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「不都合な真実」  8/30


昨日、お月さまみながら借りにいったDVDを観ました。
まだ出たばかりの、「不都合な真実」というドキュメンタリー。

先日、この映画を書籍化したものを、購入したのです。
分厚い、映画に忠実な資料編と、資料を的確にまとめたECO入門編があり、
手軽な入門編を選んだのでしたが。。
そしてそれは、映画に忠実でありながらとても的確に、簡潔に、まとまっていたのですが。。

映画の衝撃は、もちろんそれ以上でした。
これは、元・米副大統領であるアル・ゴア氏の講演を中心に、
地球温暖化についての現実と予想を、科学的資料と考察をもとにまとめられたものです。
今後50年、自分も生きているうちに、恐ろしい事態が押し寄せること。
子どもたちが大人になった時に、豊かな地球を、自然環境を、残してやれなくなる。
思えばこれらはすべて、あの愛知万博で、目の当たりにしてきたことではなかったか。
世界にはもっと押し迫った問題がある、と批判する向きもあるようですが、
この事実は、地球上に暮らす、全ての生物の上に降りかかってくる災難なのです。
それも、目の前に迫った将来。

のんきに構えている場合ではないのだ。
今の日本は、わたしの生きている周りは、なんて平和ボケしているのだろう。
そしてこんなに平和なありがたい国でありながら、毎日毎日、
人為的な暗いニュースがあとを絶たないのはなぜなんだろう。

こんなに便利で平和な世の中が、いったい何によって支えられているのか。
「目に見えないものが、見える世界を支えている」
あのことばを胸の内で反芻しながら・・・
わたしは、わたしたちは、もっともっと、想像力を持たなければならない。
そして、それを駆使しなければならない。
そして、実行しなければ。

このドキュメンタリー・・・ぜひ、ごらんになってください。
地球温暖化-CO2削減、と、ECO LIFE、それぞれを分かっていても、
その関係性が希薄だった気がするわたし。
「災いを引き起こすのは、知らないことではない。知らないのに知っていると思い込んでいることである」
(マーク・トウェインのことば)
自分にできることを、今までより真剣に考えたくなりました。



皆既月食  8/29


夕べは、曇りの天気予報にもめげず、
ちゃんとお月さまが顔を見せてくれました。
これは、月食終了前の、右上が少しだけ欠けている、月のようす。
ちっちゃくて、かさもかぶっていて、わかりにくいけど。。


高いマンションに囲まれた住宅街では、上ってすぐの低いお月さまは見られなかったのだれど、
月食の極大(?というのか?)15分前には、我が家からも見えました。
薄いベールをかぶったような、赤い月。
完全に地球の影に隠れるまで見守ったあと、近所のレンタルやさんへ向かいながら、
少しずつ、もとに戻っていく月を観望。
時折、雲に隠れたりしながら、それでもはっきりと肉眼で、
月食の観察ができた夕べでした。

今日は朝から病院で、大崎善生「パイロット・フィッシュ」を読了。
これ。。なぜか、拙作「ガラス窓のある風景」に、構成やら人物名やらが酷似しているのです。
(女性の名前は、漢字まで同じ)
帯にあるあらすじを読んだだけではっとして、気になるけどあまりに似ているのがこわくて、
今まで読まずにいたのだけど。。
ほんとに、テーマから設定から、こわいくらいにそっくりでした。
(でも、わたしは今まで読んでもいなかったので、なぞって書いたわけではないし・・・。)
不可解な思いを抱えながら、、、それでも、作品の核の掘りさげ方がよかった。
どこか透明感があって、せつなくて、、、記憶についての考察は、かなり共感できた。
記憶の集合体として生きている人間。
一度出会った人、ものとは、絶対に別れられない。
それに影響を受け続ける・・・
過去に振り回し周りを傷つけた感性の刃が、年月を経て、自分を傷つけること・・・
共感せずにはいられなかった。
そして、もうボロボロに自分を傷めつけていた昨今、ある登場人物のことばに、励まされた。
なかなか読めずにいたこの作品、内心ちょっと否定しながらも、、、よかったです。



旬?  8/27


閉店間際の、お客まばらなスーパーの、野菜売場でふと耳にした会話・・・
わたしも昨日買った、特売98円の、青森産にんにくの山の前で。

「にんにくって…今採れるんすか?」
「さあ…ここにあるから、そうなんじゃないの?」

アルバイトらしき、男の子の店員さん(先輩・後輩?)が、野菜の箱を潰しながら、
ふたりで話をしていました。
思わずにんまり微笑んでしまった、会話でした。



同窓会  8/26


学生時代の、留学生だった友達からの年賀状が、きっかけでした。
今年は育児休暇を取っているので、それが終わるまでに、一度会えたらいいですね、と。
とはいえ、彼女は台湾在住、二児の母、そして日本語学校の先生。
同窓会をしたとしても、彼女の状況が許すだろうか、そして、全員が集まれるだろうか・・・

6月にゼミの先生に手紙を書いて、同窓会を開きたい旨を伝え、
全員となんとなくつながっているわたしは連絡係(結局幹事?)となり、
みんなタイトな予定を抱えるなか、奇跡的に「この日なら」と空いた(空けた)今日。
5年ぶりの再会が実現したのです。

そう・・・5年に一度、集まれたとしても、あと10回、皆で会えるだろうか。
わたしたちも年をとり、あの頃、ばりばり指導していただいた先生の上にも、
同じ15年の歳月が流れている・・・
そんなことを思い、半ば焦るような気持ちもあり、なんとか今夏・・・と力んでいたのでした。

再会を果たすまでは、緊張、緊張でした。
電話連絡をした先生、先輩以外とは、メールのみのやりとり。気持ちまでは読めない。
それぞれの世界で生きて、それぞれの暮らしを営み、
そんななか、過去の人たちとわざわざ予定を合わせるのは、煩わしく感じられるのではないか。。
うまく時間が使えるだろうか・・・会話ができるだろうか・・・
変な心配ばかりが先走って・・・
でも。それらは、杞憂だった。
駅で落ち合ったとたん、一瞬にして、わたしたちはゼミの空間にいたのでした。
時間を飛び越えたとか、過去に戻ったとか、そういう次元でなく。
確かに、今現在も続いている、昨日からの続きのような、「ゼミ」だったのでした。
先生に、それぞれ遠くから集まってくれた仲間に、深く深く、感謝しながら。

お昼の食事のあと、古本屋から書店をめぐり、
最近のおすすめ本や面白い本を先生に教えてもらう。まさに、ある日のゼミそのもの。(笑)
そこへ、仕事で遅れてきたゼミ長登場。
「写真です〜」って、配られたそれは5年前の、先生の退官記念パーティの写真。(笑)
あまりに自然で、ブランクが5年か1週間か分からなくなるくらいだった。
これにはみんな、バカうけ。
そのあとは先生にお茶をごちそうになり、みんなのいろんな話を聞く。
ゼミ長はみんなの年賀状を持ってきてくれてもいて、話に花が咲く。
あっというまに、夕方。。

今は移転した学校に、先生の「顔パス」で入構させてもらった。
今年の1月、数年ぶりにこの前まで来ながら、中には入れなかった学校。
壊されたと思っていた校舎、実はそのままに残っていたのでびっくり。


3F・奥から2つ目の窓がゼミ室

食堂〜!!なんとまだ現役

なつかし掲示板の横、学生係

入試を受けたボロボロの校舎

たくさん写真を撮って、最後は校門の前で記念写真もゼミ長(三脚持参!)に撮ってもらい、
「センチメンタル・ジャーニーやなあ〜」と先生に笑われながら
(先生は時々、大学図書館の利用で来られているそう)、
懐かしい駅までの道のりをたどり、同窓会は終了したのでした。
「ま、今度は5年後に(写真を)わたすと言わず…」
別れ際の先生のことばがユーモアたっぷり、でも心に響きました。
しょっちゅう会うことは無理でも、こうしていつまでも、ゼミのつづきをしていきたい。
そう強く強く、思った同窓会。
それと同時に、あ、これが自分。という自分に出会えたことにも驚いた。
それは、先生はじめ、仲間のみんなの、自然な空気感のおかげでもあるのだけれど。。
今の暮らしのなかで、人づきあいの息苦しさに縛られ、自分らしさを見失っていたわたしにとって、
自分のなかの、ゼロの位置を感じることができたこと、これは大きな救いでした。
自分らしくあるための照準を、ひとに合わせることはないんだ。
先生が今回も話してくれた、「ぼちぼちいこか」。
あの絵本のように、大阪弁で、ぼちぼちと。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。



まいった・・・  8/22


おひさしぶりの日記です。
みなさま、お元気でしたか?

今月はじめ、ついにぱすこん買い替えとなり、それに伴って、
使い慣れたソフトまでも買い替えてバージョンアップしなければならない状況になりました。
えっちらおっちら、設定してはお出かけし・・・を繰り返していましたが、
さていよいよさわってみようとすれば、なんと使いづらい〜(涙)
なんであのビューが出ないの??
あの機能はどこへ消えたの??
・・・などとあちこちいじっている姿は初心者そのもの。とても更新どころではなくて・・・泣きたい・・・。

今日は2時間かけて、ようやっと、トップページを変えました。
泣きたい・・・。
そんなこんなで、息も絶え絶えに、ぼちぼちと、更新していきます。(↓)
バージョンアップって。。便利になっていくんじゃないのね。。



アボ1号、新緑の季節  8/22


もう2ヶ月ほどになるでしょうか。
わたしのちょっとした好奇心から、こんなことをされているもの。


アボカド1号と2号です。
某お料理雑誌に、こんな実験めいた栽培が載っていたのを見つけ、
食べ終えたアボカドの種を、二度にわたって、捨てられなくなってしまいました。
その、なれの果て。(?)
3号、4号と増えるのがこわくて、それ以来、アボカドは買っていません。(笑)


実はアボ1号は、2ヶ月強にして、やっとここまで成長!
感激ひとしおです。
アボ2号も、1か月以上変化がないのであきらめかけていたら、
ようやく表皮に割れ目が入ってきた!
こうなると、そのうち、根が伸びてくるのです。。乞う、ご期待。


ちょっと写真が暗いけど、左が、上の写真の葉先部分。
それが、今日になって、右のようについに開きはじめました〜。
アボ1号。。立派に期待に応えてくれましたっ。

今後も成長を観察していきます。
みなさまも、お試しあれ。



森に雨を  8/21


我が家のちいさな森に、雨を降らせる。


今、かぶとむしとくわがたむしを一匹ずつ、飼っています。
8月初めに行った、岐阜の山奥でつかまえてきたのです。
かぶとむしはメス。くわがたむしはミヤマクワガタの、オス。
かぶことクワタンという名前をつけられ、(命名・大きい坊ちゃん)かわいがられています。


クワタン近影。かぶこは、昼間は土の中です。
3年ほどかぶとむしを飼って世代交代させている義妹が、「かわいいでー」と言っていたのを、
「かわいい…のかあ…」と、半信半疑で聞いていたわたし。
しかし、、、確かに、、、
飼うとなんてかわいいのでしょう〜。
ムシは苦手なはずなのに、不思議なものです。
こんなものを買い揃えるなんて、想像もつかなかった、昨日までは。(笑)


夜な夜な現われては、おしりをふがふがさせながらえさを食べちらかすかぶこ、
小バエ防止シートを破って、朝にはふたとの間に挟まっているやんちゃなかぶこ。
触ると威嚇するように角を広げるクワタン。
元気いっぱいに動いている彼らを見ていたら、やっぱりかわいいのです。
そうしてわたしは今日も、ちいさな森の前にしゃがみこんで、雨を降らせる人になるのでした。