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消費者という立場  10/29


毎朝「だんだん」を見ているので、なんとなくそのままテレビがついています。
ニュースを見て、生活ほっとモーニングの冒頭を見て、特集によって見たり、見なかったり。
今朝は、「"もったいない"が食卓を変える〜食品ロス撲滅大作戦」というテーマだったので、
おおっと思い、最後まで見てしまいました。
見逃した昨日が特集一日目で、家庭の食品ロスについて、取材していたらしい。
HPで、おおまかな内容をチェックすると、
日本の食品の廃棄によるロスは全体の1割をしめていて、
しかもそのうち、家庭での食品ロスが6割をしめているとのこと。
その割合は30年間で倍近くになっているのだそうで。。
この調査を分析し続けている学者さんの、
「食品が工業製品のように扱われ、ありがたいという感覚がなくなっている」ということばに衝撃を受けました。
今日見た内容は、まさにこのことばが下敷きになっているとも思えた。

今日は、規格外の魚や野菜を消費者に届ける、というテーマ。
曲がったきゅうりやなす、一見色の薄いほうれんそう(実は味が濃い!)、
また、漁の目的の魚以外に水揚げされる、雑魚たちを、
B級品として廃棄するのでなく、消費者に届ける流通改革に焦点を当てています。
その中で、日記にぜひ書いておかねば!と猛反省した、生産者のことばがありました。
「本来は、消費者に合わせて商品を提供するのでなく、
 消費者が、生産されたものに合わせて購入、消費するべきなのだ」
という内容。
これはまさに、先のことばとつながるものでした。
そして、自分自身が消費者として、食べたい物を食べたい時に選んで買うことを、
当たり前だと思っていたことに気づき、反省しました。

うちの庭に、小さなピーマンの苗を植えて、半年近くになりますが、まだ、なります。
日照やその他いろんな条件で、収穫期が作られていることを肌で感じていながら、
スーパーに行けば、いつでも、なんでもあることに安心しきって、
慣れきってしまっている、自分が情けなくもありました。

1ヶ月ほど前から、とある有機野菜の宅配を始めたのです。
週一回、産地の状況に合わせて、野菜と果物のセットが届くというもの。
生育状況に左右されるため、当日届くまで何が入っているか分からないことや、
知らない野菜が届くことに不安もあって、入会をずいぶん迷ったのですが、
お試し期間の4週間のあいだ、「今日は何が入っているかな〜♪」と、
箱を開けるのを楽しみにしていた子どもたちに背中を押されて、始めたのです。

この子どもたちの声こそが、本来の消費者のありかたであるべきなんだ、と、
番組を見て、あらためて感じました。
「消費者」ということばは、奢っているようで好きでないけれど、
生産できない自分の立場は、否応なく、消費者なのだ。
ならば、もっと謙虚にいかなければ。
知らず知らずのうちに、「工業製品のように扱い、ありがたさを忘れて」はいないか。

消費期限が、他のものより一日だけ早くなってしまった、前日の牛乳を、
最近は選んで買うようにしています。
オットーによれば、それを避けて買う人が多いため、
多くの牛乳が廃棄されているとのこと。
「賢い主婦は、消費期限の短い牛乳から買うんやで」と。
たった一日、それも1週間くらいは先の期限です。
そのあいだに、飲みきってしまうことが分かっている我が家だから、
捨てられる牛乳を、少しでも減らしたいと思って買っています。
期限を数日過ぎたからって、すぐ腐るものでもないし、
栄養士である義母の、
「表示期限に頼らず、自分の目で食品の傷みを見分けることも、大事なこと」ということばにも、
大きく共感しているのです。

現在の、食への不安情勢は、そうした「自分の目で確かめる」ことを怠ってきた、
消費者の怠惰の責任でもあると思うのです。

食品はじめ、いろんなものを大切に、ありがたみを忘れずに。
昨日通りがかった道で見かけた、いつも掲示されている「今月の言葉」。
「履く前に、歩かせてもらう靴にありがとう、
 お風呂に入る前に、疲れをとってくれるお湯にありがとう、
 寝る前に、休ませてもらう布団にありがとう、
 日々のお世話になるどんなものにも、感謝の気持ちを。」
すべて覚えられなかったけれど、こんな文章でした。
なかなか、その時その時は流れてしまうのだけれど、
ふと気持ちに余裕ができた時に、振り返ってそう思えるといいな。。



いいご身分ですなあ。。  10/27


めずらしくパパに仕上げみがきをしてもらっていた、小さい坊ちゃん。
「いじゅー…なんか、ええご身分やなあ…」
パパの声に振り返ると、そこには、
仰向けに寝転がって、足を組んで、
↓のキャラ雑誌『ね〜ね〜』を両手で持って読みながら、
パパにはみがきをしてもらっている、坊ちゃんの姿が。(爆笑)
「いじゅ〜エラそうやなあ…やめなさいっ」
わたしはあきれるやら、おかしいやら…
しかも、雑誌の陰になって、歯みがかれへんし。(笑)



おはなし  10/21


テーブルの上にある本を並べてみた。
ほんま、乱読…。
図書館の本も別に積み上げられてます。


『ね〜ね〜』って雑誌は、小さい坊ちゃんが、本やさんで気に入って。
それ以来、本やさんに行くたび、見かけるたびに欲しそう〜にしてたので、
夕べ、オットーが買ってきてくれました。
かわいいキャラクター大好きな坊ちゃん、大喜び…
本を開いたら、その紙のにおいに、
遠足の日差しの中の、お弁当のおにぎりののりのにおいを思い出して。
懐かしくて、くらくらしそうだった。
本のにおい、ひそかに好きです。(特に、教科書)

「母の友」は福音館書店から出ている、子どもの読書に関する冊子ですが、
たまたま、特別企画「一日一話の読み聞かせ」があったので、買ってみた。
11月1ケ月分の、短いお話が30話、載っています。
なかなか、これが面白い。
坊っちゃんたち、毎晩楽しみにしています。

そして、もうひとつの企画、「大人のための読み聞かせ」。
これは、袋とじになったページに、大人向けの4つのお話が載っていて、
「あなた以外の誰かに切り離してもらい、読んでもらいましょう。
 あなた自身に、読み聞かせのわくわく感を味わってもらうページです。」とある。
これも目当てだったんだけど、誰に読んでもらおう?!…と、まずそこから、わくわく悩んでます。
誰か…わたしに、読んでくれませんか??



ホリゾンタル・ライン  10/20


誕生日だった今日。
思いがけないタイミングの手紙や、贈り物、などを、思わぬ方々からいただいて、
ありがたくて、思わず涙ぐんでしまいました。
ありがとうございました。

オットーも帰りに花を買ってきてくれました。
これがずいぶん、花の数が多くて。
いつもなら花びんにさしてしまうのだけれど、そうするのが惜しいほど数があったので、
久しぶりに花器とオアシスを出してきて、アレンジメントにしました。
基本のラウンドと思いながら準備していたら、カラーが2本、入っていて。
長さを切ってしまうのがこれまた惜しくて、ホリゾンタル・ラインに。
十年以上ぶりかも・・・。


翌日、1時間半ほどかけて活けました。
アレンジのノートが見つからず、適当に入れたけど、なんとかなるもんね…。(汗)
アレンジには花材がたくさんいるので、ふだんなかなか取りかかれません。
でもこうして活けてみると、ああーたまにはいいもんだな、と思えます。
久々にブルースターの白い液の洗礼にあいましたわっ(笑)にじにじ…。

<< 花材メモ >>
・カラー(ワインレッド)
・ガーベラ(パステルピンク)
・トルコキキョウ(パープル、クリーム)
・ミニバラ(ピンク)
・ブルースター(白)
・ブプレリウム

お花がきれいに変身したので、満足満足。



レコード  10/19


昨日レンタルやさんで、小学生のころ好きだった、アイドルのベストCDを借りたのです。
懐かしくて、そのアイドルのLPレコードを出してきて、かけてみた。
染みだらけのジャケットをよく見たら、1981年だって。
数えてビックリ。…27年前ですか?(笑)そんな昔だとは、思えないんだけど。。
思わず、1枚聴いてしまったよ…
当時おこづかいで買った、ブロマイドまで入っていた…(笑)
続けていろんなシングルを聴いて、昔、先輩と組んでレコーディングしてもらったレコードも聴いて。
(アマチュアのクリスマスソング・オムニバスのレコーディング企画があり、
 先輩の歌を応募したら合格して、参加させてもらえたのです。昔の話。)
最後に、オフコースの『Back Streets of Tokyo』を…
またこれが、懐かしい〜涙が出そう。1985年…
これも、23年前か。聴いていた時代を思い出す。
フォークソング部で、一生懸命だったころ。。高校時代は、これ一色でした。
そして今、オフコースのカセットテープを出してきて、聴いています。

思えば小学校のころから、ほんとにいろんな音楽を聴いてきた。
昔は、「ゆっくりした曲は嫌い」と言っていたのが、いつの間にか、バラードが好きになって。
「歌詞のない曲は眠くなる」と思っていたのが、一時期は、歌詞のある歌がうるさくて聴けなくなって。
長い長い年月、たくさんの音楽と向き合ってきた。。
聴くことも、演奏することも。
こうして、過去の音楽と触れ合うと、その時代がリアルによみがえってくる。
そして、その頃の、自由だった気持ちがふっと心に戻ってきて、
今の心を縛っているひもを、ほどいてくれる気がする。
これが、ほんとのヒーリング・ミュージックだなあと、最近思うのです。
どんなときも、音楽とともにいてよかったなあと、思うのです。
そして、きっと誰もが、そんな音楽を持っているんだろうなあ…と思う。

時には、レコードを聴くのも、いいものです。
しゃーっという感じの、コーラスみたいな音響もまた、味わいです。



「だん、だん。」  10/17


大きい坊ちゃん、眼科の定期検診に行ってまいりました。
その帰りのこと。
いつものスーパーに立ち寄って、特に用事もなく、衣料品売り場をウロウロ。
私の後ろで坊っちゃんたち、なにかもめてます。
大きい坊「わーままに言お!ままーいじゅな〜」
小さい坊「あかんーうわー言ったらだめ〜(半泣き)!」
こんな会話を、大きい坊はげらげら、小さい坊は笑い泣きとともにくりかえす。
「なに?!言いや」ときいても、なかなか、言ってくれなくて。。
最後の最後に、やっと教えてもらえました。
「いじゅなー、ひとりで鏡に向かっておじぎして、『だん、だん。』って言っててん。」
大爆笑。。
でも小さい坊ちゃんは半泣きだったので(恥ずかしかったのね)、
「一緒にやろうや!」と言って、みんなで鏡の前に行って、
「だん、だん。」とおじぎしてきました。(笑)
ひとりでやってたというのも、かわいくて笑えるけど、
それを大きい坊に見られて、恥ずかしくて、ままにいわないでー!!と泣くのも、かわいらしい…
オットーもバカうけでした。

両親ともに毎日何回もドラマを再生しているので(笑)、うつっちゃったのね。
「だんだん」は、島根のことばで、「ありがとう」という意味だそうです。
いいことばを覚えて、よかったね。



だいじなこと  10/16


毎朝、録画しながら「だんだん」を見ています。(←帰宅の遅いオットー用)

火曜日の放送で耳にした、花鶴さんねえさんのせりふ。
「祇園では、知らんでええことがぎょうさんある。
 見ざる、言わざる、聞かざるや。分かったな。」
はっとした。祇園でなくても、どこにいても、それは一緒だと思った。
見ざる、言わざる、聞かざる、や。
時折、ふと思い出すことば。妙に腑に落ちたのでした。

そしてまた、今日の花鶴さんねえさんのせりふ。
入れ替わった、何の知識もないふたごの姉妹の片方を、舞妓として座敷に上がらせるため、
京ことばがまだできない、地方からの見習い舞妓さんと同じように、
みっつのことばだけを覚えて、使うように教える。
「おおきに、すんまへん、おたのもうします。これだけをくりかえして、
 質問には、絶対答えたらあかん。
 困ったら、にぃーってわろてたらよろし。ええな。」
そうや、そのとおり。
お座敷で恥をかかないための(ここでは入れ替わりがばれないための)、
大事なポイントを言っているようで実は、社会生活の基本を語っていることに感心しました。
ありがとう、すみません、よろしくお願いします。
それで、困った時はにっこり笑ってごまかす。(笑)
心に留めておきたいことだなあ。
うまくできるできない、は別にして…。
花鶴さんねえさん、連続ヒット発言です。

だんだんに続けて、つい「帽子」のクライマックスシーンを見てしまった。
朝から泣いてしまった…バカ。



カネゴン・参上!  10/14


本日、小学校の観劇会でした。
今年は演目が「お父さんはウルトラマン」だということで、
あの絵本シリーズが大好きな坊ちゃんたちは、大喜び!!
大きい坊ちゃんが「ままもみにきて!」と何度も誘ってくれるので、
事前申し込みをしていなかったのだけれど、観にいくことにしました。

なんだか、大学時代の、演劇部の友人たちのお芝居を彷彿とする、懐かしい雰囲気。。
大がかりな仕掛けはなしで、セットや小道具を上手に使っていて、感心しました。
中でもウケたのが、お父さんと子どもの「たたかいごっこ」に使われた怪獣。
なんとおたまとナベのふたを使って、カネゴンを作ってたんです…
すばらしい…
あまりのそっくりさに、わたしは転げそうになりました。
ブラボー!!
あの目…あれを、お玉で表現しようなんて、いったい誰が考えたのでしょう?!
もう、うちでどのナベのふた使おうか、帰り道、頭はぐるぐるでした。
そして!晩ごはん作りながら…やらないわけがないっ。



カネゴンは、お金が大好きな金田少年が、ついになってしまった怪獣。
その悲哀からも、愛嬌のある姿からも、親しみ深い存在ではあります。
坊たち、これまた大喜びで、やってくれました!!
そして、忘れないように、作り方をメモしておいてくれてました!!(爆笑)
次は、何作ろうかな・・・。



「すてきなあなたに」  10/13


「すてきなあなたに」という、エッセイ集があります。
わたしが小中学生のころ、母が誰かからいただいたのを譲り受け、
結婚するまで、持っていました。
短い、心に染みるお話が12ヶ月の章に分かれて載っていて、
(ひとつひとつのタイトルが、心をつかむのもよかった)
どこから読んでもいい気軽さや、あたたかい読後感が好きで、
2巻目は自分で購入したのでしたが、結婚の引っ越しの際に、2冊とも処分してしまったのです。

今日、書店で偶然この「すてきなあなたに」の特集ムックを見つけて、
ぱらぱらと読んでみたら、あの頃の感覚が戻ってきました。
それは、今は5巻目まで出ているその本の、テーマ別の抜粋本でした。
優しい読後感はそのままで、ていねいに暮らす、生きることの大切さを、
子どもの頃以上に実感することができて、、、
そして、あの頃も今も、このエッセイにひかれるということは、
わたしの本質は何十年経っても、なにも変わっていないんだなと発見した気分でした。
このエッセイが、何十年にもわたって支持され、続いていることも素晴らしい。
今度図書館に行ったら、昔持っていた本を借りてこよう。
大切なことを思い出せて、よかったです。



金木犀  10/10


数日前のこと。
習いごとの帰り道、薄暗いなか歩いていたら、ふわっとかすかに漂う、なつかしい香り。
ああきんもくせい、と思い、同時に、ああもうすぐ、わたしの誕生日。と思った。
毎年、毎年、この香りに初めて出会う度、自分の誕生日を認識する。
きっと年をとって、誕生日の日付を忘れてしまっても、
この香りをかげば、もうすぐ誕生日。と気づくのだろうな…と思ったり。
今日見かけた、近所の公園の金木犀は見事な花つきで、思わずパチリ。
いちねんで、いちばん好きな季節。


夜、8月2日に放送されたNHKドラマ『帽子』の再放送を観る。
帰省から戻る車中で観ていて、山中にさしかかり、映らなくなってしまった後半…
ものすごくいいシーンでぶつっと切れてしまって、泣きそうだったのです。
あらためて、最初からきちんと、とおして観ることができて、、、
クライマックスは、涙と鼻水でぐしょぐしょになって観ました。

原爆の、胎内被爆という重い現実をはらんだ内容なのですが、
それを含みつつ、最終的には、「生きる誇り」をテーマに描いている。
そういった構成要素のバランスが絶妙で、また、
広島・呉の街の風景やことばから、その空気がよく伝わってきて…
緒形拳扮する帽子職人の春平が、おさななじみのセツに数十年ぶりに会う場面で、
セツに「にいちゃん…からだ元気?」ときかれて、
それまでの顔が子どもみたいな、泣きそうにくしゃっとした表情になり、
それまで吐かなかった弱音を、一気に吐露するのです。
「せっちゃん…わし…ぼけてしもうて…帽子屋もうやめよう思うて…なんもかんもつまらんようになった…」
広島の言葉が、岡山出身の祖母の言葉に重なるせいもあり、
ここからもう、泣けて泣けて、しかたなかった。
老いていくことの、どうしようもない悲しみ、
大事な人を失っていく寂しさ、
そして、遠い日の後悔。
これでよかったんやろうか…そう思いながら、長い月日を生きてきたのは、セツもまた同じだった。
それでも、生きているうちは、能天気に、のほほんと、生きよう。
春平にいちゃんが、そう教えてくれたんよ。
帽子屋、やめたらいけんよ。
日本一の帽子屋なんだから。
セツのことばで、春平は失いかけていた大切なものを、取り戻していく。。

ラストもよかった。
日いちにちを、今日を、大切に生きる、ただ、のほほんと。
そんなささやかな、忘れかけていたことを、
思い出させてくれたすばらしいドラマでした。



「だんだん」  10/9


NHKの、新しい朝ドラが始まりました。
すでにもう2週目後半。
ゆえあって、12年前の朝ドラ「ふたりっ子」に深い思い入れのある我が家、
あの麗子と香子が成長して出演するとなれば、見ないわけがありません。
そして、この朝ドラのポスターを撮影しているまなかなちゃんに、
7月に出くわしてしまっていたのも、それこそ何かのご縁。
(ふらふらと奈良で鹿と遊んでいたら、突然目の前で撮影が始まってビックリ。)
ドラマのテーマの「縁の糸」をすっかり、感じてしまったわけです。。
↓飛火野にて。


まなかなちゃん、すっかりお姉さんになって…
でも、明るい笑顔はそのままで、いい顔をしてる。
この話、ふたごの運命の物語なのだけど、
お父さんとお母さんにひとりずつ引き取られている設定で、
ケストナーの名作『ふたりのロッテ』を思い出します。
あるサマースクールに参加したルイーゼとロッテという女の子ふたりが、
あまりにそっくりなので、本人たちも、周りもビックリ。
そして、ふたりが話をしていくうちに、自分たちは、どうやらふたごの姉妹らしいということに気付きます。
お母さんの、「ルイーゼロッテ」という名前を、分けて名づけられたらしいことも。。
それぞれ、お父さんだけ、お母さんだけと暮していて、お互いの存在は知らなかった。
そこでふたりは相談して、両親をもう一度出会わせようと、
サマースクールから帰る時に、髪型を変えて入れ替わってしまうのです。

「だんだん」でも、この入れ替わりのエピソードが出てくるようで(!!!)、
ますます、『ふたりのロッテ』だ〜!!とひとり心の中でうきうき?している、わたくしなのでした。。
でもでも、ストーリーは全然、違いますから、
これから半年間、ふたりがどんな運命をたどっていくのか、楽しみに観ていくつもりです。



学級委員  10/8


次は少し、明るい話題で。。。


坊たちの小学校では、3年生から、学級委員が始まるそうです。
そして昨日、大きい坊ちゃんが、
「ままー!!じゅん学級委員になったー!!」と、嬉しそうにうちに帰ってきました。
「学級委員?へえー。」
と、この程度の反応でしかない(許せ坊よ…)わたくしでしたが、
話を聞いたら、どうも自分で立候補したらしい。
へええ〜〜。
そっちのほうが、びっくり。
初めてで珍しいし、やってみたかったのかなあ。
学級委員は、学期ごとに代わる係とは違って、前期後期で交代するらしい。
投票がちゃんとあって、坊ちゃんが当選したんだって。
へええ〜〜。ふうう〜〜ん。
学級委員のバッジを写真に撮ってほしくて、名札をわざわざ持って帰ってきたんだって。
うれしくてうれしくてたまらないみたい。
よかったね。

これから半年間、クラスのみんなのために、がんばってね。



付記  10/8


この2日、たくさんたくさん流れた、緒形さんの生前の映像のなかで、
重ならず、ただ一度だけ目にしたものがあった。
「人間の、喜びと、悲しみと、そしてユーモア、そういったものを表現できれば…」
そういった内容のことを、お話ししている映像でした。
このことばに、深く深く共感し、また、すべての表現の基本は、ここだ。と、
再確認した思いがしました。
同時に、自分が、彼の表現する何に共鳴していたのかも、確認した気がした。
それはまさしく、さだまさしであり、チャップリンであり…
オットーもまた、同じことを感じたようでした。
さだまさしが、少し前の番組で言っていたことば、
「人間の最高の笑いとは、泣き笑いですから」というのにも、通じる気がした。
生きることについて、
一生懸命、考え、悩み、ゆっくりと、かめの歩みでいいから、
でも、死ぬ時に後悔のないように、生きていきたい。
「人間は、生きたようにしか、死ねないから。」
このことばをまた、強くかみしめています。
生き様が、死にかたを決めるのだ、ということ。
緒形拳さんの最期を聞いて、そのことをまた思い出しています。
自分がどのように死にたいか、と考えることは、
つまりは、どのように生きたいか、ということなのだ、と。



拳さま訃報…  10/7


朝いちばんのネットニュースで、信じられない事実を知る。
緒形拳さんが、亡くなったという…
あまりに突然で、、、そして、まだお若いのに、、、と、
ショックからまだ、立ち直れないでいます。

もう15年くらい前のこと、いろいろあった時期があり、ボロボロになっていた時に、
気持ちがどうにも整理できなくて、当時岡山にいた友人のもとに走ったことがありました。
その友人と、特に何を話したわけでもなく、ただ淡々と2日間を過ごしたことで、
少し救われた、ちいさな旅でした。
その友達と、当時放送中のドラマを見たのか、話をしたのか…
その記憶が曖昧になってしまっているのだけれど、とにかく、
主演だった緒形拳さんが「かっこいいよ〜」という話になって。。
それ以前にももちろん、映画やドラマで観ていたし、当然知っていた俳優さんだったけれど、
それ以降、自分がいちばんつらい時に注目しはじめたということがあって、
わたしにとって、特別な役者さんになりました。
出演されるドラマをチェックして、再放送なんかも観て。
教育実習に行った高校の授業で見た、「砂の器」を観なおしたり。
注目していくと、書をされていたり、エッセイも書かれたり…
その文章にも味があって、そこに表れる人柄に、ますますひかれました。
当時出版された本を、今も大事に書棚の奥にしまっています。


結婚し、名古屋に越してきて最初の秋、
栄の丸善のギャラリーで、なんと拳さんの書の個展があり、
新しく出版された本のサイン会があるというので、時間を合わせ、勇んででかけました。
そんなに混雑していない、静かな会場に、本でしか知らなかったあの文字がたくさん。
そして、ゆっくりと会場を見てまわられるご本人…
初めて拝見したその姿は、お顔からは想像できなかった長身で、
まさに、「かっこいい〜〜!!!」と遠くからながめておりました。
(でも、その時の限定本は、高くて買えなかったんですけれどね。。)
それがちょうど、十年前の秋です。
まだまだ、活躍されると、楽しみにしていたのに。
8月に、PL花火が見たいというオットーの願いを叶えるべく、
一泊二日だけの帰省をしたのですが、道中の電波の状態が悪く、
途中までしか見られなかった、NHKの「帽子」というドラマがとてもよくて…
最後まで観たかった〜!と未だに残念に思っていたら、
10日夜、追悼再放送されるそうなのです…
こんなかたちで、再放送されるなんて、悲しすぎる。
しっかり、録画もしながら、観ることにします。
今までもそうだったけど、これからも、、、きっと好きな俳優さんをきかれたら、
緒形拳!と答えることでしょう。



おひさしぶり。  10/6


料理家・ケンタロウさんが自身のブログに、「1年半ぶり。」って帰ってきてたのを、思い出しました。
テキトーな、おおざっぱーな更新と文章が、けっこう好きです。

久しぶりの更新作業ついでに、過去の日記を読みふけっていました。
これが・・・おもしろいっ。
まあ、自分の身辺だからそりゃおもしろいんだけど。。
子どもたちの成長記録としても、自分の思考のメモとしても。
やっぱり書いとかないと、年取った時の楽しみが減るな。と思った。(笑)
なので、ちょこちょこと・・・あっと思ったら、書きとめていくように、心がけます。
あくまで、ノンビリと。

以前も、おんなじことを書いてた気がする…けどねっ。



ミドリグマ  10/5


朝から雨の、暗い日曜日。
オットーも仕事に出かけてしまったので、今日はぼんやりのんびり過ごそうと決める。
しかし…
学校で東山動植物園のポスターを見たという坊っちゃんたち、
一日園長さんをしにくる、「ゆうぞうおにいさん」が見たいと言う。
それは、本日13時から。
・・・・・
ゆうぞうおにいさんとは、NHK「おかあさんといっしょ」の、
先代の歌のお兄さん「今井ゆうぞうさん」のこと。
見たい気持ちは分かるけど、この雨・・・

結局、坊っちゃんたちの希望をムシできず、雨のなか、1時間前に出発。
園に入った時に、ちょうど13時になりました。
ステージは、動物園と植物園の境あたりにある、大きな池の前。
そこまで、早歩きで!!3人で進みます。
「ながぐつやから!すべったらあかんよ!階段気をつけや!」
声をかけながら急ぎ足で階段をのぼっていたわたし、
あと2段というところで、はるか彼方にステージらしきテントを発見!!
「あっあそこっ!」
と思った瞬間。
わたくしがこけてました・・・。傘を落として…。
「だ、大丈夫ですか?」
隣を歩いていた、若いお母さんに心配されるわたし・・・。
恥ずかしかった・・・。

そんなこんなでたどりついたステージは、黒山の人だかり。
スロープからなんとか、ゆうぞうおにいさんの姿を拝見しました。
カメラ・ビデオの撮影は禁止。そうなんだ・・・。
ゆうぞうおにいさんはすでに、一日園長に任命されたらしく、
一日園長さんのたすきをかけておりました。
インタビューのあと、いよいよ歌のステージ。
ところがこれが。。。
歌のおにいさん時代の歌でなく、ソロデビューのアルバムからで、子どもは知らない歌ばかり。
おとなは、知らなくたってそれなりに聴けるんだけどね・・・
小雨の中、観客席の小さな子どもたちは、みな一様にガサガサしていました。
「動物園へいこう」「パンダ・うさぎ・コアラ」なんかで、まずつかんでほしかったなあ。
そういう歌を聴いて初めて、あのおにいさんだ!って認識する子たちもいるだろうし。
ささやかな感想。
・・・・・
比較的大きい坊たちは、「ゆうぞうおにいさんをみた」という満足感を得て、
次なるメダマ、「ミドリグマ」を目指しました。
シロクマが、夏のあいだに、掃除回数を減らしたプールの藻に染まり、緑色になっちゃったんです。
地元新聞の、大きな記事にもなってたんです。


「みどり色になったホッキョクグマ」について、かなり詳しく解説もされていて、
なんだかかわいそうなような、可笑しいような。
「もうすぐ毛が生えかわるから、このままでも大丈夫」とか、
新聞で読んだ気がするけど、やっぱり、みどりぃ(坊の幼児語)のクマを見たら、
洗ってあげたい気持ちになってしまいました。
解説によると、毛の中に藻が入りこんでいるそうで、洗ったくらいじゃとれないみたいだけど。。(汗)

坊っちゃんたちの、今日の動物園の感想は、「ミドリグマがいちばんおもしろかった!」
最初の目的と、ずれてるな。

それにしても、雨の動物園は初めて。
江國香織の短編に、「雨の動物園」ってあったなあと、思いだしていました。



なばなの里  10/4


やってきたクルマを前に、貴重な休日、どこかに出かけたいオットーなるも、
子どもたちの習いごとが午前中、臨時であったのです。
午後から遠出はムリ…と言いながら、長島のなばなの里へ行ってまいりました。
(オットー、どうしても、あこがれ?のETCレーンを通過してみたかったらしく…)
長島は思ったよりも近く、高速で30〜40分ちょっとなのにびっくり。
開催中のコスモス・ダリアまつりを目当てに行ったのでしたが、
ダリアは大輪の品種で、コスモスの少しあとに見ごろになりそうな開花状況でした。
コスモスはまさに見ごろ。咲いている花も、つぼみも美しかった。
最近、我が家のポーチにコスモスとりんどうを植えたのでしたが、
コスモスの花って、つぼみが開いてから徐々に花びらがのびていくのです。
最初見た時は、開花早々ナメクジにやられたのかと危惧していたのだけれど。
こんな開きかたするんだ…と、初めて知りました。


そして、コスモスソフトクリーム。
これも、初めて見た。。
お味は、ばらの香りでした。なぜか・・・


さて、暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか…という頃になって、
もらった案内に載っていた「足湯」を発見!!
足湯、やりたい!
…とわたしが入ったものだから、いつのまにやら全員で。。


みんなで足湯の図。

帰宅してから、眠くて眠くて耐えられなくなってしまった。
これはまさしく、足湯効果??



ついに…  10/3


我が家に、新しい家族がやってまいりました。


出し惜しみしてるわけじゃないのですが、、、

前の車は、オットーと出会う(再会)以前からのものでした。
結婚し、子どもが生まれ、大きくなった今までのあいだに、12年が流れ…
そのあいだに、あっちが故障し、そこは外れ、ここはめくれて、あれは映らなくなり。。
ついに新しい車と、バトンタッチすることに。
いいえ、正確には。。。まだ交代していないんですけどね。
ファミリーカーとしては、バトンタッチです。

子どもたちが学校に行っているあいだに納車だったので、
まず、最寄りの神社に行き、お祓いをしてもらってきました。
それから、まず、幼虫の土を買いにでかけた。(笑)
えっ何の幼虫って?
カブトムシです。なんと、次世代です。
ずいぶん、更新してなかったから、ぼちぼちと説明していかないとね。。
とにかく、粗食ながらよく食べる子たちなのです。

学校から帰った坊ちゃんたちは大興奮。
大きい坊ちゃん、大真面目で、
「パパーそれで、車やさんで、どんなしかけがあるか、きいてきた?」だって(爆笑)
マジックでも出そうだね。

前のクルマ同様、これから末永く、仲良くしてね。