたスイミング。
小さい坊ちゃんは、誘っても誘っても、「いじゅはおよげないから。」と言って、
なかなか行こうとしてくれませんでした。(↑いいわけが・・・ 笑)
まあそれならそれで、と思っていたのだけれど、
今年たまたま、短期講習の募集前にそれに気付いたので、行ってみる?と声をかけたら、
少し心が動いたようで、申し込みをすることになったのです。

これが5日間通ううちに、みるみる上達。
というか、実際には、技術が向上したというよりも、
本人が、できる!と自信を持ったようで、後半は気持ちに余裕があるのがわかりました。
短期講習中にあった学校のプール学習でも、
「スイミングでならったことばっかりやったから、ぜんぶできた!」と、
喜んで報告してくれて。
そこで、「本科に入ってみる?」ときいてみたら、「やってみたい!!」と、目を輝かせて言うのです。。
「およげないから…」と長らくしりごみしていた子が、たった1週間ほどでこんなに変わるのか、と、
気持ちの面での成長に、本当にびっくりさせられました。
じょうずに指導してくださった先生、そして、着替えの介添えをしてくれた大きい坊ちゃんに、
感謝です。
1週間前には想像もしなかったことですが、
今週から、きょうだいそろってスイミングに通うことになりました。



月下美人  7/23


夕方、カブトムシをもらいにきてくれた友達が、
「今日、月下美人が咲きそうなんだ」と言うので、
「じゃあ夜、見にいってもいい?!」と厚かましくお願いをして、見せてもらってきました!


夜9時、「今、五分咲きくらいだよ」とメールをもらい、
わくわくしながら、10時すぎに友達のうちへ。
ちょうど八分咲きくらいの様相。大輪の、美しい花がふたつも開いています。
実家にいたころ、咲いていたことがあったような気もするけど、
はっきりとした記憶がないので、珍しくて、写真に撮らせてもらいました。
友達の話では、右の写真みたいに、つぼみがふっくらとして、ぐぐっと茎が持ち上がってくると、
「今夜!」と分かるのだそうです。
これが夕方から徐々に開いていき、朝になると、この茎ごと、
ぐたっと下に垂れて、しぼんでいるのだそうです。
なんと不思議な花。

「今からみけちゃんちに、月下美人見にいくで〜」と言ったら、
「月下美人?」と不審な顔をしていたオットー。
気が進まないらしかったので、「月下美人!『ナイト・ブルーミング・セリアス』やで〜」と言ったら、
「あ、じゃあ、行くわ。」と即答。
さだまさしの歌の中に、出てくるので。(笑)
「ナイト・ブルーミング・シリウス」または、「セレウス」が一般的な呼び名みたいなんだけど。
クジャクサボテンの仲間らしい月下美人。
そんなこともその時はお互い知らず、友達が横にあったシャコバサボテンを、
「これも似てるのー。葉っぱの先に、花がつくんだよー。」と見せてくれた。
よく考えたら、葉っぱのかたち、そっくりだったな。



日食!  7/22


メディアで大きく取り上げられていた日食。
そのわりに気に留めていなかったのでしたが、今参加している科学館の天文ボランティア研修で、
当日、いろいろな試みがあることを聞いてきたので、科学館に行ってみることにしました。
大きい坊ちゃんは、学校のプール学習を休むことに。いいのか?

前日まで友達と、科学館行きを約束していたのでしたが、
天気が悪そうなので、「見えるかどうか分からないから、やっぱり家で見ようか…」ということに…。
それが朝になり、出勤前のオットーが突然、
「今日11時くらいに一回帰ってくるけど、日食めがね持ってどっか行くの?」と言い出した。
聞いたら、今日は名古屋市内のお客さんのところに行ってから、いったんうちに戻り、
いつもの仕事場に向かうらしい。。
そんな話、直前にしないで…お弁当もつめてから。。
わたしたちが日食めがねを持ち出したら、帰っても俺は見られへんと思ったらしい。(笑)
その出先が科学館からほど近い場所だったので、「それなら、科学館で待ち合わせ。」となりました。
曇り空・・・見えるかな。


科学館の大観望会、ものすごい人出でした!
テレビや新聞の取材も、来てる来てる。各局、各新聞社・・・
公園入り口にはゲートが組まれ、赤外線を通さないシートをはって、
そこから太陽が見られるようになっていました。
もっと日照があれば、足元の黒いシートにも、太陽が大きく映るらしいのだけど。。
それでも、太陽が少し顔をのぞかせた時に、シートごしにみることができました。
うす曇りだったせいで、目にはよくないけれど、日食めがねなしでも欠けた太陽をみることができて。
(めがねの貸出もたくさんしてくれていたのだけど、むしろめがねを通すと、見えなくて…)
あと、ピンホールの投影をたくさん準備してくれていたけれど、
光が足らず、影はできませんでした…残念。
木漏れ日の欠けているようすも、見たかったなあ。

それにしても、平日の今日、なぜここで、家族全員がそろって日食を見ているのか…(笑)
友達と来るはずだったのに。
不思議な気がしました。


テーブルにはピンホールの原理を説明した紙と、穴あきおたまや洗濯ネット、
使用済みユリカ(←名古屋市地下鉄・バスのカード)などが並んでいます。


借りためがねで、日食記念撮影。(笑)
若いお姉さんグループ3人に、このポーズで「写真を撮ってください!」と頼まれ、
なかなかよかったので、マネをさせてもらいました。ハハ。



第3回観望会-木星-  7/13


シナモンロールを焼いている横で、カブトムシのえさやりをしに出ていたオットー、
「今夜は木星がはっきり見える。」というので、急遽、11時過ぎから望遠鏡を担ぎ出し、
川べりへ向かいました。

5月末のテスト観望会以降、坊たちと川べりで見た第1回観望会では月、
6月はじめに、少し離れた公園で見た第2回観望会では土星、
そして今夜は、初の木星!
その前に、まずは月の観察。
のぼってくる時間が遅くて、まだ東の空にある月、20.3さい。

苦労して撮った一枚。46倍で観ています。
↑画像をクリックすると拡大して見られます。


月の上を雲が流れるのも、とても美しいです。

そして、木星。
まるく、大きな星。
高倍率でみると、ぼんやりとですが、確かに縞模様が見えました。

夏の大三角もくっきりと二等辺三角形を描き、
白鳥座の星々がはっきりと見え。
夜空に広がる世界を見ていると、
自分の足元ってどこにあるんだろうなあ、と不思議に思えてきます。
身辺に起こるほとんどのことが、どうでもいいことのような気がして、
何が大切なのか、あらためて考えさせられます。。

このあいだ、CMで地球の映像を見かけて、どきっとした。
図鑑などで、他の惑星たちの地味な色合いに目が馴染んでいたところに、
ぱっと飛びとびこんできた、青、白、緑…。これも、他のと同じ、惑星なんだ…。
そう思うと、なんて美しい星なんだろう、と、心から愛おしさがこみあげてきて。
この地球に生まれてよかった、と、どこかのコピーで見たようなことを、心底実感したのでした。



日常のなかで  7/13


朝、洗濯物を干していたら、ふっと降りてきた思い(感覚)があった。
ひとのことばや表情や態度に、糸をひかれるように感応し、
それを受けることばや態度が乱されていくことの、愚かさ、というか、意味のなさ、というか。
いや、そんなマイナスイメージでもなく、逆からの感覚、別に感応する必要はないんだ、という、
中庸の、何にも揺れない感覚、が、一瞬だけれど、わたしの中に生まれた。
風に吹かれる草のように、何気なく風を逃し、自然体でありたい。ということ。
こんな日常のなかで、業務に没頭しているときに、ふと、禅の問答の答えが降りてくるように。
ああ、これが、「三昧」だったのかな・・・

夜。パンを仕込みながら、計量する両の手に目をやり、強く思う。
この手の関わるすべてのものを、愛をもって、育てていきたい、と。
育てていこう、と。
こころの、深いところで。

今夜は、かもめ食堂風のシナモンロール = シナモンプッラ。
めいっぱい、愛をかけて。

↑シナモンプッラ結合。       今すぐカフェが開けそうな数。↑



ひさびさに  7/12


朝からかぼちゃベーグルを焼きました。


油脂が入らず、一次発酵要らず、なので、
早くできあがって、後かたづけもラク。
かぼちゃのフレークを使って作るのですが、
もっちりした歯ごたえのある生地に、自然の甘味があって、とてもおいしい。
暑い日にオーブンを使うのは勇気が要るけれど、
発酵はすすみやすいので、よく様子を見ていれば、おいしいパンができます。
ま、今以上の気温になると。。過発酵恐ろしいけどね(笑)待ったなし!



さよならカーテン  7/8


子どもたちの部屋と呼ばれている?2階のふた間は、
ドアの仕切りをはずし、ひと部屋として使っています。
東側には学習机がふたつ並び、西側にはおもちゃと絵本…なのですが、
この西側の部屋…引っ越したときに、「とりあえず」と、
以前の家で使っていたカーテンを流用していました。
というのも、結婚する直前、洋裁のじょうずな叔母の家に泊まりこみ、
手取り足取り教えてもらいながら一所懸命作った、手作りカーテンだったという思い入れもあって。
しかし。。11年の歳月が流れ、ときどき洗濯をしていても真っ黒になってしまったレース、
そして布カーテン…カーテンの黒ずみのせいなのか、西側のせいなのか、
部屋が暗く感じられて、なんとなく、居心地がよくないのでした…。

↑夜の部屋、お別れ前のカーテン。

迷った末に、まずはベランダ側に新しいカーテンを買ってきて、かけかえてみました。
そうしたら…格段に部屋が明るくなって、ビックリ。
明るかった東側の部屋の方が、暗く思えるくらい。
勢いづいて、模様替え計画を決行し、壁際におもちゃを並べるのをやめ、
壁にもたれて絵本が読めるように、配置換えをしてみました。


ちょっとせまいけど、読書コーナーができて、しかもクーラー直下で(笑)、
坊っちゃんたち、大喜び!
今まで、おもちゃに埋もれて隠れていた本も出てきて、さっそく読んでます。
本棚をきれいに片付けるため、大きい坊ちゃん、我が家の図書委員長に就任。(笑)
あとは頼むよ〜。坊ちゃん。

翌日、腰高窓用に同じ柄のカーテンを買ってきて、付け替え完了。
部屋はさらに明るく、子ども部屋らしく生まれ変わりました。
黒くなるまで頑張ったカーテン…11年間、ありがとう。。


日に日に美しくグラデーションしていく、ミニトマトのきょうだいたち。



夏・到来  7/5


カブトムシたちが、全員無事に、成虫になりました。
心配して、心配して…一年間、見守ってきた子たち。
もう、「幼虫」とは呼べないのに、「幼虫にえさあげな!」(←注・関西弁)と、
固有名詞化しているこの頃です。。

今日は子ども会の、すいか割り。
夏・到来…いつのまにか、季節はめぐる。




市民観望会  7/4


市の科学館が定期的に催している、市民観望会があります。
往復はがきで申し込んで、人気の場合は、抽選。
今日の観望会のテーマ・「環の細い土星をみる会」は、15年に1度の現象とあって、
大変応募人数が多かったそうなのですが、なんと、当選〜!
というわけで、喜び勇んで、いそいそと、夕方から出かけてまいりましたっ。

1ヶ月前にはがきを出そうとして、ふと、大きい坊ちゃんの幼稚園のお友達のことを思い出しました。
それは、「東京絵日記」にも出てくる、NHKスタジオパークに一緒に遊びにいった、お友達。
あの時は、卒園したばかりでした。
年長さんの恒例行事、プラネタリウム見学に幼稚園から行って以来、
「いつか一緒に、プラネタリウムに行こうね!」と、約束をしたまま、3年の歳月が流れていたのです。。

久しぶりにお友達のお母さんにメールをして、観望会に誘うと、とても喜んでくれました。
それでも、当選するかどうか…当日、晴れるかどうか。
それ次第で、予定が変わってしまうので、不安に思いながらの応募でした。
それが、みごと当選、そして、雨予報を裏切った、朝から晴れのお天気!!
こんなうれしいことはありません。

科学館の前で、午後6時に集合。
2家族7人で参加です。
まずは観望会に先立って、天文館のプラネタリウムで、今夜観る天体について、お勉強。
録音でなく、学芸員さんが直にマイクで解説をしてくれます。
(これは、ここのプラネタリウムの特色のひとつです)
約1時間弱、土星のことから、近づいている日食のこと、月のこと、夏の星座のことなど、
たっぷりとお話をしていただき、おとなも子どもも、本当に楽しませてもらいました。
(数百人という大人数なのに、参加しているみなさんのマナーも雰囲気もいい!
 聞くところは聞く、笑うところは、笑う。)

そのあと、入館時にもらった札の番号順に呼ばれて、いよいよ観望会!
65cm大望遠鏡は初体験なので、ドキドキ。
まずは理工館の屋上で、ボランティアのひとたちがお世話してくれている天体望遠鏡をのぞく。
土星…見えました!
先月初め、公園で見た土星と、大きさはほぼ同じ。
「かわいい土星」です。(笑)
次に月を見ようと思ったら番号を呼ばれたので、天文館屋上に移動。
ドームに案内され、65cm大望遠鏡を待つ人の列に、並びます。
一度に2人ずつのぞけるようになっているので、列は意外と、早く進む。
そして・・・さっきより大きな土星が、はっきり見えました。
これが・・・今、空にある土星なんだ・・・という感動。図鑑の写真じゃないんだ。
環も、しっかり見えました。
薄雲がかかっていたので、後ろの方たちのために急ぎ足でしたが、大満足。
そのあとは、また理工館屋上に戻り、月を導入している望遠鏡や、倍率が違う望遠鏡の列に並んで、
待っているあいだは、肉眼で明るい星を探し、順番が来たらのぞいて、を楽しみました。
夜空を指さしたり、月のクレーターに感動したり…
「あれが麦星かな。」「あっあれ、土星!」「どこどこ?!」「あのビルの真上を…」
わたしたちだけでなく、周りの人たちはみんな、本当に楽しそうにうれしそうに、空を見上げています。
そのことにとても、感動したのでした。
天体を見た感動、より、そのことの感動の方が大きかったかも。。
そこにいるみんなが純粋に星を楽しみ、感動を共有している。。
まさに、「Star Party」なのでした。

じゅうぶんに天体を見せてもらい、午後9時前、帰宅の途につきました。
お友達一家も喜んでくれて、誘ってほんとによかった!と、思いました。
3年越しの約束をついに果たせたことも、うれしかった。
またいつか、一緒に空を見上げることができるといいね。
束の間の梅雨の晴れ間に、心洗われた一夜でした。