<< 風待ち日記TOP
<< Home



みかん・みかん・みかん  4/26


先日、お向かいのマンションの方に、無農薬の甘夏をいただきました。
その翌朝、またお向かいのマンションの、別の方からも甘夏をいただきました。
実は先月、実家から段ボールいっぱいのはっさくを送ってもらい、
その残りも持て余していたわたしだったのですが。。
(実はジューシーでおいしいのだけど、皮がしわしわになってしまい、
 おすそわけにはちょっと遠慮する外観になっていたのです。。)

どれも傷まないうちに、捨てずに消費したい!と思い、
少し前にお友達にいただいておいしかった、甘夏ピールを作ろうと決心。
昨日、そのお友達が届けてくれたレシピを参考に、甘夏5個の皮をむく。薄皮をむく。細く刻む。
もくもくと・・・


まずは水にさらして数時間置く。そうして水かえを3回ほどくりかえす。
今日はここまでだなー。。


段ボールいっぱいだったはっさく。
ずいぶんおすそわけもして、自分でも食べたのだけど、、やっぱり残っていて。
昨夏作ったグレープフルーツのジャムがおいしかったことを思い出し、
やったことないけど、はっさくのジャムを作ろうと、7個のはっさくをむきまくる。。
はっさくは実だけでも苦味があるので、皮は使わず。
グラニュー糖をまぶして、しばらくおいて、2時間半ほど煮つめたかなあー。
熱い状態で味見したら、、、にがい…。さすが、はっさく…
まあ、食べられないほどじゃ、ないけどね。。
冷めてからの味の変化に、ちょっと期待して。



『すーちゃん』  4/25



『すーちゃん』。紹介文によれば、「大人向け、異色4コマまんが」。
この続編を、先日、入手したのです。
続編から先に読んでしまったのだけど、胸にせまる内容で。。
1冊目をぜひ読みたいと思い、探したのですが、書店では見つからず。
この本のことを教えてくれたお友達に話すと、快く、貸し出してくれました。
それが今日、届いたのです。
そう、わざわざ、郵便で送ってもらって。。ほんとに、ありがとう。

悶々と、迷いながら生きていて、気付いたことがある。
他人を傷つけることを言ったとき、そのことばと事実に、自分も深く傷ついているということ…
最近の悶々は、これだったんだ。。と今更ながら、気付く。
かといって、相手が、同じように感じてくれているとは限らない。
却って、自分の方が手痛い傷を背負っていることも、少なくはない…
そうなれば、腹にすえかねることがあったとしても、のらりくらりとかわして、
相手に伝えないことが、実は自分のためなのだろうか。。
そうだ、さだまさしがもう、20年以上も前から、書いていたっけ。
「言葉は両刃の剣、切られた方も痛いが、切った方も切られるのだ」、と。

そしてまた…自分では気がつかないうちに、ひとを傷つけていることもある。
それに気付いたとき、いたたまれない思いに襲われる…
ひとと、関わらずに生きていくすべはないのだろうかと、自分を責める。

・・・・・
すーちゃんと、そのお友達は、自分が傷つけられていることを、きちんと受けとめている。
傷つけられた事実を見すえ、傷ついた自分を受け入れる。
そんな「自分」を否定していた私、「傷ついていることから目をそむけていた」私に、はっとした。
傷ついていることを、自分ばかりが悪いと、思うことはないんだ…

そのこと以外でも、たくさんのことに気づかされて、
この本と、すーちゃんと出合えたこと、ほんとによかったと思っています。
ありがとう。。


そんなうれしい郵便と一緒に、もうひとつ、うれしいてがみがポストに入っていました。
「○○さん(わたし)に送ろうとはがきをさがしていたら、こんなのが出てきた。
 買ったおぼえがないのに、不思議…おそろいの切手もあったハズなのに。。云々」
これは10年くらい前、ふみの日切手とおそろいで出ていた、はがきです。
彼女とは、お互い結婚するまで、頻繁にはがきのやりとりをしていました。
お互いに、はがきや切手に凝ったり、風景印を押したり、旅先から絵や文字を書いたり。。
彼女とやりとりしたはがきは、専用ファイルに入れて、全部保管しています。今も。。
彼女とは、この10年のあいだに、2回会っただけ。
てがみも、もうほとんどやりとりはありません。
でも、たまにこうしてはがきを書くと(先月、桜のはがきを彼女に出した)、
昔と変わらぬ懐かしい文字で、返事がかえってきます。
(忙しい人なので、返ってこない時もあるけど、それもとても彼女らしいのだ!笑)
わたしたち、お互いの、携帯の番号も、アドレスも知らない。
それどころか、お互いに、携帯を持っているかどうかさえ、知らない。(笑)きいたことない。
時代の流れの中から出てきた、新しい通信手段が、今この手の中にあっても、
それは重要なことでなく、彼女とわたしは、相変わらずこうして、つながっている。

夜中、ごそごそと探し出した、まったく同じ絵の、はがき。
わたしもちゃんと、持ってるよ。おそろいの切手も、見つかったよ。
へんじ、書きます。



桜に会いに。  4/18


ビールを買いにでかけた、夜。
ふと見上げた、街灯の明かりに透ける白いハナミズキは、まるで夜桜のよう。
背中を押された、気がした。
桜は散ってしまったけれど、まだまだ春の楽しみは続く。
明日は、十数年出会っていない、1週間限りの春に、会いにいきます。
緑の桜、鬱金はわたしを待っていてくれるかしら。