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今日の天使  11/20


驕らず、いじけず、中庸を日々生きていくのは、難しいことだ。
むしろ、不可能と言ってもいいかもしれない。
自分の中にある振り子はどの位置にも振れながら、時間が過ぎていく。
それでも、わたしは死ぬまでこんなふうに、ありえない「完全な中庸」を求めていくのだろうか。

長い夏休みと思えたあの頃の、迷い生きた日々は、
実は今も連綿と続いていて、今だって、夏休みのまま迷い生きているのかもしれない。
いつ終わるともしれない、夏休みを。
死ぬまで、夏休みは続くかもしれないのだ。

意識下に暗澹としたものを抱えてそんなことを思っていた今日、
思いがけない贈り物が届いた。
送ってくれたひとの、純粋で、温かく、優しいこころに胸を打たれた。
ものを送るとは、つまり、気持ちを送ることなのだ。
それは、今のわたしの気持ちとはまったく関係なくやってきたものだったけれど、
こんなふうに、わたしをすくいあげてくれたことにも、深く心打たれた。

それが、今日の天使。



カゼっぴき  11/18


シュークリームの日の朝から、ノドが痛くて痛くて、参った。
必死でうがいして、病院のお世話にならぬよう?養生することに。
けれど翌日になっても鼻水が止まらず、かみつづけの状態になり…
熱はないけれどぼーっとするし、翌々日には声がおかしくなってきて、
結局、発症から3日目にして、病院行き。(涙)
「のどがだいぶ赤いです」と先生に言われてしまった。
・・・・・
かみきったようで、鼻の奥からどんどん鼻水が出てくる。副鼻腔炎の兆候。。
これをこじらせたこともあったし、今回は病院に行って正解だったかも。
あとはビタミンをとって・・・とみかんを買ってきた。
そしたら小さい坊ちゃんが、朝ごはんを食べながら、こんなことをして遊んでる。


「かぼちゃマーン」(笑)
もう、どこまでもおばかちゃん、笑わせてくれる坊ちゃんなのでした。。




焼きものレポート  11/15


といっても、もちろん、陶芸ではありませぬ。


田舎風くるみパン。焼いてみたくて夜、ひさびさに手こねした。
これはイースト1%で冷蔵発酵後、翌日焼成の2日かかりコース。
時間がかかるぶん、熟成が進むので、味わい深いパンになりました。
本当に、くるみそのものの甘みと生地のおいしさを味わえるパン。油脂はなし。


これはその翌日に、友達と作ったシュークリーム。
シュークリームなんて、数年に一度?しか作らないため、
誰かと作るのに、失敗したらどうしよう〜!!と緊張しました。
不格好ながら、なんとかふくらんでくれて、ホッ。
手作りのシュークリームは、お店のと違ってふんわり優しい味なので、好きです。



かぼちゃベーグル  11/11


焼いてみたかったかぼちゃベーグルを、朝からついに焼いてみた。


むちむちのぷちぷち。
ゆでて、並べて、を天板2枚分繰り返すのだけど、
なぜか、待たせておいたほうの焼き上がりがぷちぷちにふくらんだ。
生地は結構固かったのに、できあがりはそんなにハードではない。
ベーグルらしい…というなら、もうちょっと水を減らしたほうがいい??


突然ですが、アボカド1号も2号も、すっかり大きくなっちまひました。



学習ボランティア  11/9


大きい坊ちゃんたち2年生は、生活科の授業で、学区探検をおこなうことになりました。
学区内のお店や施設、駅など、興味のある場所を選んで、
見学&インタビューに行くというものです。
子どもたちが話し合って選んだ場所に、先生が事前に連絡、お願いをして、
許可をもらったところ10ヶ所にしぼり、2年生全員が好きな場所ごとに班を作るのです。
その引率のお手伝いの緊急募集があり、なんだか面白そう・・・と申し込んだのでした。
OKしたお母さんはとても少なかったらしいのだけれど、
7人のお母さんと、3人の先生とで、引率していくことが決まりました。
わたしの担当は、とある会社。工場らしいのですが、なんの工場か、直前まで分かりませんでした。
当日の顔合わせで聞いたところによると、おしぼりを作っている工場らしい!
昔から、使ったあとの布おしぼりってどうやって再生されるのかなーと思っていたわたしにとって、
(調べるほどではないけれど、ずっと心にある疑問って、ありますよね)願ったり叶ったり。
子どもたちと一緒に、いざ!長年の、謎解きにゆかん!と。
はりきって、でかけたのでした。

わたしの担当は、大きい坊ちゃんと同じクラスの6人。
1年生から同じクラスだったり、幼稚園が一緒だったり、子ども会でいつも叱ってたり(笑)、
半分くらいが顔見知りなので、気楽なものです。
「どんなのかなー」「ここだよ!」「ここは裏側だけど、通学路だからいつも見てるんだよ!」と、
いろいろおしゃべりしながら、歩いていきました。
工場の表で子どもたちを待たせて、2階の事務所らしきところに上がっていくと、
若いお姉さんが書類と衛生帽子を片手に抱え、「ご案内します」と来てくれました。
先生の連絡に従って、ちゃんと用意してくださっていたようです。
そのお姉さんが、子どもたちにひとつひとつ、ていねいに言葉をかみくだきながら、
分かりやすい説明をしてくれたので、子どもたちは真剣に、楽しく見学をすることができました。
(本当に、すごく上手に話をしてくれたのです。子どもたちに、時折質問しながら。)
大きな機械と音、背の高いものばかりに囲まれて、みんな圧倒されていたけど、
最後のまとめ、質問の場面では、「質問を考えてきたけど、見ていたらよくわかった。」という声が多かった。
ふだん使うおしぼりが、こんなふうにできているんだ、ということをしっかり目で見て、
みんなの心に、大きな発見と感動が残ったことでしょう。
わたしもずっと疑問に思っていた、「紙おしぼりは、布おしぼりを圧迫しているのか?」ということを
最後に質問できて、よかった。
答えは、このあたりではまだまだ、布が主流ということでした。
この工場に限っていえば、8:2か7:3くらいの割合で、布が多いとのこと。
布おしぼりが好きなわたしは、満足のいく答えをもらってうれしかったです。
あ、ちなみにここでは、布も、紙も、両方作っているんですよ。
紙はなんと、機械ひとつ、人ひとりで作っているのです。(1分間に250本ですって!!)
それに比べて布おしぼりは、本当にたくさんの機械、工程、人たちの手を経て、
きれいなおしぼりに再生されていくのです。
やっぱり、汚くは使えないわ。
おしぼりの工程に興味のある方は、こっそり質問してくださいな。詳しくお教えしましょう。(笑)

そんなこんなで、楽しいお手伝いをさせてもらえて、とてもうれしかったいちにちでした。



むーと坊ちゃん  11/9


小さい坊ちゃん、幼稚園から帰ってお着替えをしていたら、こんな顔に!


「あーっ!むーと一緒だ!鏡を見てきてごらん」と言われた坊ちゃん、
鏡を見てきて、満足そうに笑ってました。あはは。

大きい坊ちゃんの持っている「ミニパソコン」というおもちゃ(教材)、
メールとして記録したものを、相手に送ったような格好で見せることができるのだけど、
小さい坊ちゃんが、ときどき、わたしにメールをくれるのです。
「ままぱんじょうずだねままだいすきだよままより」
泣かせておいて最後は爆笑というメールですが、
いや、やっぱり泣けます。
「ままだいすきだよ」なんて、いつまで言ってくれるかな。



ブレッチェン  11/5


先週、うっかり食パン心に火がついて(一度の失敗?から…)、
山食、角食、山食と、続けて焼いたのでしたが。
ひさしぶりに、小型パンを焼きました。
新しいパンの本を買ったので…


ブレッチェン、とか、ハイジの白パン、とか呼ばれるこの食事パンは、
本当にいろんな配合、味、食感があるのですが、
これは粉・水・イースト・塩、と基本のものだけでできているパン。
珍しいのは、そこにごはんが入っていること。
玄米ごはんはないので、普通の白米ごはんを入れましたが、
クラストぱりぱり、粉の味がじんわり感じられる、味わい深いパンになりました。
こういうパンがいちばん、好き。食べ飽きない。
そして焼きあがったパンを、とても愛しいと思う。

気がつけば、日記が1ヶ月ぶりになっていました。
あのあと…我が家の幼虫騒動に始まり、幼稚園・学校・町内会のリアルな行事も続けざまにたてこんで、
さらに深夜のテレビ番組の観覧当選、義兄の引っ越しと義母の来訪、と、
めまぐるしく過ごしていて。
そこへ、祖母の訃報。帰省。電車で訪れるのは数十年ぶりの母の郷里。
三十年の昔、父母と歩いた駅は、昭和のまま時が止まっていた・・・
あまりにいろんなことがありすぎて、時間の中を行き来しすぎて。
たった一週間前のことが、遠い過去に思えるほど。
91歳、天寿をまっとうした祖母でしたが、その死はいろんな感情、状況、をかきたて、
何十年と会っていない過去のひとたちと出会い、時の流れに胸を痛め…
新たな家族の問題を抱えて、まだ茫然としているわたし。
それでも、ただただ、いちじつ、いっしゅんを大切に、歩いていくしかない。
思いがあふれて、うまくことばにまとめることができないけれど。
これからを、どう生きるか。どう生きることが、許されるのか。
そんなことを思いながら、ぼんやり過ごしています。



DAWN PURPLE  11/5


オットーの出勤が早いので、5時に起きておべんとうを作る。
いったん出かけたのに、忘れた携帯を取りに帰ってきて、
「朝焼けやで」と言い残して、まだすぐに出かけていった。


外に出てみると、東の空が燃えている。。
ものすごい色だったので、思わずカメラを持ち出した。
朝6時…まさに、Dawn Purple。
この世の終わりかと思うような空の色。
2階の窓からも撮ってみた。
部屋の中は、夕暮れ時のように赤く照らされている。ただし、東から。
これが徐々に高い位置に広がって、色も和らいで、やがて朝が訪れる。


そして8時半の空。
小さい坊ちゃんも、幼稚園バスのなか。



そら  11/3


小さい坊ちゃんと出かけた道すがら、空を見上げたら、美しいうろこぐも。
このちいさな写真では分かりづらい、細かい細かい、みごとなレース模様。
残念なことにカメラがなくて、なんとか携帯で撮ってみた。
うろこぐもって、あっという間に連なって、ぼんやりと大きくなってしまうからね。。


あっという間に消えてしまうものをもうひとつ。
これはちょうど一週間前。いちにち降り続いたどしゃぶりの雨がやんだ、夕方の虹。
短いのだけれど、とても太くて、どーんと地に足ついた虹でした。
この日の夜…
オットーとわたしは、某・NHK不定期深夜番組(生放送)の観覧に。
偶然見ていた近所の子に、「テレビ映ってたでしょー??!!!」と笑いモノにされた週明けでした。
「テレビうつってるって、おばちゃんわかってでてたの??」
はい、分かって出てましたよ。(笑)しかも、全国区。見ていたお母さんに、よろしくね。



コタツ☆ぱらだいす  11/2


谷山浩子の歌のタイトルみたい。「てんぷら☆さんらいず」

寒い雨のあと・・・思いたって、こたつを出しました。


こたつを出す作業をしていたら、暑くなってしまった。やれやれ。
まだ早いよなーと思いつつ、、、これからの朝の冷えこみには有効でしょう。暖房より、断然。
・・・・・
しかし出してしまうと、もう出られない…
スイッチを入れなくても、そこは…コタツ☆ぱらだいすなのだった。。


窓を開ければ、柿にみかんに、たわわに実りの秋。
こちらは、とりたちのパラダイス。